もりわじん絵日記 2003. 8
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8月10日 (日)  [617] 食う・寝る・あっデブ

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むしむしのデカデカ晴れ。
こないかと思っていたが、そんな人間の下らん思いに無関係に必ず確実に間違いなく同じ頃に年一度きつづけている、本格的な夏ですね。
昨日の雨で道が枯れ葉だらけなので、さっさと掃除を済ませる。
今日は午前からマエノッチが搬入の為やってくる。
水風呂に入りさっぱりし、作品を撮影し、梱包、車につめ池袋に出発。
道は込んでて、時間もかかる、久々の大都会東京池袋。
現場に着く。
やっぱ、写真とは違うもんだね。
そんな前イメージを捨て、新たな感覚で眺める。
オーナーと店長を紹介され、人柄と展覧会会場を把握する。
といっても、玄関先の4段のガラスケースだけだが、これで、池袋全体に梶井基次郎のレモンを置いたつもり‥
さて、どうなることやら。
楽しみである、なにせ、一癖あるデブな名作ぞろいだから‥
このあと谷中のふくふく猫と猫町に挨拶に行き、デブな旅人と会いビールを飲みながら、ウツの話しを聞く。
ウツの時はずぅ−ッと寝ているらしく、夢の中に知らない街を持っていて、そこによく行くらしい。
あの角のおばちゃんどうしてるかなぁ〜などと言っている‥リアルな街の地図でもかけそうな雰囲気だ。
もしかして、どっかにそっくりな本物の街があって太ってないソウの旅人がいたりして‥
さて、明日は倉敷だ、さっさと寝ようとしたらテレビでプライドという格闘技をやっていて、見ちゃったら興奮して一睡も出来なかった‥まったく出かける前の夜は興奮しちゃいけんわけだ‥


8月9日 (土)  [616] 旅すっぱい

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台風です。
昨日の夜、デッキの上に空の水鉢置いて12時間後の今朝見たら120ミリの雨量。
一晩にこの街一帯全面的に12cmの水が上に重なったことになる。
すごい量だろうな!
しばらく流れないでそのままだったら面白い光景だね。
映像とかではそのようなこと出来るかもしれないが、今僕の目の前にあるのは、そんな平面的なものではなくもっとリアルなものが見えてる‥幻覚か?。
テレビを見ると西の方ではすごい雨らしく家々が床上浸水、中学生ぐらいの女の子4人がリュックを背負って駅で立ち往生している。
旅かぁ〜、旅にはハプニングがあった方がおもしろイ。
台風災害そっちのけで、旅の楽しさに微笑んでしまった。
旅とは、先が計画通りいく方がいいのであるが、いかないってなると、みんなの心の奥が表面化したり、一つにまとまったり、様々な変化が起き、計画通りいった旅より結構思い出深いものになる。
旅なんてのは、ただ、どこかへ向かって移動し、一応帰ってくるだけだから、計画・無計画に関係ないわけなのに、無計画の方が面白かったり刺激だったりする。
未来が解らないって事が生きることへの創造力を働かすのだと思うね。
今日は一日雨降りで、作品の最後の仕上げのスプレーが出来にくく、夕方やっと小雨になり屋根のある玄関で吹き付ける。
これで、あとは明日展示するだけ。
みなさん、池袋の『わかんざ』というお洒落な居酒屋でやってるからいってね、10月末まで。
詳しくは猫町HPの全国猫アート展情報見てね、地図ものってるよ。


8月8日 (金)  [615] 心次第

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この間、大鉢に一匹白っぽいメダカを発見した。
あんまり元気ないみたいだし、珍しいと思い、澄みきったリュウキンカの植えてある水鉢に移動した。
大鉢の水白く濁っているから白いメダカになったのだろうか?
沢山作って新種のホワイトメダカとして大儲けしよう‥ゲへヘヘ、と、今朝、エサをやっても白メダカは姿を見せない。
植物を退かして水底を眺めてみたら、死体が一つあった。
ン〜残念、しかし、なぜあのメダカだけ白かったのだろう?
それにしても、大鉢の水はほんとにおかしいのかも‥
池からオオカナダモを取って大鉢に植える。
これが、浄化の役目をしてくれればいいのだが‥
雨が降ってきた。
止んだり降ったりとすごい‥台風だって。
夕方、絵付けも終わり庭を眺めたら、倒れている植物を発見、竹をさして紐で縛る。
ススキは塀にネジを差し込み紐で束ねる。
夜は、カッパを着てプランターやイス・テーブルなどなど、外にあるものを強風が来た場合の事を考え片付ける。
雨がザーザーとカッパを着た頭にあたると気持ちいい‥転がりたくなる。
雨が降ると服とか靴が濡れるし、びちゃびちゃで外出るのも嫌になるけど、カッパ来て濡れちゃうと、もう楽しくなっちゃう。
そして部屋戻り、強い雨の音とか風で揺れる木々の音を聞くと、又嫌気がさし気が沈む。
変なものだ、雨から逃げようとすると気が沈み、自然現象なんだから仕方ないと雨と戯れようとするとやけに楽しい‥同じ雨なのに。
気が晴れるも沈むも心次第ってことかね‥
かといって、雨と遊ぼうと、川や海など眺めにいって、事故なんかに会っちゃうバカいるんだよね‥程々にせんと。


8月7日 (木)  [614] 育てる

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起きたら足が痒い。
なんと、ノミにやられている、4ケ所も‥まったく。
ベッドの下にいるんだろうか?
しかし、いくらなんでも、このベッドの高さまで跳んでこないと思うけどな。
かなり跳ぶとは聞いているが、ベッドの下のノミがベッドにいるワシの足の温度や匂いをキャッチするのだろうか?
「お!見えないけど、ビルのてっぺんに獲物がいる気配がするのみ‥」
それとも、わしが寝ている間にイゴこっちがやってきて後ろ足で首筋掻いてノミを落としていったのかも?
一匹でも落ちたら、もう4ケ所ぐらいすぐだろうな‥ア〜それにしても痒い。
池を眺める、赤いスイレンとキンギョモの花が咲き、あら?
トチカガミだと思っていたのはウォーターポピーだったみたい。
トチカガミは白い花、ここに咲いているのは黄色い花。
ということは、去年全滅したと思っていたウォーターポピーがスイレンといっしょに根が生きていてこの池で育ったのだろう。
寒さに弱く冬を越せない植物と思っていたがちがったようだ。
最近は暑いっす、本格的な夏ですね。
ワシ、寝るとき以外は、ずぅ〜っと半ズボン一丁で上半身裸。
去年ぐらいまでは、裸でいるとすぐお腹冷えるし、寝るときなんかは腹巻きしてた時あったから、ほんとずいぶん丈夫になったもんだ、嬉しいね。
ラーメン食うと度々ピーになったけど、そんなこともとんとない。
ン〜さすが、日頃の前向きな姿勢、訓練と忍耐だね‥なんちって。
まあ、この前向きさは総てを育ててる感じで、自分も動植物も丈夫になるし気がかりもなくなり気分もいい、いい作品も自然とできる。
…『育てる』ことこそ、天や宇宙や大自然の基本、人も同じ。
これに気付かないことを無知というのです。
無知は総ての災いの元です。
…まあ、なんでも根気強く慈悲深く育ててみよう、決して諦めず、無理せず‥


8月6日 (水)  [613] 枝分かれ

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昨晩の大雨はどこへやら。
からっと晴れ〜
草取りして、家の周りを掃除して、デッキにモップがけし、池に向かう。
新しい情報なのだが、ハスは水温がまるで風呂の湯ではないかと思えるぐらい高い方が良く育ち花を咲かせるんだって。
それでか〜、去年2つの水鉢にハスの苗を植えたが日当たり良い方だけ咲いた。
でも、あまりに水温が高いので、メダカが死んでしまうのではと日陰に移したら、ハスの花は途中で不完全燃焼してしまった。
もう一つの水鉢は今白く濁ってしまうやつで、これはダメだった‥やっぱり日当たり悪いんだろうな。
白く濁るってのも問題だし、どこか日当たりいい所に移動するか‥白く濁る原因ってのはハナモモの樹液だと思うんだなぁ〜たぶん。
今日は倉敷三越のリスト作りで半日つぶす。
作品の種類が多いので、なにが何やら解らなくなる。
やはりタイトルと作品が一致しないといけないから新作のタイトルなんにしようか悩む。
大雑把に区切ってタイトルを少なくすれば楽なのだが、チョットの違いがけっこうすごかったりするから、チョット違うタイトルをつけないと、後で、あれほしいといわれても解らなくなってしまう。
それでも、一点一点みな違うタイトルつけてるわけではないので、なんとなく似てるのは同じタイトルになってしまう。
それと、面倒になって同じタイトルにする事もある。
ところが、後で、同じタイトルなのに変わった作品をどこかで発見した時、自分で驚いてしまう。
ア〜こんなに微妙な表情の作品作ってたんだ〜とね。
そこで、そこからもっと違う方向へ変化する作品づくりが始まる。
木の枝分かれのようにあっちこっちに広がってゆく。
何事も一本道ではない‥物事やってる脳細胞がそうだからね。


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