8月21日 (木) [627] サウナ童
やっと!夏ですね。 なんか、体も頭もむずむずします。 窓全部を全開にして、今まで湿っていた家の中の隅々まで風を送る。 よくよく眺めてみるとサッシや窓ガラスにカビができている。 いろいろ探して、雑巾で拭く。 風呂場の水風呂桶の裏を見たら、サウナの木のドアに小さい白っぽい虫がいっぱい。 この虫は、よく本を読んでいるとうろちょろ出てくる、あの虫と同じかな。 水桶の位置をサウナから離し、排水口の上に移動する。 しかし、これでは、排水が出来ないので、水桶の底をグラインダーで削って溝をつける。 風呂場じゅうに桶のプラスチック粉が舞い散り、掃除が大変だったが、水風呂の位置が変わったので、、風景が違ってなかなか新鮮。 ところで、この風呂場、1人用サウナがついている。 息がつまる程狭い所で、まあ、面白いから何度か使ったが、それほどでもない。 しばらく入っていると暑くてボーッとするのか、酸素不足でボーッとしているのか解らない、それに電気代の無駄。 それで使わなくなってドアの前に水風呂桶を置いて開かずの間になっていたのだ。 久々に開けてみたら、中にサウナ童がひからびていたりして‥ このサウナを取り除き、そこに据え置きの水風呂を作り、でかい南国の植物置いて、ハワイアンソングをかける。 最近ハワイアンソングもイズラエルに始まりハパにハマり、ギャビィと増えている。 夏らしい天気の時は、最高だろうね! 夜、サウナの虫退治を兼ねて、ひさしぶりにサウナに入る。 水風呂と交互に3セット、いや〜〜すごい、いいっす。 頭ボ〜ッとして、死にそう。 やっぱ、サウナこのままでもいいかも‥
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8月20日 (水) [626] 一歩一歩
曇っているが、まあ、夏らしいね。 朝はさっさと庭掃除し水風呂はいる。 とにかく粘土いじりばんばんやらねば、いくら作っても足りないぐらいだ。 責任感強いけど時々面倒になって暴れる招き猫業界をしょって立つ男、そうむざむざと不景気気分などにのせたれてたまるか! 10年以上も前、バブルが弾けてプスプスいってる日本の景気に新鮮な幸せ観をもたらしたのが、猫神様率いる現代の招き猫達で、人々はこぞって、自由で愛らしい猫の表情と仏のような慈悲深さをあわせ持った置き物を手に入れた。 家の中に現代の招き猫があることによって、昔の招き猫と違って、子供のような無垢な表情は見る者を楽にのんびりと癒し、不景気なんか知らないわと明るく元気に立ち直らせたのである。 さて、今またこの天候のように世の中ぐずついている。 ボクは、自分の好きなことをやって、ただ、のほほんと暮らしていくために猫を作っているわけではない。 世界とボクはイコールなのだ。 …世界の環境やいろんな外部が関係して自分は生きている。 あなただって世界とイコールなのだ。 あなたが身勝手なら世界だって身勝手だ。 あなたがずるいなら世界だってずるい。 逆もまた真実。 世界がこのようにいたるところ傷だらけなら、あなたの心も傷だらけなのだ。 この世界に傷や迷いや苦悩があれば、招き猫のように手をかざしてあげねばならないだろう… ボクの手はそれほど大きくはないので、猫の手を借りて福を招く猫の手を日々粘土いじりしている。 旅は始まったばっかり、世界は広い、一歩一歩しっかり前進しよう‥ちゃんと良く見て。
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8月19日 (火) [625] 深海魚の目
なんじゃ〜この変な天候は? 10年ぶりとか云っているから、これも長いスパンでやってくる夏なのかもね。 変、で思い出したが、ズンチン君が、足に深い魚の目ができて手術して2cmぐらいえぐりとって歩けないらしい。 骨が見えちゃうんじゃないかしら? だから言ったんだよ、ガソリンは止めろって! 15年程前、ズンチン君、シルクスクリーンという技法で版画をやっていた。 これは、道具の汚れを洗うのにトルエンという純度の高いシンナーを使う。 ズンチン君、洗い終わった後の布を鼻の前に持ってきて吸ってみた。 あら?気持ちいい、幻覚が‥ とうとう癖になって、人との約束は守らないわ、おかしなことは言うわ、こもるわ、険しい顔で目つきも悪い。 注意したら、面白いからいっしょにやろうって、反対に誘われてしまった。 よし、つまらなかったら、もう止めろ、といっしょにやったら、部屋の中電車は通るわ、電話がなったら電話が巨大化するわ、面白いって言えば面白いのだが、頭痛がする、呼吸困難に落ちて死にそう。 結局、止めさせ、トルエンを取り上げた。 それからズンチン君、幻覚にハマっているので、いらつく。 金はないし、なにかもっと簡単に手に入るものはないかと‥ふと乗っているバイクのガソリンを吸ってみた。 ア〜これはいける!リッター百円そこそこで安い。 これにハマり、別に禁止されてないわけだから堂々たるもん。 会うと、口はガソリン臭く、彼が入った後のトイレは排気ガス臭い。 お前は車か! いくら止めろと言っても止めず、とうとう、時は経ち悪は巡り巡って深みにハマり妖怪深海魚の目が足にでき、えぐり取られ歩けなくなってしまったわけだ。 風がふけば桶屋が儲かる、と言うことわざがあるように、ガソリン吸えば魚の目ができる、と言うことですかね。 まあ、静養して車は止めて人間になろう。
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8月18日 (月) [624] カナカナゼミ
何年と音信不通で、世間から遠ざかった君へ。 『お元気ですか? もう、ここに引っ越してから、東京が遠退き、三茶にも、1年以上いってません。 アパートも、とうとう引き払いました。 ここに根を下ろしています。 SSとカナカナゼミの声を聞くと、A君を思い出すねと、話しています。 ずいぶん会ってないですね。 このまま、ず−っと僕らは会わないのでしょうか? 人それぞれの人生がありますので、それでもいいと思いますが、ただ一つ心残りなのが、僕とSSで買ったこの家、そして二人で作った庭や畑を見てもらえない事です。 僕らが初めて買った大きな買い物です。 A君、一人で問題を抱えないで下さい。 こんな言葉があります。 「大事な事は自分で決めちゃダメだ。他人が決めて失敗したら悔いが残る。しかし、自分で決めても悔いは残る。自分で決めたからしょうがない。そうやって無理矢理自分を押さえる。いいかい、人間っていうのはつらい事があると誰かのせいにしないと生きてゆけない弱いものなのよ。そうやって精神の安定をはかってきたのが庶民の知恵なの。だから、大事な事は自分で決めちゃダメ。全部、自分が背負って生きるって大変なんだから‥」 一理あると思いませんか? 初めて聞いた時、見逃していた解答を得たような爽快感がありました。 君が来るなら、他は誰も呼びません。 君の心を脅かす手合いは叩きのめします。 僕らは君を守ります‥チョット大袈裟ですが、大事な事は僕に任せなさい。 ぜひ、遊びに来て下さい。 3人で、庭でバーベキューをやろう、カナカナゼミの声を聞きながら‥ それでは』 その後、彼と連絡がとれ、今日彼がうちにやってきた‥生きてて、とても嬉しい。 ‥カナカナゼミが庭の梅の木で鳴いていた。
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8月17日 (日) [623] じゃがたら
なんとなく雨は上がったが、曇りで、時々霧雨が降る。 道路や芝生上にたまっている枯れ葉を掃除する。 池の中のスイレンやハスの枯れた葉っぱも取り除く。 キャラボクの下に置いていた三茶のアトリエイスが雨と日光でいたるとこ裂けて折れてしまったので、焼く。 燃えているイスを見ながら、長い間世話になったイスなので少々しんみり気分になる。 ‥なぜか、10年以上も前、友人が火葬場で焼かれた時、涙が止まらなかったことを思い出した。 友人はミュージシャンでじゃがたらの江戸あけみ(♂)という名前で30才半ばぐらいだったと思う。 ちょいと精神がいかれて医者から貰った安定剤かなんかを飲んで風呂入り寝てしまい、そのまま溺れてしまった‥ヤバかったのが、奥さんが発見した時、風呂は火をつけたままでお湯が沸騰してたことだ。 そんなに親しくはなかったが、それでも泣けて涙が止まらなかったのだから、ほんとに身近な人が死んだら、どれほどつらいのだろうか? ところで、一応仲の良さそうな人の事を友人というが、ほんとはそんな人ひとりもいないのではなかろうか? 仕事関係でつきあっている人は大勢いるが、やはり仕事上の付き合いであるから友人ではないだろう。 いかに仕事がスムーズに楽しく嘘偽りなく素直に面白く前向きに進むことが前提であって友人ではない。 庭に時々仕事とは無関係な人が集まるが友人というより腐れ縁や閑人や大バカ共だ。 自分が好きな人を友人と思っても、向こうが好きでもなければただの思い込みだ‥ ‥そんなこと考えている間に、イスは燃え尽きた。 友人などという言葉に関係なく、全て出会った人を大事にしたいものだ。 この広い地球上で、偶然なにかの縁で出会ったのだから、それは確かに大切な人たちであろう。
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