8月17日 (日)  [623] じゃがたら

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なんとなく雨は上がったが、曇りで、時々霧雨が降る。
道路や芝生上にたまっている枯れ葉を掃除する。
池の中のスイレンやハスの枯れた葉っぱも取り除く。
キャラボクの下に置いていた三茶のアトリエイスが雨と日光でいたるとこ裂けて折れてしまったので、焼く。
燃えているイスを見ながら、長い間世話になったイスなので少々しんみり気分になる。
‥なぜか、10年以上も前、友人が火葬場で焼かれた時、涙が止まらなかったことを思い出した。
友人はミュージシャンでじゃがたらの江戸あけみ(♂)という名前で30才半ばぐらいだったと思う。
ちょいと精神がいかれて医者から貰った安定剤かなんかを飲んで風呂入り寝てしまい、そのまま溺れてしまった‥ヤバかったのが、奥さんが発見した時、風呂は火をつけたままでお湯が沸騰してたことだ。
そんなに親しくはなかったが、それでも泣けて涙が止まらなかったのだから、ほんとに身近な人が死んだら、どれほどつらいのだろうか?
ところで、一応仲の良さそうな人の事を友人というが、ほんとはそんな人ひとりもいないのではなかろうか?
仕事関係でつきあっている人は大勢いるが、やはり仕事上の付き合いであるから友人ではないだろう。
いかに仕事がスムーズに楽しく嘘偽りなく素直に面白く前向きに進むことが前提であって友人ではない。
庭に時々仕事とは無関係な人が集まるが友人というより腐れ縁や閑人や大バカ共だ。
自分が好きな人を友人と思っても、向こうが好きでもなければただの思い込みだ‥
‥そんなこと考えている間に、イスは燃え尽きた。
友人などという言葉に関係なく、全て出会った人を大事にしたいものだ。
この広い地球上で、偶然なにかの縁で出会ったのだから、それは確かに大切な人たちであろう。