1月26日 (月) [773] ラブテク
あ〜夜中咳が出てしんどかった〜 人が苦しんでるのに、モミジが、うざいな〜動くなよ、と、う〜う〜唸る。 まったく、とんでもない猫じゃ、思いやりってもんがないのか? チャイも似たようなもんだが、こやつら血統付きの猫は偉いっちゅうか、血が濃いからバカっちゅうか、己の満足のためだけで、協力とか助け合うという精神にかける自己中心、生の全体を把握できてない。 何回生まれ変わっても無我の境地も愛も真の自由も理解できない無知蒙昧犬畜生だ‥猫だけど。 せっかくチャイをモデルにして、猫神様なるものを創って猫の美しき存在をアピールしてあげったっていうのに、よ! ‥それとも、ワシが猫に創らしてもらったのに、猫に感謝しないで年寄りは使い捨てのように邪険に扱っているから、ふて腐れて嫌がらせしてんのかな? それならそれでワシも反省しなければいけないが、だいたい、嫌がらせするようなやつは、やっぱ、エゴの固まりで不自由で愛の無いやからよ‥まったく、あっち行け!とベットからモミジを追い出す‥ダァホが!ゴホゴホ‥ 最近イゴこっちがアンニョンのペペ舐めたり尻追いかけ廻してのっかろうとしている。 そろそろ盛りかな?かなり金玉もでかくなってきてるからね。 ところで、ポチくんも金玉ないくせアンニョンにのっかろうとする。 金玉のカスか卵のかけらでも残っているのだろうか? ポチくん、見た目はカストラートみたいで、子供の頃に金玉を去勢することによって声変わり以前の美しい声帯を保った歌手、それっぽい色男。 だからメスを追うというより、近所のサバトラのオスに追いかけられている。 サバのやつ、6キロあるポチくんより頭も身体もずいぶんでかいから、ポチくんなどは美少年。 あのサバがポチに男の味を教えアンニョンもやられた日には、うちの猫はサバの配下になってしまう。 イゴ、許嫁のアンニョン取られるな!、家の中には敵のサバはいない、思う存分密室の愛のテクニックを見せてやれ! バック一本しか脳のないサバなんかにまけるなよ!
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1月25日 (日) [772] ゴホンゴホン
晴れ時々曇りかな。 今日は日曜日で大工さん休み。 日曜など今まで気にしたことなかったが、なんとも日曜が嬉しい。 咳が出て苦しいので、のんびりしたかったのだ。 ア〜今朝はだれもやってこないんだ、のんびりだ〜、とにかく寝るぞ〜 昨日はコホンコホンという咳でどっかの映画で見たような結核患者のような咳だったのだが、今日はそれに加えてゴホンゴホンという咳が出て胸が苦しい。 解体の時のホコリが肺の隅々まで入ってしまい、なんとかそれを外に出そうとしているのだろう、ゴホンゴホン‥ よくまあ、解体屋さん、マスクもしないで、あんなホコリの中いられるものだ。 喉とか肺おかしくならんのかねぇ。 鼻毛がすごい出てたから、喉にも毛があるのかも知れない。 それとも、いつもホコリ吸っているんで、肺に、ホコリを簡単に外に出す機能ができているのかも知れない‥小さな職業上進化だね。 ハックルさんなんか、この間胃を三分の2も取ったばっかりなのにガンガンぶっ壊しやってるんだものびっくり。 この間も夕方いきなりやってきて、今、品川の現場の解体やっているんだけど、レストランなもので営業終わってから朝方までやってるんだ、と顔から粉吹き出しながら語っていった‥本職はシェフなのにね。 顔の粉だが、アトピーかなと思っていたが、たぶん肺にたまったホコリを口からだけでは足りないので、皮膚の表面からも出すシステムを持っているのだろう‥ 起きて、陽に当たりながら、のんびりいらん材木を燃す。 アトリエを眺め、どこに照明をつけるかとかテーブルの配置などを検討する。 梁と梁などの接合部にある緩んだボルトを締める。 この家が建てられて20年という間に材木が痩せたり軋んだりしたせいだろうかは解らんが、ボルトが手でまわせるぐらい緩んでいる。 それを締め、あとは、突き出た釘を抜く。 汗かいてしまった、ア〜しんどい、風邪本格的になってきたみたい。
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1月24日 (土) [771] むせる
くもり、今日は喉はよくなったのだが、胸が苦しくむせる。 最近ウツからよくメールがくる。 かなり元気になったみたいで、一緒に小津安二郎映画を見に行こうと誘われるのだが、そんな暇はあるわけない。 こちとら建築現場に住み込みで、朝早くに門を開け、暗くなって職人さんが帰ってから門を閉めるという日直宿直をやっているようなもの。 また、この床暖房工事が終わったら、荷物を元に戻してむき出しになった壁や天井を自分で修理しなければならない。 4月に個展も控えているので粘土いじりもしなければならない、注文の猫神様もシャム猫も蛇ピー猫も創らねばならない、大忙しなのじゃ。 ところでウツほんとに元気になったのかな? 去年の暮れ本を奨めた。 ウツとはインドで出会った仲だから、100年以上前の人だけどインドの哲学者クリシュナムルティの本読んだことあるか?と聞いたら知らないという。 その本はワシが1ヵ月程入院した時、身動きもままならないしたっぷり時間があるので、じっくり読めて、かなり心が楽になったもの。 よく、ワシの絵日記にも彼の言葉を引用したりしている。 それを読んで元気になったかどうかは知らんが、何はともあれ元気になって嬉しいよ。 嬉しいついでに、横浜ランドマークの個展だがかなり評判がいい、これも嬉しい。 すっご〜い、とか、鳥肌たった、とか、いろんなメールを頂いている。 マ、自分でも驚くくらいだから、みんな、腰抜かしてへたり込んで、大声で泣いて泣いて、一体何の騒ぎだと人が大勢集まって拝むわ叫ぶわ、ワ〜パニックだ〜、インドの山奥で修行積んだ哲人が空から現れ、あ〜ハッピーヘラヘラナチュラルハ〜イ‥ガハハハハ、こんな作品人間の歴史始まって以来なかった未知未知みっちゃん、などとひとり悦に浸り、また、猫神様創作意欲が湧くのであった‥じゃんじゃん。 それにしてもむせる、コホコホ*
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1月23日 (金) [770] 歯茎
なんと、朝6時半に大工さんがやって来た。 早起きだなぁ、一体何時に起きてんだろう?まだ20代なのに。 しょうがないから起きることに。 これが新築だったら住んでる所が違うので設計監督さんにお任せになるから、のんびり昼過ぎにでも現場に出かけ、どうなったかんなぁ〜我が家、などと楽しく眺められるのだろうけど、今は、足の踏み場もないような荷物とホコリの現場暮し、朝から晩まで大工さんらのお茶汲み&指示まで時に出さねばならない。 体調悪くもなるが、昨晩はややぐっすり寝たので、やや復活。 朝、歯医者さんにでも行こうと思ったが、この間の解体屋ゾウさんの傷を針で縫う、を思い出し、そこまではいかないが、まち針の先に火を当て消毒し歯茎の腫れに刺す。 痛みはなく血が出る。 指で膨らみを押してしぼると痛い。 やや腫れは無くなる。 血と一緒に膿かなんか出てスッキリになるかと思ったらそうでもない。 まだ腫れは残っている。 しばらく様子を見よう‥自然治癒力なるものがあるんだから。 今日は床下にあった風穴を全部うめ、基礎のコンクリートの周りに断熱材としてスタイロフォームというハポスチロールのようなものを一面に貼る。 これで空気の流れを遮断し魔法瓶の構造のようにする。 次に、早起き大工さんの手で、床が貼られた。 木の束を立てるのかと思ったらボルトの付いた鉄の棒で束代わりにし、その上に木のクズを圧縮した20ミリのパーチクルボードを置く。 ボルトで床の水平を調節する‥こんなの始めて見た、新しい技法が出てきてんだね。 うちの床下はベタ基礎といってコンクリートで覆われていて土がないからこんなことができる。 その上にコンパネを貼る。 ホホ〜あっという間に床はできちゃった。
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1月22日 (木) [769] あだうだ
天気はすこぶるいいのだが、どうも風邪気味でよろしくないっす。 いっぱい服着込んでマスク二重にして毛糸の帽子をかぶり背中にカイロ貼って栄養ドリンクとカッコントウ飲んであったかいビニールハウスでうだうだしてます。 大工仕事は手伝うことがほとんどなく、今後のための観察だけ。 しかし、ただボーと見てるわけにもいかない。 天井はどうする、電気の線はどこにもってゆくなど変更や直しがいろいろあって、毎度毎度ここはどーしますなどと質問されると、場当たり的ななるようになるだろうイメージだけしか持ってなく、完全な未来の構想がないので答えることができない。 なんとなくその場で考えて答えたりするのだが、数時間するとそれではダメだと気付き変更になる。 そんなのが何度も続くと、大工さんにも悪いからと余計な気まで使い、風邪気味で気など使うエネルギーも僅かしかないのでますます体調が悪くなる。 かといって、答えないわけにはゆかないので、ビニールハウスの中で、今までの質問の解答、こちらからの質問をノートにまとめる。 いやはや、大変なもんだね。 これで、新築を建てるなんて言ったら何千万とかかるすごい買い物だから一気に歳食ってしまうくらいエネルギー使うんだろうね。 それで、欠陥住宅やられた日にャァ〜、あ〜た‥気が気で‥ だからしっかりした設計屋さんに任せるのだろうけど、それだと金がかかるし、それよりなにより図面どうりってのが面白くない、ワシの場合。 やっぱ、自分であーだこーだ模索しながら毎日変化して造り上げてゆくプロセスが楽しいんだよね。 ただ、今は風邪気味でなんもかんも早く終わってしまえーという気持ちだけどね。 ア〜だるい、歯茎は痛いし。
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