1月21日 (水)  [768] 釘抜き

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はれ、工事三日目。
ホコリ山ほど吸ってるなぁ、そのせいか、喉が痛い、この前とは別の奥歯の歯茎がはれている、寒気もする。
精神が落ち着かないんだろうね、寝不足と慣れない労働。
風邪でも引いたのかな?ヤバイな〜ワシ風邪ひくと何日とノリが悪くダウナーな考えをして脳が働かない。
こうやって思うのは、被災地の人たちって大変なんだろうね、どこいたって落ち着かない、トイレだって風呂だって落ち着かないもの‥
解体は終わったので、今日から大工さん。
昨日までとはまた違う人種って感じ、みなさん無口で落ち着いていてキメが細かい、やはりミリ単位でものを見ているからだろうか?
ややダウナー気味の今日のワシにはちょうどいい。
大工さん曰く、この家は総ヒノキでできていて、床下の束や大引きなどもいたるところヒノキらしい。
え!なんでわかるの?
確かに匂いを嗅いでみたらヒノキのイイ薫り。
昨日解体の時、太くて長い木は釘を抜いて取って置いたが、他何十本と捨ててしまった!なんと、勿体無いことを‥
小さい木だって細かくノコで伐って袋につめて風呂にでも入れれば、ヒノキの香りで最高なのに‥
ン〜柱や梁はヒノキだってこと知っていたが、壁や床が合板や壁紙などと安普請なので、まさか見えないとこまでヒノキとは思っていなかったのだ。
この家は、基礎と構造は他の家になくしっかり造ったんだね。
ところで、大工さんに正月に拾ってきた木は何か聞いたら、分厚いのはヒノキ、板は松、松は磨けばとっても美しくなる、って。
大工さんなるもの、木を見ただけで何の木か解るってのがすごい。
感心してしまった。
ひとついいこと教わった、頭のない釘や錆び付いて抜けない釘の抜き方、試しにやってみたら見事に抜ける、すごいもんだ!
それにしても、寒気がするわ、ハヨ寝よ。