もりわじん絵日記 2004. 1
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1月11日 (日)  [758] 寝床

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天気よし。
寝不足じゃ〜
昨日の荷物運びで力仕事したせいか火照って寝つけない。
それに加え、夜中またイゴこっちが何度も吐く。
ピエ〜と泣きながら吐くものだから、なんとも切ない。
布団の中に入って丸くなりゴロゴロする、と今度はモミジが、何であたしの寝る所にいるのよ!と、う〜う〜唸る。
別にイゴこっちがそんなに近くにいるわけでもないのに、まったく自己中心なモミジじゃ、イゴこっちが苦しんでいるのがわからんのか!少々席譲れよ!
イゴこっちは布団の中にいて吐きたくなると急いで外に出なければならないのでワシの右側に置く、左側には壁がある。
モミジはいつもこの右側に陣を取っている。
しょうがなく、右側を広くあけ2匹がぶつからないようにワシが左端に寝る、それでも唸る。
そもそも、イゴこっちはまだ小さいしワシの脇の下、モミジは布団と毛布の間に入るから直接イゴこっちにぶつかることはない。
それなのに、イゴこっちのゴロゴロ幸せ感に嫉妬し腹立ち、ワシがチョッと動いただけでも唸りガーガー言って出て行く。
いつもはワシが動けば猫なで声で可愛こぶって、いや〜ん、動いちゃイヤ、なんて言ってるくせして。
出て行ってそのまま戻らなければいいのだが、忘れてしまうのか何分かすると戻ってきて、同じことをくり返す‥イゴこっちとの席取りのことは忘れているのだが、いつもの猫なで声が出ないから怒りの感情だけは持続しているみたい。
それではと考え、ベッドの右端ぎりぎりのところにイゴこっち、次にワシ、左側を広〜くモミジに与える、これでどうだ、モミジ!
ところが、狭くて入ることのできない右側に無理に入ろうとして入れず唸っている、呆れたものだ!
とうとう朝になってしまったではないか!
朝方モミジを捕まえ左側に押し込む、何のことはない静かにしてる、そこでいいんじゃん!
だったら、最初からそこで寝てろよ!バ〜ロ!


1月10日 (土)  [757] 無国籍珍種

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イイ天気です。
さ〜やるぞ〜アトリエの引っ越しじゃ〜
まずはパソコンルームにあるものを、この前、空にしてフローリングを敷いた2階のベランダルームにどんどん運ぶ。
あっという間に昼になってしまった。
風呂に入りビニールハウスで、シーマサ呼んでコーヒー&パンで昼飯。
この間の夜と違って、太陽燦々の日中は精神が解放してるから話も天まで突き抜けておもしろい。
ワシ、日の下が好きだからね。
シーマサは、アフリカ・インド・アジア・メキシコなどを旅してる間に、今の妙なジュエリー作りにハマってなんとなく職業になったらしい。
最近は流木で何か作っている。
まだまだ決まった職業でもないからなんでもやりたいみたいでかなり前向き。
それに知識欲旺盛で、ワシが持っているビデオや本などに興味湧く。
な〜シーマサよ、個展とかやる気はないの?
色男だし、タッパもあるし、珍しい名前で、どこ生まれかわからんから、けっこう不思議な人気が出たりして‥
ワシのプロフィールなんか、名前がわじんで日本生まれで始まるものだから、時々、モンゴルかフィリピンか雲南省辺りの人ではないだろうかと不思議がられ、どこの人ですか?って聞かれる、父の名前はジュチといって母はロシア人で育ったのはニューヨークなどとホザいてました‥面白いことに、ワシの父親は目の虹彩の縁がブルーなんだよね、どっかよその血を引いてるのかもね、多国籍雑種それとも無国籍珍種。
シーマサもプロフィールに、ニューヨーク生まれかも?って書くのどう?もしくはロンドン生まれだっけ?それとも北京ダック、なぁ〜んてね。
‥シーマサってのは、ワシが勝手につけた名前だけどね。
さて、コーヒータイムも終わり、パソコンルームのなにもかも2階に汗かきながら運び、パソコンを元通りつないでお終い。


1月9日 (金)  [756] 早熟

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イイ天気が続いています。
最近起きるのが遅い。
ここ何日と若い頃のように心の隙間や退屈を楽しく満たそうと、夜中まで飲んで騒いで警察まで呼んじゃって、晩年を静かに田舎暮しする老人予備軍ではなくなっている。
朝のゴミ捨てもやってないから、ゴミがたくさんたまっている。
やばいっす、このまま自堕落こいて、もういいやとゴミの家に住んでも平気な性格になったら、そのままどんどん面倒臭くなって、ウツのように大好きな風呂なんかも面倒になり、大工仕事も本職の粘土いじりまでもやる気失せて、誰かが世話してくれるまで意地はって暗く僻んで待つような引き籠りで依存心の強い‥
‥依存とは対応するものあって始めて存在するものであるから己個人では存在してない。
‥つまり不在ってこと。
‥いるのにいないのでは、頭が分裂して完全な幸福も楽しみも心地よさもない。
今日は作品を外に出して乾かす。
イゴこっちが乾く一歩手前の粘土が好きで噛みついたり舐めたりするので、家の中に閉じ込める。
外はあいも変わらず陽射しがよく乾燥していて風もあって粘土乾燥にはバッチシ。
見る見るうちに乾いてゆく。
それにしても、どこかにいってしまいそうな心地よさだ。
これは、この天候で乾燥が早いので、まだ意識がついたままの身体の水分が宙に昇っていくからだろうか?
盆栽の梅の花が一輪咲きました、ポンと。
他のつぼみはまだまだ小さいのに、ずいぶんとませた早熟梅だ。
どこかで、4歳の女の子が、妊娠!5歳で出産!世界最年少、ギネスに載る、女の子の村ではお祭り騒ぎ‥なんて記事なかったっけ?
すごいなぁ、つい最近生まれたばかりの赤ん坊がもう毛が生えて出産かよ!
なんて、驚くよりも、いったいだれがHしたの?
犯罪ではないのか?それとも、別にいいのか!産める身体になっていたことだし、猫なんかもっと早くにさかりがくるからね。
日本じゃ大変だろうが、よそじゃ、ちゃんと祝福され、パパの年令はわからんがハッピーならそれでいいのかも‥


1月8日 (木)  [755] 霊

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今日もいい天気、毎日毎日、イイ天気。
昨日スプレーした座をイスに取り付けるためあわせてみたが、1脚だけどうもしっくりこない。
じぐどう君に7脚あるイスをみせ、どお?って聞いてみる。
やっぱり、その1脚を指さし、変な感じだ、でもいいんじゃない、だって。
さすがじぐどう、ハッキリしない。
前にもこんなことを言っていた、結婚したいけど結婚したくない。
飲みにいこうよと誘ったら、飲みたいけど飲みたくない、行きたいけど行きたくない‥
死にたいけど死にたくないみたいなもんで、それでは生きた屍、幽霊のよう‥
もう一歩踏み込めば、対極は消えるのに‥
面白い言葉では「起きたら寝てた」これ聞いた時は、おぉ!おもしろい!拍手喝采してしまった。
SSにイスをみせ、どお?って聞いたら、その1脚だけ陰がある、だって。
じーっと見てると、ほんとにそのイスの周りだけ淀んだ霊がいるような気になってくる。
結局、イスの色を塗り替えることにしたが、なんだろうね?
色なんてどんな組み合わせだろうといろいろあっていいのに、これはあわない、おかしい、かっこいい、フィットする、派手、地味‥などと言うんだろう?
今回3人とも同じように感じたわけだが、これって誰もがそのように感じるのだろうか?
人種や国など違った環境にいる人から見たら、なんてことなかったりするかも知れない。
さて、粘土いじり。
明日明後日には窯入れしないといけないので、小さめのものをいじる。
夜、タカシーマサが尋ねてきた。
なんか、久しぶりにやや芸術哲学生死時間空間などについて話した。
シーマサもワシが25歳の頃抱えていた問題なんかと同じような所にいるってことが、面白い、時代は変わっても人の心は変わらないんだね。


1月7日 (水)  [754] 類友

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イイ天気。
体操し、イスの座にスプレーする。
昨日ブルーにスプレーしたイスだが、全然ベタベタしないので、前にストライプ模様にスプレーした他のイス4脚もたっぷりスプレーすることにしたのだ。
今回はたっぷりなのでストライプはやめて一色で吹き付ける。
白・ベージュ・オレンジ・黄色。
乾いてから触ってみたがベタベタしない。
ふ〜ん?薄くスプレーすると、何故ベタベタするんだろう?
厚い方がベタベタするような気がするんだけどね‥
昼からじぐどう君を連れて、この辺りをドライブ。
アクセサリーを作っている旅好き25歳のタカシーマサが1ヶ月程前に引っ越してきて、知人になったので寄ってみる。
ここは平屋の一軒家で一カ月3万5千円すごいボロ家、屋根は穴あき雨漏りで天井はもうすぐ落ちてきそうな感じ。
6畳に4畳半にリビングが20畳ぐらいあるんじゃないかな。
家改造にハマっているワシとしては、これは造り甲斐のある楽しい家だ。
しかし、シーマサ立派なもんだ、ちゃんと自分の腕で食ってんだもんな。
ワシなんか、ちゃんと食えたの猫と出会った35歳の頃。
じぐどう君なんか未だに半プータロー、でかい顕微鏡持って古布の研究、この間本などに紹介されていたが、それでは食えん。
ところでお前いくつになったの?って聞いたら40、エ"〜四十かよ!
40なんていえば、立派な大人で、20代後半、母親に近所に40過ぎて親のすねかじっている絵描きがいるけど、おまえああなるんじゃないだろうね、なんて言われ、それは惨めだから何とかせねばと感じていた。
しかし、いざ、自分がその歳になったり友人がその歳でガキのように変なことやってるのを見ると、人生楽しむことで、それもありだな、と思えるようになったから不思議。
そういう一般人でも有名人でもない経済社会から逸脱した生き方しているやつって、子供の頃思い描いていたちゃんとした大人のイメージではない、その反逆的要素が美しく感じるのかもね。
それに、そんなやつらって話していて面白い‥類は友を呼ぶ。


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