1月16日 (金) [763] 見応え
ハッと目がさめる。 いいこと思いついちゃった! さっそく庭に出て、ウェルカムボードにルーターを使用。 なかなか、イイ感じになりました。 初めて、大工仕事が作品に活かされた。 なんか、可能性が一段と広がった感じです。 天気抜群によし。 今日は横浜ランドマークでの個展の搬入。 もう、昼から作品梱包その他で家の中走り回りてんやわんや。 夕方5時までかかってやっと終え、マエノッチの車に積め、よろしく。 それから、横浜まで電車で出かけ展示をするのだが、ドックヤードギャラリーなる所はPM10時までお客さんが通るので、展示はその後。 待っている間、メシ食ってコーヒー飲んだりしたんだけど、歯が痛いワ眠いワ。 さて、時間だ、張り切ってやるぞーと気合いを入れたが、いろいろ2度手間が出て、そう簡単には終わらない。 それでも、10人以上がかりで着実に事は運ぶ。 一体一体の作品がでかいガラスケースの中に収まった感じは初めて。 かなりいいっす。 今までは広い空間にとんとんと置いたりわんさと置いたりが主だった展示だったが、こうやって閉じ込めると、すごいオーラを発する。 これはワシの中の引き籠りや自閉症性格がこんな箱から解放されよう自由になろうとしているのだろうか? 不自由を発見、感じては、自由に向かう気質なのかもね。 そういや、鎖国していた頃の江戸の作品なんかもそんな感じがするんだけど‥ やっと展示も終え車で送ってもらい家についたのは朝方4時、ア〜気持ちわりィ、吐きそう。 場所:桜木町駅、横浜ランドマークプラザB2Fドックヤードギャラリー 期日:1月17日〜3月14日 無休 時間:AM11:00〜PM10:00 これは、ぜひとも、みなさん見て下さい、見応えありまっせ。
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1月15日 (木) [762] 平安朝猫
あいも変わらずいい天気。 道路から庭への出入口にある鉄の門を取り外す。 この門は12×6cm、高さ1mの2本の鉄柱に鉄の高さ120cm×横3mの格子の扉がついていて柱の上部を支点として扉を上に回転して門を開ける仕組み。 ちょっと背の高い車になるとここは通れない。 トラックなんか絶対無理。 来週からアトリエの床暖房工事が始まるので、トラックが入れるようにこの扉を取り外し、その変わりに木材で仮の門を作ろうと思うのだ。 それで、木材をカットし鉄柱のボルトにあたる部分をルターなる工具を使って彫ろうとルーターを出す。 初めて使う工具で、説明書を読んでやっと試しに彫ってみたが、これがおもしろい。 ジグゾーに次ぐワクワク工具ですね‥ヘヘへ。 その前に、鉄の扉を外したいのだが、これがかなりがっちり複雑、いったいどうやって外すのかがわからない。 門には注意書きが、貼ってある『警告、扉本体は外さないで下さい』と。 大丈夫だろう、鉄柱の中に強力なバネが入っていて、間違って変なことするとバネがビヨョョ〜ンと飛び出て、扉が落ちたり倒れたりするからだろう。 気をつけ、鉄柱の中がどういう仕組みかを覗きながら何十個というボルトを外してゆく。 スムーズに、ビヨョョ〜ンもなく上手くいった。 ところが、きれいにボルト1個もなくなってしまったので、木材での門造りは引っ掛ける所がないのでできない。 しかたなく、今までの扉を針金で縛って立て掛けておくことにする。 せっかく楽しみのワクワクルーターが使えると思ったのにね。 昼から絵付け、平安朝猫がやっとできあがった、気に入ってます。 ずいぶん前に、橋本治が枕草子をこんなふうに訳した。 「春って曙よ!だんだん白くなってく山の上の空が少し明るくなって、紫っぽい雲が細くたなびいてんの!」だって。 これ聞いた時、平安時代がすごい身近かに感じられ堅苦しい学問ではなくなった。 それプラス、陰陽、仏、摩訶不思議、だね。
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1月14日 (水) [761] ほっと
風が強くビニールハウスのビニールがあおられ、ガンタッカーで留めてる所がブチ切れてバタバタしてる。 ビニールをめくり風が通るようにする。 今朝は横浜ランドマークに出品する作品のキャプションを打ち込んで送信する。 書いていて思ったのだが、これらの作品を制作している当時ってこんなこと考えていたのだろうか? そんな理屈や説明よりも、理屈抜きの透明な感覚があったのでは? こうやって言葉に表すことで見る人が入りやすくなるからいいんだろうけどね‥ 今日も喉の病院に出かける。 昨日は東洋医学だったので、今日は西洋医学です。 あまり待つことなく名前を呼ばれ、診察室に入ったらおばあちゃんがドクターから鼻の穴に長いクダを入れられていた。 その隣に長椅子があり患者が二人座って、治療終わったおかあさんが鼻に蒸気のようなものを当てている。 長椅子に座り他人の治療を見ていると、エ〜そんなことするんだ〜ヤバイな〜みんなが見てるしヤダな〜‥などと思い、ドキドキしてしまう。 覚悟を決め診てもらう。 このイボは何でしょう? やはり、リンパらしい。 しかし、今日のドクターは若い先生、百歳ドクターと違い、こまごまと口の中のリンパについて説明してくれた。 喉が荒れたりすると現れるもので問題ないそうだ。 喉の奥なんて荒れた時しか見ないからいつもイボがあるように思うのだろう、と、なる程、納得、大きな安心。 結局、東洋も西洋も同じ解答でした。 さて、帰って絵付けじゃ。 病気の不安も去ってしまったので、とても調子よく筆が運ぶ。 アトリエの荷物がやや片付き閑散としている真ん中にストーブがありヤカンから湯気が立っている、どこかの工事現場のよう。 何もないこの風景、何事もない心、ほっとした心地よさです。
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1月13日 (火) [760] 東洋医学
雪が降るようなこといっていたがどうなったのだろう? 庭濡れてはいるが‥ ビニールハウスの波板とテントの間から雨水が漏れている。 波板を伝って流れた雨水、テントにのっかり流れてゆくはずなのだが、波板の重なり部分のテントが固定されて梁にくっついているので、その脇が膨らんでしまい、そこに水がたまり逆流したみたい。 さて、タウンページで見つけた耳鼻咽喉科へ、なんと!東洋医学の病院で、昭和44年開業、面白そうなので入ることに。 1時間程待たされ、診てもらう。 ドクターは真っ白い髪で眼光強力、年寄りなのか?開業してから今年で35年、30歳で開業したとしても65歳か、それ以上?‥ ところで、ドクターのイスがない! ず−っと立ちっぱなし、診察もカルテに記入も問診も、立ったまま。 普通ドクターなるもの、立派な肘掛けのあるイスに座っていると思っていたけど‥ すごい!さすが、東洋医学!百歳超えてたりして! 「ハイ口をあけて〜」ゲェ〜「ハイ、なんでもありません」 「あの〜イボがあるんですけど」 「リンパだ!」の一言、やけにシンプル、漢方の薬を貰って帰る。 喉の心配で気落ちしたせいか奥歯が痛いので、ついでに歯医者さんに寄る。 これもなんでもなし、逆に、今までずいぶん虫歯が少ないんだね〜と言われた。 ワシ、奥歯3本に銀色をかぶせているだけ。 ワシの場合、虫歯はないが、歯と歯の隙間が大きくなっているので、歯がゆるみ痛むらしい。 もう1軒、西洋医学の耳鼻咽喉科に行こうと思ったが、昼飯食っちゃってゲロッパするの嫌だから止めた。 病院に行くのって嫌だけど、ず−っと気が沈んでいるのも、あとで何かあって後悔するのも、どうせいつか死ぬんだ!などと粋がるのも嫌なので、なるべくすぐ行くようにしている。 昔は、悩みや弱さを酒で誤魔化して息巻いていたんじゃないかな? 診てもらったら診てもらったで、今日のように病院のハシゴしたくなるし、終わったら安心なので、善は急げってことだね。 それにしても歯が痛い、なのに今日はアトリエ引っ越し前の最後の本焼き窯入れで大忙しだわい。
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1月12日 (月) [759] 喉
寒い。 こうも寒いと眠い。 昨日の夜はモミジ捕まえワシの左側の布団に押し込みイゴこっちを右において寝たが、いつの間にかイゴはいなく右側の枕元にモミジがいて唸っていた。 でも、ワシが右端にいるので狭くて入れず、カーッと一声放って出ていったきり帰ってこなかった。 しかし、眠い、眠いというのは起きているのが厭になって起きていることから逃げて眠いわけではなく、とにかく眠い、寝たいのだ。 ところが、死にたいという思いは大抵生きるということから逃げているような‥ また、眠くないという時は、いろいろ理由はあるだろうが、ただ眠くない。 ところが、死にたくないという時は、生きている時の思い出や欲望に捕われている。 死も眠いというのと同じように、起きる生きるに捕われること無く純粋に明るく死ぬ程眠いになれば、大変安らかなのではないだろうか? だって、ほんとうに眠い時はこのまま目が覚めなくてもイイやと思えるからね。 ア〜疲れた、このまま死にます、じゃぁ〜ね、なんてね。 ‥こんなことを考えるのは、最近喉が痛いから。 6〜7年前から喉ちんこの奥の喉壁に2ミリぐらいのイボが3つあったのだが、タバコなどを止めてずいぶん経ち、気にしなくなっていて、イボも治ったろうと思っていたのだが、最近の乾燥気候で大声張り上げてしゃべるわ笑うわで、喉の奥を見てみたら、なんと!無くなるどころか少し大きくなっているような気がする。 それに、寝てると、ますます喉が乾燥してヒリヒリしてきて、夜中びっしょり寝汗をかいたりする。 寝る時は、乾かないようにマスクをして寝てるのだが、いつの間にかとれている。 もしかして悪い病気かなんかだろうか?、他人の悪口ばっかり言っているから罰あたったのだろうかしら?、人より声がデカイからなぁ、これってポリープってやつ?、身体の出口を手術したから入り口もまさか手術?、もう酒も辛いものも大笑いも大声もしゃべり続けるのも困難になるのかなぁ〜とかとか‥ア〜気が沈む〜
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