もりわじん絵日記 2002. 4
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4月24日 (水)  [193] バッシャーン

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‥今日はとてもあったかい
近くにきれいな川があるからそこで泳ごう
僕は 大きな白い石で囲まれた水色の川に‥‥
4月24日はれ
昨日でメインになる作品の粘土いじりも終え、今日は三河屋の変な仲間やちょっとずれたものをいじった。
昼頃から、ドンドンドンと花火が何度もなった。
近くの寺で植木祭りをしているとのこと。
初めて歩く道で坂になっているので、草や木の香りとで、屋久島を感じてしまった。
金魚すくいや綿菓子や焼そばなどの出店がたくさん並んでいる。
植木は何があるだろう?
大好きな水性植物はあるだろうか?
ワシ、なぜか子供の頃から水遊びが好きで‥火遊びも好きだけど‥庭の水撒き大好きになって、どうせなら自分も水になれということで風呂好きになったのかね?
パチャパチャしたり、水辺にいたり、じっと水見たり、川に足入れたり、シャワシャワかけたりなどとっても楽しい。
そんなんでかな、小学の高学年までおねしょしてたの?
ところで水もの植物はなかった。
残念悔しいので、近くのはじめていく園芸店に。
あった、スイレン黄色と赤ふたつ買った。
それと金魚となんとかいうモも買った。
蓮の花もほしい、じっと眺めていたい。
どうせなら池でも掘るか。
川でも作るか。
大きな大きな石をいっぱい並べて、水を流し‥‥
‥飛び込んだ。


4月23日 (火)  [192] あっ!

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4月23日はれ
昨日集中し過ぎたせいで、逆に眠れんかった。
「僕は年に2回純粋になるんです!」
と、朝方耳元で誰かが叫んだ。
…それで、今日は純粋の日なのかい?
もし純粋な日なら、純粋な人は自分の事をわざわざ純粋などと言わないから、今日は純粋な日ではなく不純な日であろう。
今日が不純な日ならば‥
その台詞も不純であるはずである。
つまり、その台詞自体が、まったく不純な台詞なのであ〜る…
目を覚まし、昨日の和服女子を仕上げた。
けっこう思った以上のできのよさ‥ヘヘへ、みんなに早く見せたいな。
問題は焼いたあとの絵付けだ、慎重にやんないとね。
こういうしっかりしたもの作ったあとは、普段の作品も細部まで気が入り、ずいぶん違った雰囲気をかもし出す。
こうやって日々、手に技術が積み加えられてゆくのだろうか?
今日は天気がいい。
外に出て土でもいじって植物でも眺めていたいのだが、そうもゆくまいと思いながらもデッキに出て心配の錦木を見る。
胴吹きの芽もいっこうに動いてない様子。
おかしいな?
生きているとは思うのだが、どうしたんだい?
芽の長さをはかって記録することに、4.5ミリ。
明日はもうちっと出てよね。
あっ!モミジ・モミズ・ノミズが金魚見てる。
名前のとおり水が好きな猫なんだ。
火鉢に網でもしておこう。
早くスイレンの葉おおきくなあれ。


4月22日 (月)  [191] 髪型

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4月22日小雨曇り
外に出て、買ったばかりのジグソーでこの間下書きした田舎のふくふく猫の看板用のベニヤ板を切り抜いた。
このジグソーという工具、なかなか面白い。
なんかもっともっと切りたいなあ〜という気分にさせられる。
それに思うようにスムーズにあっという間に切れるから手軽な所がまた楽しい。
ホント、暇あったら、いっぱいいっぱい切っちゃうだろうな〜。
前に看板作った時は、カッターナイフで歯をボロボロにしながら手にもマメ作りながら大仕事だったもん。
昼から人形を粘土いじりした。
これがまた楽しい。
最初は面倒そうだから、それほどでもないんじゃないと思ってやり始めたが、そのうちいい顔ができてきたので無心になってハマってしまった。
なんか、ワシこういう作家だっけ?
あ〜なんだろう、この快感?実に面白いぞ‥
人形作家さんの気持ちがわかったね。
‥もう、わかったのかよ!
なかなかうまく可愛くできたので、もう一体作ってみることに。
あ〜〜ダメだ、とっても大変だ〜
今度は振りそで和服を着た女の子に挑戦したもんでわけわからん。
なんなんだ、この髪型は?この服は?
あれって横とか後ろとかどうなってンのかぜんぜんわからん。
資料を探す、浮世絵の本があったんでよく見てみる。
花魁だけど、すゲエ髪型してたんだな。
世界のどこにも今も昔もこんなすばらしい変チクリンな髪型はない。
‥変チクリンって、どんな竹林なんだろう?
日本の江戸ってなんだったんだろう?
鎖国してたせいかね。
外の情報がほとんどないものだから閉ざされた箱の中に独特の小宇宙文化が菌のように繁殖したんだろうな。
それにしても後ろ髪の絵がない。
いろいろ資料を探し、結局夜まで集中してやったが目眩と手のふるえで今日は断念。
いや〜倒れるかと思ったよ。
一回倒れたことあるから程々にしないとね。


4月21日 (日)  [190] 手のひらに太陽を

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4月21日雨
こら!じじい
何が 猫きらいだ〜
何が 田舎もんは枯れ葉がきらい だ〜
何が このあたりのりんごはまずい だ〜
何が 将来四駆買うだろう だ〜
何が 金あるだろう だ〜
オンドリャー なめてんのか〜
くそじじい 反省せい!
みんなにあやまれ!
オイラだってな〜 オイラだってな〜
年とったら じじいになるんだ〜
足腰ふにゃふにゃのじじいになるんだ〜
役立たずの頑固じじいになるんだ〜
へらず愚痴たたく説教じじいになるんだ〜
嫌われもんのきたねぇじじいになるんだ〜
知ったかぶりの偏屈じじいになるんだ〜
垂れ流しのクソじじいになるんだ〜
ドスケベのエロじじいになるんだ〜
死にぞこないのじじいになるんだ〜
オイラだってな〜 オイラだてな〜‥
‥オケラだぁ〜って ミミズだぁ〜って アメンボだぁ〜って
みんなみんな 生きているんだ 友だちなぁんだ〜
ぼくらは みんな 生きている
生きぃているから 笑うんだ〜
手のひらを太陽に すかしてみれば〜
まーっかに流れる ぼくの血潮〜
トンボだぁ〜って カエルだぁ〜って ミツバチだぁ〜って
みんな みんな 生きているんだ 友だちなぁんだ〜


4月20日 (土)  [189] 金魚

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4月20日曇り晴れ
昨日買ってきたホクシャなどの花木を植え、それから待ち焦がれてたスイレンやその他の水物を外の水の入った大きな火鉢に入れた。
ところがホテイアオイはいいのだが、スイレンの株、浮いてきちゃって斜めになる。
あれ!これってどうやるんだ?
本などを見たら、ちゃんと鉢に土入れて植えてそれから水にいれるらしい。
しかし、深く沈めちゃったら、ワカメじゃあるまいし、どうやって呼吸するんじゃろ?
火鉢の中にブロックを入れ、まだ小さい葉だが空気中に出るようにした。
でも違う本を見たら、葉のえの長さは水の深さによって変わってくると書いてある。
ということは、やはり初めから沈めておくものなのか?
冬は葉が枯れてなくなるなら沈めてもいいわけだ‥ん?いや‥などと考えながらじーッと水見てたら、あら!ぴくぴく動く、あ!ボウフラだ、しかもでかい、こりゃまずいなあ‥どっかで金魚売ってないかな?と考えながら買ったばかりの芝刈り機で芝刈り、腰がちょっと疲れるが楽しい。
それから古展粘土いじり。
ン〜この頃のは実にハマる、おもしろい、なんか趣があって繊細。
自分じゃないみたい、それもそうだ、昔の古い作品を作ってンだもん‥それゆえ予想もしない自分がでてきてるのか?。
でもね、それだけじゃない、なんか不思議さと妙な感覚があるんだよ。
その感覚を‥早くみんなに見せたいね。
夕方買い出しに‥あっ!いたいた、金魚、コメットがいた。
コメットはアメリカ生まれで実に丈夫。
金魚は中国人がもともとフナの突然変異をかけ合わせ改良を重ね多種多様の金魚にし、日本に伝わり、日本でも改良が盛んに行われすごいのがどんどん作られた。
最近ではパンダ金魚なるものも作られている。
出目金のパンダ模様版なんだって。
その後アメリカで日本エキゾチックが流行り金魚ブームとなり唯一作られたのが和金と似ているがもっと長く丈夫なコメット、そして逆輸入に至った。
金魚や盆栽は日本人には得意な、世界でも類い稀なナマものアートだね。
そのコメットを火鉢に入れ、夜なので電燈を当てずーッと眺めていた。
30分ぐらい見てたらやっと、ガハハハ、ボウフラをパクッと食った。
なんかうれしい。
作品絵は、あたまが温泉金魚です。


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