4月13日 (土)  [182] ドードー鳥

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4月13日ややはれ
久々に長く寝たようだ。
と思ったら時計が止まってた。
何だ、いつものとおりじゃん。
でも、深く寝た感じがする、それだけだが心地よい。
庭に出て、昨日エカキルームから持ち返って、よくよく考えたらこんなもんいらんではないか、を燃やした。
芝生も青々としてそれらしくなってきたようだ。
今日は陽が射したり曇ったりなので、庭の緑が目立つ。
粘土いじりをする。
なんかギゴチナイ、いつもの手際さがない。
今週は、バタバタと違う頭や筋肉を使ったので、いまいち粘土感覚がつかめんのだろう。
夕方近く、心臓爆発したドラマーのドードー鳥がつがいでやってきた。
まだ僕がエカキ始めたばかりで、夜中パン屋のバイトをやってて知り合ったやつだ。
バンドをやっていて、顔は少女マンガに出てくるような目がキラキラ歯がピカリ、肌は透き通るような白で、腰まであるようなまきまきの長い髪、足が2メートルぐらい長い。
36歳の頃、ドラムたたいている時、いきなり心臓の大動脈がブチ切れて20分死んで生き返ってきた。
その後スローになり、すべてがトロい。
なんか質問しても答えが返るまでに、庭でものんびり眺め、きれいな花だなあ、あ!また蟻の巣が‥ひとまわり回って返ってきて、イスに座りお茶を飲んで、ちょうどいいぐらい。
ちょっと長い話になると、いったい何の話をしていたのかこっちも忘れるし本人もわかっていない、話に落ちはない。
時々鼻を垂らす。
だから、彼は遠くから見られる存在だ。
夜メシ食っててもいるだけで、いない。
どっか他所の時空を歩いている‥たぶん、とてもゆったりと‥
‥止まっているような天空の星星のように静かに輝きながら‥