4月18日 (木) [187] かご花瓶 4月18日はれ ヘイづくりのトコちゃんがやってきた。 杭を打っているのだが、どうも変だなあと思って、庭に出てよくよく見てみたら、トナリーとの土地の境界線の向こう側に打っている。 ハハハ‥さすが面白いびっくりすることやってくれるね。 あせらずしっかりやりまひょ。 今日は『さらにまねく』という皿を窯入れするために下絵付けその他をやった。 あと、ちょっと大きめのかごのような花瓶に、今度こそ間違いなく、これだろうという釉薬をかけた。 去年ぐらいに、偶然まぐれでとても気に入った色合いが出たんだが、どの釉薬か見当つかず、何度も何度も、これかな?いや違った、じゃあこれかな?などとやってきたが、それに当たることはなかった。 つい最近、ようやく、これぞそれというのがわかったのだ‥たぶん。 その釉薬を全面にかけ、初めての実験である粘土を玉にして三つ置き、その上にかご花瓶をおいた。 これで火を入れたが‥しばらくたって心配になってきちゃった。 もう500度になっている。 あの粘土の玉ぱちんと弾けないかな‥やばいな‥まずったかな‥結構細めの土って破裂しやすいし‥ア〜ア。 いいもん、忘れよう、どうせいつも実験だし‥ さて夕方遅く粘土いじりを始める。 なんか花瓶の心配をしたせいか、実に繊細な感じの作品ができた、ふ〜ん。 ところで、トナリー畑にキューイの木を2本植えている。 確かあの木は、マタタビ科で猫が寄って来るのに‥。 猫寄せつけておいて、畑荒らしたって苦情申し立てて、猫放し飼い禁止条例を押し進めるつもりかな? そういや、ふと思ったのだが、僕の作品を「誰よりもわかる」という台詞だが、作品はその作った人となりも表しているのだから、わかるならワシに喧嘩売るようなンナ台詞吐かんだろうが。 自分の勝手なイメージで作品や人を見がちだが、それだと狭い世界で閉じて暗く終わってしまう。 作品とはもっと未知の輝く可能性があるかもしれないものなんだよ〜だ。 作品や作家を、せまっ苦しいイメージで決めつけたらいかんよ。 「猫を嫌い」という言葉にしても、猫でよほど大変なことでも起きたというなら少しは納得ゆくのだが、「なんとなく‥」では笑えるけど身勝手なイメージでしょう。 やはり、ちゃんと猫を観察してみるべきです。 ぷりぷり‥とクダをまいてしまいました。 |