4月2日 (火)  [174] 自分離れ

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4月2日晴
なんか早起きが普通になってしまったようだ。
ここが気に入って住んでるしここ以外に行くとこもないし庭を見るのが心地よいから太陽のリズムに同調してゆく。
でもそれほど早くはないが、夜ピカリが普通だった僕にとっては一大変化。
一度目が覚めるともう眠れない。
朝日が窓の隙間から直接目にあたる。
仕方なく窓から庭を眺める。
ン?といつも何かに気付く。
新しい花だったり、猫だったり‥
まあ起きるか。
まずは窓を開け、外の空気を入れる。
いい天気にいい空気。
今日はゴミの日なので捨てに出かける。
途中にチャイちゃんが座っている。
「こんな所で何してんだ」
と振り向けば、となりの親父もゴミ捨て、お早うの挨拶をしたが、素っ気なくされた。
低血圧なのかな?
帰って、絵日記の絵を描いて文を入れたのだが、書いてるうち文がぜんぜん違ってきちゃったので、絵を変えることに。
それで、昔の自分のカタログを探す。
表紙にしたのが下から見た木々だったのだ。
あの頃は絵を描くと吐いてしまって絵が描けなかった。
それで写真でも撮ろうといろいろ写した。
現像してみて人が写っていると気持ち悪くなる。
だんだん人離れして、自然に、意識が自然に向かっていたのだろうか?
その後猫を作ることになるわけだからね。
現像した写真の中に1枚、昨日の木々の写真があったのだ。
その写真を見た時はホントに心地よかった。
それからは自転車でいろんな所に行き木々ばっかり撮った。
それまで実際上を見ることなんてめったになかったと思う。
‥意識は上ばかり追っていたが‥
とても新鮮だった。
木々の下で寝っ転がり上を見ると、自分が溶けてなくなるような感じがした。
過去の自分離れをしようとしてたのかもしれない。
絵は夏まじか頃の昨日と同じ木々です。