11月3日 (日) [358] 前進
11月3日晴れ 今日はとってもいい天気、あったかいです。 昨日紅葉見たついでに、湖の近くで花や野菜や陶器の市があったので、菊イモとウコンとぼさ菊を買って帰った。 菊イモは、よくおふくろさんが漬けるオミ漬けという漬け物の中に入っていて、カリコリしてとても美味しい。 2メートル以上にもなる植物で黄色い花を咲かせるらしい。 ウコンは胃腸薬として、乾燥させてそのまま食べるかミキサーにかけてお湯を入れて飲む。 ぼさ菊は、今の季節に咲く黄色い花でとても鮮やかで可愛らしい。 この天気が気に入ってるのか、どの花よりこの寒い天候が似合う。 菊というのは、なんか、ワシの中ではちょっと辛気くさいイメージがあった‥よく葬式で使うからだろうか? だが、こうやってよく眺めてみると色鮮やかなわりにはチャラチャラしない落ち着いた雰囲気を醸し出している感じ、けっこういい。 昼過ぎ、からくり君とニンプがやってきた。 二人は、フリンリンリンと過去を振り返らずに、女房・ダンナを蹴散らして、すったもんだしながら、前へ前へと進み、思わぬところでくっついて、あら、これはいわゆる幸せなのでは?とラブラブになって、あっという間にできてしまって、周りの勝手な見解やお節介や常識にもめげず、今は腹でか、これから新居構えたり過去精算したり、社会的手続き、出産てんやわんや‥こんな時がとっても幸せなんだろうね。 外でお茶してたが、この時期、陽が陰るとやはり寒い。 中に入って夜まで飲んだ。 話によれば、過去の女房・ダンナらもちゃんと新たな道に進んだみたいで、万事OK‥流れるところに流れるんだよね。 過去や独りよがりの希望に拘わってこだわったら苦しいだけですからね‥ お二人さん、おめでとね。
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11月2日 (土) [357] 三世
11月2日晴れ 干し柿、ちょいと湿っぽい感じだけど、今日は大丈夫でしょう。 四代目、この猫は結構食い意地張っている。 いくら食べても、もっとくれもっとくれ、台所にだれもいないと流しに上っては何かを探してる。 夜など和室でメシ食ってると、そ−っと台所にいって料理し終わったフライパンなど舐めている。 ドアが閉めてあれば、他の猫は開けてと泣くのだが、四代はすぐさま台所いく。 何もなければひとりでどっかで寝てる。 夜寝る時も、他の猫なら布団に入って来たりするのだが、そばにきたのは最初の2日だけ。 メシ以外は人に興味がない。 そういった意味では、孤独に強いロンリーキャットだ。 子猫だから、暖かい温もりを欲しがりそうなものの、目的は食料、ぬくもりはガス、仕事場は台所、親は鍋、生まれは釜、気分は冷蔵庫、名前はヨンダイドコロスキーです。 昼から仕事しようとしたが、眠い。 春先も眠いが、秋も眠い‥季節の変わり目だからだろうか? ア〜眠いと布団にもぐる。 ‥あ〜死に際を絵日記に描くなどと、ワシ言っていたが、眠り際を描くのに無理で起きてから描くわけだから、死に際を描くのは来世になるのだろうか? 来世など明日より不確かだし、たぶん前世こうだった、死に際こうだったと、自己宣伝のために描くだろうから嘘ばっかりの安っぽい創造力だろう。 …前世とは生きてないわけだから古い言い訳がましい萎びた知識でしかなく、まるでミイラ化した死体だ。 来世とは、満たされぬ前世が見る幻だ。 つまり来世とは、ミイラの見る儚い夢の事‥マトモであるわけがない。 真実は、今、即‥であって明日ではない。 ましてや来世などにあるわけがない。 車で湖に出かける。 山の方は紅葉してて、とっても鮮やかだ。 この美しさ‥この時精神は分けられていない、つまり争っていない。 精神が争っている者は、とうてい真実は解らない。 なぜなら真実とは、争ってないからだ。 真実とは、破滅や破壊や混乱を超えてしまった‥そこ、即なのです。 明日にはありません‥今の紅葉は明日の紅葉とは違います。
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11月1日 (金) [356] 煙り
11月1日雨 昨日は、都会の雑踏を歩き回り疲れ、人と会い疲れ、飲み疲れ、それに今日は朝から天気がよくないので、とってもだるく眠い。 だらだらと起きてトイレにいく。 窓をあけると遠くに見える北の山々の緑がところどころ赤く紅葉している。 今日から11月だもんね。 曇り空の中、枯れ葉を焼く煙りが見える。 秋はたき火が似合います。 たとえ、こんな曇り空でも、秋のたき火はしみじみとして心地よい。 庭に出て、枯れ葉でも焼こうと思ったが小雨がちらついてきた。 外の気温は9℃、けっこう寒いですね。 干し柿にとって寒いのはいいのだが、この雨は‥イマイチ安心できない。 柿、一個一個湿って蒸れてないか見てみる。 今のところOKだけど‥どうもね‥ 昨日の朝、しんさんから僕が庭いじり好きだというので友人が書いたという「オーガニックガーデンブック」なるものが届いた。 植木屋さんのヒキチさんが書いたものでけっこう面白い。 オーガニック=有機的な、という言葉は、最初、無農薬有機栽培された野菜の意味で使われていたが、時代は進み、今は有機的なつながり、という本来の幅広い意味でよく使われるようになったらしく、草、木、鳥、虫、土、人etcなどの総合的つながりをいうらしい‥なるほどね。 絵日記描いていたらやけに寒いので、石油ストーブつけたが、白い煙りが出て火はつかない‥思わず逃げてしまった。 まったく、けむくて臭くてたまらん。 絵日記の絵ちゃんとケータイの数字とか書きたかったが‥ さむさ、けむさ、くささで、さささのさとおわりましたさ。 結局ストーブは、ゴミつまってた。 抜き出したゴミ灯油を庭の焼き場に捨てたが、雨降ってなかったら火をつけたかったね。 秋はたき火がほんとに似合うからね。 それにしてもこの雨‥干し柿大丈夫かなあ〜
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