3月11日 (木) [814] オリ
なんとも暑い。 夏かい?これじゃあせっかくの床暖、もうお終い? ビニールハウスのビニールをまるめて上にあげ紐で縛る。 いろんな花が咲いてますね。 散りかかった梅に福寿草・アンズ・沈丁花・クロッカス・チューリップ・ニオイウチワノ木・ユキヤナギ・コブシ。 この季節は庭いじりに大工仕事に個展のための粘土いじり、それに花見と活気づくのはいいのだが、気持ちがあっちこっちでせわしないのが問題だね。 同じ時間でひとつの事しかできないのだから段取りと脳の切り替えで上手くいくはずなのに、なんか気がせわしない。 個展にしても花見にしても日時が決まっているからだろうね。 ところで、最近のチャイ、大ばか者だ! いたる所お構い無しにスプレーしまくり、最もひどいのが、寝てるワシの枕元にした。 もし、寝てる顔などにされ口に入ったり目に入ったりしたら、たまったものでない。 これはオリでも作って、夜はそこに閉じ込めるしかないな。 オリと言うのは、言葉がきつく動物虐待してるみたいなので、チャイちゃんハウスってのはどうだ、けっこう可愛い色つけてさ、これなら文句あるまい。 ってなこと言っても、結局オリはオリ、自由を奪うものだろう‥やっぱ止めるか。 ニワトリだって、そうだ、ケージに入れられ運動不足で肉柔らかい若い内に食われるんだもの、身体軟弱になって病原菌にも抵抗力なく弱いはず、同じとこいて同じようなもの食ってたら、一気にみな同じ病気にやらてしまう。 だからといって、他からのばい菌を寄せつけないようにもっと無菌オリにする、ばい菌にかからないようワクチン漬けにする、とか、ますます軟弱やばいんじゃない。 人間だってオリの中に入れられ育てられたらつまらんだろう‥この社会こそがケージのようなもんだけどね。 どんどん脆弱になって仕舞いに暗くなって死んじまう。 そんな脆弱なトリを脆弱な人が食ってんだもん、その子孫も脆弱ゼイゼイなって、代わりにばい菌だけはギンギン強くなって、やばいんじゃない? しょうがない、可愛いオリ、チャイちゃんハウスは止めにして、夜はパンパース小僧にしよう。 ま、これで、顔へのスプレーは防げる。
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3月10日 (水) [813] まことの福祉
晴れ、かなり暖かいね。 反悪の作品にハマっている。 昨日、何も考えずいきなり粘土がいじりたくなって、どぉ〜んと目の前に20キロの粘土を置いた。 そして、何を思ったか、これは大変だろう困難だろうという『まことの福祉』をいじり始めたのだ。 しかし、なんでまた、こんな面倒な形の作品に挑戦してしまったのだろう? ‥これが反悪に相応しいというより、かなり気に入っているからだろうね。 20キロというのは大変重く、粘土はある程度柔らかいからどんどんつぶれてゆく。 普通の陶芸家は、紐作りという方法で作ったりするらしいが、ワシそんなの知らなかったから慣れてない‥そもそも陶芸を習ったことがない。 子供の粘土遊びの延長で今までやってきたので、それが癖になってしまったから、まともなことが苦手。 だから、でかい重い粘土はつぶれてゆく。 今までの作品のように正座しているのだったら底がしっかりしているのでつぶれにくいが、この『まことの福祉』なるものは二匹が抱き合い、しかも片や立ち片や膝まづいている。 何度か止め止めという思いがよぎったが、その都度易き方法がふと見つかったりして嬉しいもんで、本当に止めることもなくつぶれることもなく、とうとうそれなりの形になってきた。 なるもんですねぇ、実にイイ、気分も爽快だし、次の作品のイメージまで湧き出るし、まことの福祉からまことの至福にいっちゃったような気分だ。 そして、今日も続きをやる。 まずは二匹を合体させるため、形を整える。 二つの大きさが同じではないので、くっつけた時にどちらかが低くなったり高くなったり傾いたりする。 それを補うためにいろいろやったら、なんと、いい感じ。 もしかして、これすごい名作になるのではなかろうか? ‥っていつも言っているような‥
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3月9日 (火) [812] 聖と俗
はれ〜 昨日の瓦礫運びで膝をやられたみたいで、痛いわ、まったく。 今日は、瓦礫運んだ所を平らにしてブロックを置き、納屋を移動する。 微妙に傾いたりするので、バランスとりにけっこう時間をくう。 台風などの強風で飛ばされないように、木ネジで家の雨戸袋にがっちり留める。 イイ天気、ピンクユキヤナギと沈丁花の花がちらほら咲き始め香りがいいっす。 昨日は粘土いじりですごいチンポ作品ができて思わず吹き出してしまった。 こんなもんばっかり作ってどうすんの?人気落とすでしょ?売れないでしょ?‥ と、周りで攻め立てる人も多いが、楽しいのだ。 一般に上品と下品、聖と俗などといわれる、そういう相反するものを作っておかないと、頭も身体も偏ってしまい、世界が狭くなってしまう。 そもそも最初に作った猫は、猫が股を舐めてる恰好のチンポ付きマタなめ猫、平行して仏像の写真を見ながら弥勒菩薩の猫‥弥勒菩薩とはいっても仏にシッポつけてるんだから、やはり聖ではないけどね。 だから、どっちも罰当たりっていわれた。 人は上品や聖・清い方を求め偏りがちだから、たいてい気付かぬ内に俗を忌み嫌い偽善者になってしまっている。 もう下品なんだから、私は上品で悪いこともしないし、正しい人よ、といった考え・顔が蔓延する。 何が善くないかっていえば、そういうむやみに俗を嫌うその思考や険しい顔つき、なんだよね。 それでは世の中、住みにくい・オカシイ・嫌だ・壊してやる〜と偏った思考が遂には悪となり犯罪となって社会に出てくる。 つまり犯罪の原因はそんな偽善にあるのではないだろうか? ワシ、チンポ作品作っては偽善にたいしてアンチをいっているのかも。 今、こんなすごい俗俗チンポ作って反偽善したんで、今度は悪に対して反悪をやるんだろうね。 ジャジャジャ〜ン、そうなんです、今日の粘土いじり反悪らしきものができました。 偽善にも悪にも落ち入ることもなく、まっすぐ進みたいものです‥これを善といいます。
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3月8日 (月) [811] さよなら花粉症
さ〜天気よし。 横浜ランドマークの個展が今月半ばに終わったら、どぉ〜んと大作が戻ってくる。 今まで大作は谷中の猫町から各地の展示会場に運び易かったのであずけていたが、自分で管理することに。 それで2階に棚でも作ろうとしたが道具がそろわないので止め。 家の北側にヤーコンを植えていた畑、まったく陽が当たらずヤーコンの出来がイマイチだった。 このヤーコン、イモなのにジュースとして飲んでも漬け物にしてもかなり旨く栄養もある。 ちゃんと大きく育てようと、今までの畑の所に納屋を移動し収納庫なども新たに作るつもり。 畑の土を取り、去年の春、庭作りをしていてわんさと出てきた瓦礫を運び埋め砕石を撒き地盤を固める。 ところで、今って花粉症の最盛期だよね? 昨日のガーデナー達も鼻ぐずぐずしてたし、わが風呂猫スタッフ3人とも確か花粉症。 どうしてるんだろう?鼻水でアップアップしてるのだろうか? 「わじんさんだって、なるわよ、プィ」とチピロは言っていたナ〜 ところがどっこい、ワシはもろちんんなものならんが、マイスーパースタッフSSの花粉症が治ってしまったみたいで、今のところ調子がいい。 ダハハハ‥治るんだね、花粉症、ペッ! 人の細胞は、だいたい半年でほとんど入れ替わる。 小腸の表面なんて人体の中で一番入れ替わりが早く三日で入れ替わってしまう。 肉体なんて半年おきに引っ越しするようなものなんだから、せっかくの新居に気分の悪い面倒なものまでいっしょに持っていく必要はない。 余分にみて一年間の完全生活改善引っ越しでなんとかならない筈はない。 ワシらこの一年心掛けたのはサプリあれこれ、それと断食、これかな?本当のところなんだろうね? ま、とにかくたった一年間、心身共に吟味した生活をしてゆけば、余計なものまで引っ越ししないもの、あとの何十年スッキリ暮らせる。 『さよなら花粉症』‥ん〜本にでもしたら儲かるかな? でも、本人がほんとうに正常になりたいかが最大の問題‥社会だって精神だって基本はこれです。
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3月7日 (日) [810] 夢語り
はれ〜 ここ最近起きるの遅かったので、今朝は奮起して早起きする。 よ〜し、至福に包まれてバンバンやるぞ〜 まずは、本棚作りに精を出す。 板がねじれて歪んでいるので何度もネジ入れては抜いたりして修正しながらも、ややスムーズにおおよそ終わる。 昼ちょい前に大工の恰好のまま、アメリカンレーキーを持ってレンガハウスに出かける。 なんか、レンガ人やガーデナー人や花人らが組んでガーデニング賞なる公募展に応募するらしく、スタッフ一同の写真が必要なので撮影するのだが、どうせなら賑やかにしたいと誘われたのだ。 では、楽しくバカ面さげて、ハイ、パチリ。 お茶など御馳走になり、帰って残りの本棚作りをさっさと仕上げる。 なかなか、イイのができあがった‥大きく前進したような気分だ。 そこにガーデニング賞の絵コンテを頼まれているシーマサが画材を借りに来たので、ちょいとコーヒータイムのつもりが‥ シーマサ、ワシが貸した『もりわじん』という昔友人の映画監督もどきが作ったワシが自分の夢を語っているビデオにハマってしまったようで、友だちよんでは何度も見ているとのこと。 あのビデオはワシが風邪ひいてた時の語りでイマイチ調子が悪い。 どうせなら、今、生語りしてあげましょう、と、夢第一話『地鎮祭』から始まり、次に名作『NYのミルク』と10話を語った。 なんと、終わった頃にはもう、外は暗くなっていた。 絵日記も書かず、粘土いじりもしないで、至福に浸りきってしまったわい。 かなりテンションも高かったみたいで、至福が内から流れ出しているんだろうか?
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