3月10日 (水)  [813] まことの福祉

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晴れ、かなり暖かいね。
反悪の作品にハマっている。
昨日、何も考えずいきなり粘土がいじりたくなって、どぉ〜んと目の前に20キロの粘土を置いた。
そして、何を思ったか、これは大変だろう困難だろうという『まことの福祉』をいじり始めたのだ。
しかし、なんでまた、こんな面倒な形の作品に挑戦してしまったのだろう?
‥これが反悪に相応しいというより、かなり気に入っているからだろうね。
20キロというのは大変重く、粘土はある程度柔らかいからどんどんつぶれてゆく。
普通の陶芸家は、紐作りという方法で作ったりするらしいが、ワシそんなの知らなかったから慣れてない‥そもそも陶芸を習ったことがない。
子供の粘土遊びの延長で今までやってきたので、それが癖になってしまったから、まともなことが苦手。
だから、でかい重い粘土はつぶれてゆく。
今までの作品のように正座しているのだったら底がしっかりしているのでつぶれにくいが、この『まことの福祉』なるものは二匹が抱き合い、しかも片や立ち片や膝まづいている。
何度か止め止めという思いがよぎったが、その都度易き方法がふと見つかったりして嬉しいもんで、本当に止めることもなくつぶれることもなく、とうとうそれなりの形になってきた。
なるもんですねぇ、実にイイ、気分も爽快だし、次の作品のイメージまで湧き出るし、まことの福祉からまことの至福にいっちゃったような気分だ。
そして、今日も続きをやる。
まずは二匹を合体させるため、形を整える。
二つの大きさが同じではないので、くっつけた時にどちらかが低くなったり高くなったり傾いたりする。
それを補うためにいろいろやったら、なんと、いい感じ。
もしかして、これすごい名作になるのではなかろうか?
‥っていつも言っているような‥