もりわじん絵日記 2004. 3
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3月16日 (火)  [819]  まさか!

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晴れ〜なのだが、ア〜背中が痛い。
喉の痛みに夜中の搬出で疲れがたまり風邪気味なので、昨晩背中や肩が冷えないように変な服着て寝たら、寝返りができにくく変な具合に寝ていたのだろう、寝違えたようで、起きたら左の肩甲骨の下が痛くて痛くてたまらん。
喉の痛みは治まり鼻水に移行している。
整体なんとかをやっているヤクがこの間言っていたが、花粉症の人は左の肩甲骨が右より上にあがっている、だから、まずはそれなりの体操などして肩甲骨を平らにすれば花粉症は治せるとか‥
それにしても、ワシ、鼻水は出るわ、左の肩甲骨は痛いわで‥
これって、まさか!、花粉症?‥え"〜
マジっすか、ヤバイな〜、花粉症の人たちをせせら笑った罰あたったかな?
ワシ、もともと子供の頃はアトピーではないが肌がボロボロで大変だった。
それと、いつも風邪ひいていて、車にはすぐ酔ってしまい吐く虚弱体質。
肌は民間療法の糠油で克服し、虚弱は走ることによってやや克服、と子供の頃から体質改善が趣味。
大きくなって喉の弱い症状が頻繁にでるようになる。
これはインドいった時が始まりで、ひどかったのは中国‥これらの地方の土埃によるもので、それ以降慢性化し雨降る前の日になると喉が痛むという天気予報病になる。
それを克服するのには何年とかかったが、シンプルにタバコを止め大声などの喉の負担はさけることで徐々によくなった。
しかし、あいも変わらず声がデカイ大笑いするので、時々喉がやられ風邪気味になり、今回のようになる。
この間、家解体で、重労働で疲れ虚弱になっている所に、山ほどホコリを吸った。
あの後、喉がおかしく西洋東洋の病院に出かけ喉検査してもらって安心はしたが‥
そんなまだまだ弱っちぃ喉に、この間の大声夢語り、夜中搬出、そしてまた今は花粉の季節ときてるもん、まじぃ〜わな‥
それにくわえ、イゴもアニニョンも近所の猫もサカリで、夜中じゅう泣くわ騒ぐわうるさくって睡眠不足、ますます虚弱になってしまう〜う〜う〜う、うぅう〜


3月15日 (月)  [818]  ニホンオオカミ

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晴れ、あ〜よう寝た。
夜中二回程トイレにいきたくなり起きてはカッコン湯を飲む。
昨日の夜、横浜の搬出バタバタせわしなく1時間ちょいというもうスピードで箱詰め、マエノッチの車とトラックで自宅に帰り、荷物をビニールハウスに降ろし終わる、夜中の2時、なんやかんや片付け寝たのが3時。
起きて、ビニールハウスの荷物を二階に運ぶ。
どっと疲れ、喉の痛みがひどくなり、なんか、風邪ひいたみたい。
ま、それでも、この個展はかなり評判よかったみたいだから嬉しく、これが周り回って‥
今回の個展が直接次のステップになるかはわからないが、囲碁の布石のようなものとなって新たなイイ仕事に広がっていけば幸いですね。
人生みたいなものは直線ではなく、あらゆるものがからみ合った時空間だ。
これは無駄と目先の都合や身勝手で省いたり消したりすれば、別の大事な所で問題が起きたりする。
近所のアヒルちゃんが借りている土地にはシカがやってきてヒルをまき散らしていくらしい。
ヒルって?昔、川にいたあれ?と聞いたら違うみたい。
糸ミミズみたいで、ニョロニョロだが、すごいスピードで人間の足などに食らい付き血を吸う。
すごい!見てみたい。
人間が森林を伐採したため、ニホンオオカミは絶滅してしまい、人間にとっては恐いものがいなくなってせいせいしたが、そのおかげで天敵のいなくなったシカが増え、人里に下りてきてはヒルまき散らしたり畑を荒らしたり交通事故にあったりと大変になった。
では、シカの数を人間の手で調整しようとすると、動物保護団体などがやってきて、今度は人と人の争いまで発展してしまう‥
どこまでいってもまとまりがつかない。
今回の個展は、都会に放たれた強烈で美しいニホンオオカミの魂のようなもの。
みんなまとめて、食っちゃうぞ〜


3月14日 (日)  [817] 勝ち負け

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はれ〜
今日は、横浜ランドマークの個展最終日で夜搬出。
荷物がド〜ンとやってくるので、ビニールハウスの中の油土やテーブル・イスなどを片付ける。
昼、ウツの治ったウツが横浜に個展を見に行くというので、では一緒にいこうと、駅までウツを迎えに行き本場インドカレーを食う‥ウツとの出合いは旅人時代インドでだから。
それから家に来てもらい、床暖でのコーヒーとビニールハウスを体験してもらい、横浜へ。
早めに着き、搬出手伝いに来てくれた、この間ネパールの難民キャンプとやらから帰ったばかりのプータロー娘ヤクと作品鑑賞し搬出時間までメシ食ってだべる。
なんなんだろう、この者たちは?インド・ネパールと‥わしらは文明に捨てられたアジアの流浪のプーさんかい?
そこで、勝ち組負け組の話になる。
たぶん、人には本当の友人となると10人くらいしかなく、その中に勝ち人がひとり、負け人がひとり、強虫がひとり、弱虫がひとり、かっこいいがひとり、ダサイがひとり、知的がひとり、バカがひとり‥と相反する観念の者が自分というものを取り囲んでいて上手い具合に構成している。
そんな自分組が又10組ぐらい集まって、またひとつの大きな輪に取り囲まれ‥それも誰がなんの役をするかは固定してはおらず入れ変わり立ち代わり交じり離れ‥
また自分の内部もひとつの大きな組になっていて、その中にいろんな相反する観念があって構成されている。
‥素粒子というミクロの構成が、大宇宙という構成と似てるように‥
つまり、勝ち負けなどは単なる相反する要素に対して人間が都合のいいような当て字をつけただけ。
問題はその相反する要素がなぜあるのか?相反する要素がなぜ傷つけ戦うのか?
みんな孤独でひとりぼっちで、友達欲しくて、愛しあいたくて、その方向がねじれひねくれて、勝てば友達も愛も手に入ると戦い勝つことだけが肥大化したのではなかろうか?
強がるのが勝ち組、負け惜しむのが負け組、本来どちらも弱者の悔しがりの別表現ではないだろうか?


3月13日 (土)  [816] 娘はやる

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天気よし。
ぐっすり寝たので喉の調子もイイ。
さて、裏の畑用のテーブル、ちゃんと寸法測ってきちんとカットしたので、すんなりイイ感じに組み立てられ、ガッチシ丈夫なものができあがった。
裏の畑とは言っているが玄関があるから表なのだろうか?
どっちが表でも裏でもいいが、庭にあるビニールハウスが生活の中ではかなりメインなのでこっちが表で、玄関側が裏みたいな感じになってしまったのだ。
コブシの木にヒヨドリというのだろうか?が数匹来ては、虫を食っているのかと思いきや花を食い散らかしている。
せっかくちらほら咲き始めた所なのに、まったく‥
アニニョンが、そのトリの死んだやつをくわえて家の中に入ってきた。
‥アニニョンだが、もともと韓国食材屋の敷地に捨てられていたメス猫で韓国挨拶のアンニョンという名前をつけたのだが、いつの間にかアニニョンと言う呼び方になってしまった。
死んだトリをアニニョンから奪い庭の隅に埋めたが、病原菌付きトリを猫がくわえ、病原菌が猫に移り家の中に持ち込まれる。
ならば、猫を外に出さないようにする、人は猫との接触をしない。
となると、もうなんでもかんでもオリの中に入れるようになってしまい、外はばい菌だらけとなり、外は危険、内は安心、どんどん内に内に引き蘢り閉じてゆく。
オリの中に入るのはばい菌のような犯罪者であって、なんで一般のものが入らなければならないのか、反対ではなかろうか?
まったく、どんどん閉じた固くなる方向に物事は進む‥そこが安心なんだよと‥
あ〜あ、どれ、粘土でもいじるか。
今日は、去年作った「娘はやらん」という作品の色がよくないので直そうと梱包をとき、眺め、ふと、そうだ!閃いた。
見事、「娘はやる」というものが出来た‥ふふふ、いいわ、これ。
‥閉じた親父も心を解放したみたい。


3月12日 (金)  [815] 大きい顔

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曇り、あ〜喉が痛い。
この間、大声出して夢語って、多少喉がやられたようになっていた所に、昨日のわけわからん陽気でTシャツ一枚になって、汗かいて大工仕事はやるわ、まことの福祉の粘土は彫るわ、こまい粘土はいじるわで、ちょいとやり過ぎで疲れがこの喉に集中していかれちまったみたい。
あの、最後のちび猫はまずかった‥作っている内にだんだん小さくなって、あまりにも小さいので見にくく瞳孔が開いたようになり気持ち悪くなって吐きそうだったもの。
大工から米にお経書くようなことまでしたもんで、太い神経からか細い神経まで振る回転だったみたい‥ワシこそ脆弱じゃん、まったく情けない。
今日は、大きなパネルに鉛筆ででかい猫の下書き。
いつもは絵日記のちんまい悪戯書きだからか?それとも久しぶりに描くからか?大きい絵は実に楽しい。
このパネルに描いた猫を大工仕事で好きになったジグゾーで切り抜き、ギャラリーふくふく猫の壁画や、今度の個展の壁に飾るつもりだ。
それにしても大きい顔を描くのは本当に気持ちがイイ。
描いていて、大き過ぎるし近いので何がどうなのかよくわからない。
だから、ちょっと描いては1mも2mも離れて、バランス確かめたり、イスに座って検討したりする。
そして又鉛筆や消しゴムなど使ってちょいと直す。
描いてる猫が大きいので上下に屈伸したり右にいったり左にいったりもする。
この前後上下左右の運動があるから、自分が絵の中の空間で戯れているような感覚になる。
これで心地いいのではなかろうか?
それに絵として気に入った表情や質感が出たりするとなおさら気分がイイもの。
でも、絵は平面だから、大工や庭作りと比べたら空間の戯れがやや小さい。
文字の世界なんかほとんど脳だけ‥喜ぶ神経が違うんだろうね。
‥確かに脳が身体を操ってはいるが、物質的には身体の一部が脳である。
身体を動かし心地よくすると脳も心地いい、これでこそ全体のバランスがいい‥太極拳みたいなもんかね。


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