もりわじん絵日記 2003. 11
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11月30日 (日)  [717] 場合かい?

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夜中、雨降っていたが、朝、雨は上がった。
さっそく、朝から、デッキの上に屋根をつけるための波板とやらがどんなものか見に出かける。
ほほう、いろんなものがあるんだね。
大きさと値段をノートに記す。
他にいろいろ材料を眺めていたら、使える安売りの木材があったんで買う。
どうせなら、トラック借りて運んでしまえ、と図面を見ながら材料を選ぶ。
3mの柱を7本、3660ミリの2×4を13本、1800ミリの脚立、他などなどワシの車では大きくて運べないものを手に入れる。
初めて、トラックで、自分んちの前の細い道路に入ってみる。
この道は軽自動車がちょうどいいぐらいで、普通車だと何回か切り返しをしなければならないくらい細い。
前に枕木運んだ時には、別の大きな道にトラックを止め、手で、えっちらこっちらと運んだ。
あの時の重労働はいやよ!と今回は、車で入ってきたのだ。
傷にならなかったが、ちょいとぶつけてしまった‥ははは。
材木を下ろし、車を返したら、もう4時!
あ〜粘土いじりができん。
昨日、一昨日と東京だったから粘土いじってない。
もう三日もやってない。
現実とは、ほんと思うようにいかんもんですね。
まあ、ここまで来たら焦ってもしょうがない、のんびりいくしかないでしょう。
アトリエもデッキも過ごしやすくなりャア、今までにない作品もできるだろうから。
と、明日から12月、師走、このクソ忙しい猫師匠、のんびり楽天家をしてる場合かい!?


11月29日 (土)  [716] 世界招福宣言

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金曜日は谷中のギャラリーふくふく猫の壁画の下地を塗りに出かける。
この間は、暗くなって着いたので、なにも出来ずに帰ったが、今日は電車なので、うまくいくだろう。
ふくふく猫のおばあちゃんが、壁に書いてある言葉を好きな人がけっこういるよ、と言うので、そこは残すことにした。
●世界招福宣言
「母のお腹の中にいる頃、心の中には何もなかった。
いいもわるいも、きれいもきたないも、だから心配もなかった。
ただ、とてつもなく長く、とてつもなく巨大な安心があっただけだった。
それ以外になにもいらなかった。
それが『福』である」1998年11月14日…
さて、まずはグラインダーで、古い絵を削り落とす。
白と黄茶を混ぜたややクリーム色のペンキをローラーの刷毛で塗っていく。
2度塗りが終わったところで、暗くなってきた。
まあ、今回はこれぐらいにして、お終い。
そのあと、猫町で個展しているイナイナばーさんとそれに近所のウツを誘いパーっと飯食いに。
イナイナバーさんの作品は自由奔放でいい、コンセプトばりばりの理屈やうまい技術の作家が多い昨今なので、かなり新鮮な感動であった。
ウツのほうはというと精神はあいかわらずだが、顔が‥ちょっと赤くなってブツブツがでてる。
頭腐ってるんで、身体ももう耐えられなくなって腐り始めてるのだろうか?
珍しいメンバーなので、つい話しが弾み、飲みに飲んで、気付いた時には0時をまわって帰れなくなってしまった。
猫町に厄介になることに。
そして今日、起きたはいいが、二日酔い、猫町で気分が落ち着くまで休んで、一日潰してしまった。
それに雨で、壁画の下塗りも乾かず少々流れおちてしまった。
ま、いろいろあるさ。


11月27日 (木)  [715] カラス

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さむいっすね〜
一通り朝のやること済ませ、書をする。
書は今日で終わり。
墨が余ったので、そのあたりのいらないでかいポスターの裏にイゴこっちを書いてみる。
なんとなくイイ感じにできたので、適当に壁に貼る。
アトリエの床も壁も家改造のためボロボロなので、気軽に悪戯書きを子供のいる家庭のように貼っても気にならない。
子供のいる家にいったりすると、子供ってよくまあこんなに出鱈目にできるものだと感心する。
あそこまでは嫌だが、そんな感じだね。
このいい加減なインテリア、いいっすね。
あんまりきれいに整いきちんとしている家はこういうことすると似合わない。
人間もインテリアの一部にならなきゃいけなくなる。
かしこまって、だらだらできない、鼻くそもホジくれない、へもできない、靴下も脱げない、地べたにも座れない‥
だから、落ち着かない居心地悪い。
かといって、チャイのように外と一緒で所かまわずオシッコしていいわけではない。
程々にデタラメにね。
書も終わり、デッキに出て、昨日の続き、デッキの大きさ高さ屋根をつける寸法など測り、どのようにするか考える。
こうやってただ頭を巡らしているのもなかなか楽しいが、身体を動かさないので、寒いしつまらん、やっぱ、汗かきたい、流汗悟道っすよ。
この寒い中、イゴこっちが、桜の木のかなり高いところ、2階の屋根ぐらいの所まで登り、カラスと対峙している。
カラスはマダムと同じで光るものが好き。
よく公園などで野良猫の目がつぶれている‥あれは有閑マダムの仕業だったりして。
カラスを追っ払うが、イゴ、諦めず、降りてこない。
同じような黒だから、自分も飛べるとでも思っているのだろうか?
「イゴ!お前出目なんだから、目、突かれるぞ、おりてこい!!」


11月26日 (水)  [714] 明日にしようっと

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おぉ!早朝ゴマ吉がだみ声で唸っている。
チャンス!とばかりに2階の寝室から仕掛けてあるバケツの水を落とすためのロープを引く。
バッシャーンと水はデッキの上に落ちたはいいが、あれ?ゴマ吉がいない。
ちぇっ!違う所でダミってたみたい。
しかし、普通なら、眠い朝にだみ声うるさいなぁと感じるんだが、喜んで、パッと目が覚め、そーっと窓を開けるから、楽しんでんだろうね‥でへ。
今日は天気がいい。
さっそく書をし、それから外で、改造途中でほっぽってたイス2脚にサンダーをかけ塗料を塗る。
イスの座にスプレーをかけ今回は3色ストライプと格子の模様にする。
それから、2階のフローリングにペンキを塗る。
このペンキは木にしみ込んで青白い感じで木目などを出すデッキ用の塗料。
別にフローリングの木目を出すわけではないが、薄い色なので渋い感じになる。
粘土いじり、今日は調子バリバリにイイ。
デッキのテントはずして、ちゃんとした柱を建てパーゴラを作り、少々の雪ならOK、取り外し自由な透明じゃばらの波板ライトルーフをつけようと思いついたのじゃ。
柱と柱の間に壁としてもライトルーフをつければ横雨も防げるってわけ。
いくらのんびりの朝仕事でも今年中にはできるだろう。
と考えているのだが‥甘いかな?。
ま、頭はそのようなことを考え、やや方向性が決まったので、気が楽になり、粘土いじりもスムーズになったんですね。
では、さっそく夜、どのような感じに屋根を取り付けるか考えるが、屋根が斜め、って事がネックになって、わけ解らん。
ダメだ、明日にしようっと。


11月25日 (火)  [713] ワァ−ー

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雨降り。
2階のフローリングは今日で表面の塗料も完全に剥がす、だいたいだけどね。
家改造や庭造りいろいろやることあって、ひとつひとつが初体験なので、解らないことだらけ。
だけど、これが面白い。
あ〜でもない、こ〜でもない、あ〜しよう、こ〜しよう、と。
その解らない問題をクリアーしてゆく達成感などもある。
別に生活のためでもないし、期日というものもないし、やってることも仕事でないのでかなりいい加減。
そのように解らないことがそっちに働いているから、却って粘土いじりがスムーズ新鮮になる。
ところが、だ!
今日の粘土いじりは調子が悪い。
デッキの上の雨よけのテント、横から雨が入り、デッキ、ビショビショ。
アトリエ改造、来年早々には床を完全に剥がして、コンクリ流し、床暖房と収納スペースを作るつもり。
その時、テーブル、棚、窯などなど、大きなものはこのデッキの上に置き、大体2週間ぐらいアトリエを空の状態にし、本職粘土いじりは休むことになる。
デッキに、こんなに雨が入ったんでは、やばい。
もし雪でも降ったらどうしよう?
こんな、テントひとたまりもないだろう‥ん〜これは大きな問題だ。
この問題は、本職に影響を及ぼしているから面白い問題ではない。
途中で改造止めるわけにもいかない。
それに期日があるってのが嫌だ。
ワシ、身体にあった期日ならいいのだが、焦った締め切りは好かん!
あ!パソコンも移動だし、台所も空にしないといけない‥
飯はどうしよう!
ワァ−ーほんとに大変だぞ〜ワァーーーーー


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