もりわじん絵日記 2003. 11
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11月18日 (火)  [707] 入出力

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とってもイイ秋晴れ〜
山登りでもしたいが、まずはフローリングが先。
フローリングの裏のバリ取り‥ア!一瞬、なんか急にバリ島行きたくなったぞ。
昨日のバリ取りのやり始めはうまく行かず、なかなか取れない、こんなことでは来年になってしまうと、やや、気落ちしてしまい、あ〜あ止めようかな?新しい木を買ってきて始めからやった方が安上がりで楽しそうだなぁ、などと思ってしまい、ほんとにやる気無くなっていたが、邪念を振り切り、今日、コツを掴んだ。
頭脳というのは、身体を使うと頭よくなるようにできている。
入ってきた情報を身体でもって使い、前に進むと、見える風景が変化し、それが新たな情報となって、また身体を前に進める‥知らぬうちに、ずいぶん前進し、始めの一歩とはまったく違った進化をしている、子猫の成長のように。
この頭と身体のバランスを崩し、頭に情報を入れるのはいいが、ちゃんと身体を動かして外に出さないと、変な方向に出ちゃって悩んだり暴れたり太ったりする。
あ〜ウツもそうだな!ありゃぁ、外に出さないで、内に出して空回りしてんだね。
2階のベランダルームの絨毯をひっぺがし、その下にあるマットと周りの木を剥がす。
絨毯は、庭の駐車場に敷いてみる。
あら!いけそう。
ここはイスやなんやかんやをペンキ塗りするところとして使っていた。
ところが、小石が敷いてあり、その上でよく木などを燃やすので、炭や灰も混じり、ペンキ塗りがやりずらかった。
これなら、かなりイイ感じだ。
三茶のアトリエでは、畳の上に、拾ってきた絨毯敷いて、それが絵の具だらけになり、また絨毯拾って上に重ね、またまた絵の具だらけになり、その後その上にベニヤが張られ、それも絵の具だらけになるような絵描き三昧していたので、なんか、懐かしい。


11月17日 (月)  [706] 一歩後ろ

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天気めちゃんこよし。
朝早く、ファーザーから電話あり、どうだ調子は、世界的になったか?毎日祈ってるぞー、だって。
アハハハ‥笑ってしまった。
作品はかなり世界的なんだけど、まだまだ気付く人が少ないだけ。
気付いたとしても猫だし神様だしで、みんな触らぬ神に猫に祟りなしとなって知らんぷりなのかもよ。
だから軽くあしらわれない、徐々にのんびり広がるだけ。
こんな作品2つとない珍しい摩訶不思議なもの、黙っていてもいつかは浸透してゆく。
そのつもりでそうなるだろうとやや確信して始めたことだから、焦ることはない。
いちいち、どこかの名立たる市場に媚びて実業家のように出世を企んで焦って売名しても、それは商売、いつかはつまらないなんでもないものになり下がる。
『祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす おごれる人も久しからず ただ春の世の夢のごとし たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ』:平家物語:
昔、沖縄で泊まった民宿のふすまにでかでかと墨で書いてあり、読んでて気が晴れるような感じがした。
くだらん社会があおっている名声欲にのせられ、他人と比べ、我こそ幸福になろうとするんだろうが、それでは却ってほんとうのところ、今の幸せを逃しているのではないだろうか?
なんでもそうだが、居心地や自由などが中心にあって、世界に出る、有名になる、出世する、などは只の周辺の妄想で、そう重要でない。
そんな二次的なものを重要視すると、どこに行っても何しても心地よいとか自由というのを感じなくなり、それを追うだけの人生になってしまう。
例え、栄えたとしても、ほんとうの幸せではない。
なぜなら、栄えなければ幸せでないとなれば、その幸せは不自由だからだ。
たけき者も遂には滅びぬ、なわけだしね。
真の幸福というのは、先先と追わず、思っている一歩後ろに留まるとこにある。
招き猫が幸せを呼ぶというのは‥あの手を挙げたポーズ、一歩後ろにおいでなさいと誘っているように見えませんか?


11月16日 (日)  [705] わびさび

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北の山の頂上は晴れて青空、その下に雲があり東に向かって流れてる。
山の頂上に登って下を見たら、まるで雲海を見るようだろうな。
雲が流れ、晴れ渡ってゆく風景を3階からしばらく眺めていた。
そうそう、この家には3階があるのだ、4畳半程の部屋。
高いので遠くの湖が見え眺めがよい、この部屋には本棚を2つ置き、壁には所狭しと昔描いた変な絵などを飾っている。
ここで、遠くを眺めたり本読んだりしながらお茶でも飲んで寛ぎたいのだが、今までやったことがない。
階段バシゴをいちいち2階の天井から下ろしての昇り降りが面倒だし、寛ぐならうろうろしたりできる青空の下の庭になってしまうからね。
それで、この部屋は、膝を抱えたポーズをしている観三河屋という作品を座布団に座らせ前に小さい座卓をおいて、観ちゃんの部屋にしている。
観ちゃん、飯食わないし、トイレも行かないから、ちょうどいい。
たまに、本などを取りにここに登ると、観ちゃんがジ−っとうつむいているのに、ハッとする。
おお!ひき籠りがいる、このちょっとした驚きが実に心地イイ。
朝は、剥がしたフローリングの釘をグラインダーで、全部とる。
これで、やっと次のステップに入れます。
ところで、庭で飯食ってて気付いたのだが、木のクモの巣に引っ掛かってる枯れ葉のたばとか、落ちないでぶら下がったままの枯れ葉とか、腐って落ちた枯れ枝などが妙に心地よい。
よく、秋の風景の写真などを見ると、鮮やかな紅葉ばかりが多く、ワシもそういう庭っていいなぁと思い、そんな庭造りを志していたつもりだが、あんまりきれいすぎるのってかえって居心地悪い。
どこか、いい加減で、自由で、自然な様が、やはりいいみたい。
わびさびが解る年にでもなったかな?っていえば、聞こえがいいが、なんのことはない、頭も身体もわびさびになったせいだろう。


11月15日 (土)  [704] 御満悦

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曇り、朝からイゴこっちを連れて病院へ。
耳を掻きむしり血が出て、しょっちゅう身体が飛び立つぐらい頭ブルンブルンと振りまくるのだ。
外耳炎になっているみたい。
病院ついでにホームセンターへ。
ちょうど病院の前にホームセンターがあるので、つい寄ってしまう。
この間買った丸ノコを据え付けるための板やボルトなどを買う。
んぬぐらいにして、今日は粘土いじりに励もう。
ところがどっこい、眠い。
昨日の珍道中、刺激的すぎて、疲れが出たみたい、寝ることに。
一時間ぐらい寝たんだか、寝なんだか、とりあえず起きて粘土いじり。
この間、新しいタッチを見つけたんで、そのやり方で小型の猫神様などをいじってみる。
オオ!神々しいね。
久しぶりに猫神様を作ったが、やはりおもしろい、それに気がスムーズに流れる。
やっぱ、得意なのかな?性に合っているのかな?
前世、ワシ、鎌倉時代あたりの仏師かなんかだったのかね?
それとも、とんでもない悪党で、仏に悪さして罰あたって死んで、今生、反省してるのかも?
まあ、なんであろうと、今は今、濁りなく作りマッセ。
今まで、古展とかやって、昔の顔造りの技術手に入れたり、泣き猫や天才猫などで、微妙な顔の表情の技術も身に付いたので、前に作った猫神様の顔とは、幾分なんとなく違い、深みがあるような‥ひとり御満悦。
脇道それていろいろやったことがうまい具合につながるから不思議ですね。
それと、今回の新しいマチエールが粗いので、繊細さと大胆さが備わった感じで、ますますいい感じ、かなり調子づきハマってしまった。
これを本焼きして、あーして、こーして‥ヘヘへ、どうなるか、楽しみです。


11月14日 (金)  [703] 珍道中

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秋晴れ〜
ア〜筋肉痛で身体中が痛いだるい、目が窪んでる。
大工仕事というのはこのように疲れが身体に表われるからわかりやすいが、粘土いじりや絵付けは指先目先が主なので疲れが顕著に出ない。
気分的に、ア〜今日は粘土いじりしたくないなぁ〜などと感じた時が疲れている時なのだろうが、けっこう気分屋のところもあるからそう断定できない。
それに展覧会が込み合っている時などは気分を無視することもある、そうすると、そのしわ寄せがあとでやってきて、頭が切れ、そのあたりをぶち壊したくなったりして暴れ犯罪者もどき化してしまう。
だからこうやって大工仕事で、破壊衝動を満たし、疲れ信号を見ることで、粘土いじりの疲れも同時に休ませることができて、犯罪者にならずにすむ‥なぁ〜んてね。
猫町でヒデ虫君が初個展?をやっている。
ついでに、ギャラリーふくふく猫の壁画がもうボロボロなので描き直そうと下地塗り用のペンキなどを準備し、昼チョイ過ぎ、パップに車運転してもらい東京へ。
パップ、なかなか気が利く、ふくふく猫の店先に秋を演出しようと山から見事な大きな紅葉しているメープルを袋いっぱいもってきたのだ。
こんなに大きなメープルは、東京ではなかなか手に入れ難いだろう。
さぁ〜コーヒー飲みながらハワイアンソングで秋晴れの中出発。
始めはよかったが、なんと渋滞、画廊のお姉さんやふくふく猫のおかあさんにもうちょっと開けておいてと何度も電話しながら、谷中に着いたのが、4時間半かかって夕方6時過ぎ‥ぎりぎりセーフって感じかな。
ところが、暗くて壁画どころでない、わざわざ来たのに、マ、また今度、電車でこよう。
ウツも含め、集まったみんなでカレー屋に行って飲んで食ってバカ話し。
帰りは1時間半で着いたが、いや〜予定めちゃくちゃの珍道中で、けっこうすっきり楽しかったわ。


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