もりわじん絵日記 2004. 6
メニューに戻る
6月10日 (木)  [889] 空・福・観

20040610-1.jpg


くもり。
昼飯食ってたら途中でやや腹一杯になってきた。
まだ、目の前には、美味しそうな松の実の入ったトマトサラダにヨーグルトがある。
このまま庭の花を眺めたりメダカにエサやったりしてのんびり構えているとますますお腹がいっぱいになってきて、このサラダが食べたくなくなってしまう。
そうなる前に快楽求めサラダをガツガツ食べる‥アホやと思いながら。
ア〜腹一杯だ〜‥少々つまらなくなってしまった。
お腹がいっぱいになると、あの腹へっていて、パンだ、サラダだ、ヨーグルトだ、今から食べられるんだ、ワーイ、ワーイ、嬉しいな〜という思いがなくなってしまうばかりでなく、そんな空腹感こそが心地よいものであるということに気付かなくなってしまう。
つまり、空腹感が前提にあるから食べることが嬉しいのである。
今、このように自分に言い聞かしているのは、いつも忘れてしまい気付きづらくなってしまうあの心地よい空腹感が大切だということを心身で覚えておきたいからだ。
心身でしっかり覚えていれば、空腹や足りない・少ない・乏しいという社会でいうマイナスのイメージが、本当はどれだけ喜びの前提になっていて、すばらしいか美しいか大切か。
それを知り、多くを求めない精神が育まれると本当の福に包まれるのではないだろうか‥
…空腹感とは空・福・観である‥…
と、こんな感じでうまいところに到達したみたいで、心地よいせいか、今日の粘土いじりはとてもすがすがしい感じがでていていいわ。


6月9日 (水)  [888] 悪気

20040609-1.jpg


あ〜、子猫を見ていると1週間や10日間ぐらい、棒に振ることができそうだ。
どっかに旅行にいったつもりで、子猫6匹とドロドロにとけまくろうか?
子猫はもう目も開き、よちよちと歩く。
ア〜ほんとにとけそうだ〜〜
あ〜淡い愛欲だー
小雨の中カッパを着て、昨日作った波模様のベニヤを庭の門に取り付ける
門に猫の足跡があった。
ふん、これでどうだ、ゴマ吉め。
その後、やっと変型本棚4段を完成させる。
なかなかお洒落じゃん。
そういや、今朝は夢に悪人が出てきて、成敗しようと戦って、かなり寝不足。
ア〜気分わりィ。
…いい・悪いはコインの裏表のようなものです。
自分はいい人だと思って悪い人に負けまいと戦う。
ところが、それは意地であったり欲であったり思い込みであったりのいい人。
負けた弱いものは吠えたり噛みついたり襲ったり喧嘩したりします。
そのまま犯罪して悪い人になってしまったりします。
結果、いい人だと思っていた自分が悪い人を作ってしまうことになるのです。
だから、いい・悪いはコインの裏表なのです。
たぶん、自分がいい人だと思うというのは本当にいい人ではないのかも知れません。
本当にいい人は自分をいい人などと思っていません、もちろん悪人ではありません。
‥‥‥‥‥‥
肉食動物は悪気があって優しい目の草食動物を狙い襲い食うのではありません。
人間はいい人も悪い人も身勝手な思考という悪気で人を狙い襲い殺したりします…


6月8日 (火)  [887] ジャンプ

20040608-1.jpg


なんか知らんが、、ア〜寝苦しい。
晴れやや蒸し暑い、デッキ26℃。
朝早くゴマ吉の泣き声が近くでするので、もしやうちの庭に入っているのではないかと、そ〜っと窓を開けデッキに出てみる。
チャイがデッキの下を気にかけている。
いるな、ゴマ、どうやって庭から出るのだろうと構え、トンとデッキを叩く。
ゴマ吉一目散に走り、ひょいと庭の門の上に飛び乗り越えていった。
ここかぁ〜、しかし、こんなに簡単にゴマは出られるのに、それを見ている元気者のポチくんなんか、なんで出られないのだろう?不思議なもんだ‥出なくていいけど。
さっそく、朝の大工仕事は、庭の門の上に長さ295センチの波模様のベニヤを取り付けるための作業。
ジグゾーで波模様に切り磨きペンキを塗って、乾くまで待つ。
今日は来年のカレンダー用にできた作品や他の作品を最終チェック&値段設定。
この値段設定なるもの、今までの作品との関連上、そんなに安くもできないし、高くもできないから、考えるだけでわけ分からなくなる。
今までの作品のファイルを出し、質・大きさが似ている作品を探し、その値段を眺め、そこから検討してゆく。
ところが、写真ファイルと作品タイトル・値段のノートが別々なので、何がどの値段なのかあてはめるのに一苦労。
この作品はあの時の個展あたりで出した作品だからこのページにあるはずなんだけど‥とか。
なにせ、作品点数が山ほどあるんだもん、まったく、ア"〜
微妙な差があったり、これはニ度と作れないのがあったりとまちまち。
こういうのって一律いくらとかすれば楽なんだけど、そうしちゃうと作品の幅が狭くなって同じようなものばかり作るようになってしまうしな‥
ア〜面倒臭い、そうこうしているうちに、一日経ってしまった。
結局、門のベニヤは取り付けられなかったわい。


6月7日 (月)  [886] のうのう

20040607-1.jpg


梅雨。
昨晩風呂入っていたら外でチャイがないている。
この泣き声は、サバトラに向かって吐く「なんだよぉ〜お前なんか、嫌いだよぉ〜」の声。
バカチャイめ、垣根に張り巡らしたネット越しにサバトラに文句いっても意味ないぞ。
ペっと唾でも吐いて、こっちは庭がきれいでいいぞ、って言って無視してりゃいいのに。
サバトラ、どこにいるか分からんが、風呂の窓を開け桶で湯をかけてやった。
ところが、なんと!サバトラどっから入ったのか、うちの庭にいるではないか!
こら!サバ、そんなにうちの庭がきれいできれいで入りたいのか?
しかし、いったいどっから入ったのだろう?
うちの猫はまったく出たり入ったりできないのに‥
サバ、かなり賢いな、車にも轢かれずにのうのうと縄張り拡張して生きているし、偉いもんだ。
アンニョンの子猫を探りに来たのだろうか、父として‥
‥ところがサバよ、残念なことに、この間、お前そっくりな子猫が死んだんだよ。
たぶん、お前の子だよ‥泣くな、サバ。
朝、起きたら、和室の押し入れの子猫が一匹もいない!
まさか、サバが入ってきて自分の子だけが死んだ腹いせに他の子猫を食ってしまったとか?
子猫いないので一瞬、ワッと驚いたが、たぶんテレビの裏あたり、やはりいた。
しかし、ここはコード線がいっぱいあってかじったら面倒なので、ダメ。
とりあえず、押し入れの中の匂いのついた古い段ボールなどを片付け、新しいマットを敷いて、ここに子猫をまた戻す。
さて、アニニョンどうするんだろう?


6月6日 (日)  [885] 浦島太郎

20040606-1.jpg


雨、よしずの下で裸になって髪を切るの‥
よしずの上にビニールシートの屋根があるので、雨が降ってもいつもの通りなのだが、よしずの厚み分シートが盛り上がり、雨水が逆流して波板との接点から漏る。
気に入らないが、晴れなければ修理もできない。
梅雨入りしたのだろうか、ちょっと寒い。
午前は昨日戻って来た『新 サ゜スウォスス of キャッツ ワールド』の作品の数々を片付ける。
どこかで展覧会終わった後せわしなく出鱈目に包んだのだろう、箱の名前と作品の名前がバラバラ、まったく‥しょうがない、全部出して包み直す。
3年ほど前の作品だが、久しぶりに見た、おもしろい。
猫なのかなんなのか分からん、マンネリを打破しようとしていてかなり斬新な試みだったことが窺え、色が落ち着いたせいもあって、不思議な存在感が出てきてる。
これらの作品をきっかけに作風が自由で大きな広がりとなった。
古いサ゜スウォススは初めて作った猫作品であり、それから招き猫繁栄が始まったから、このサ゜スウォススというのは、変化のきっかけとしてなんかあるんだろうか?
この絵日記からWORKSそして新 サ゜スウォスス of キャッツ ワールドをクリックしてゆけば、50の物語と作品が出てきますので見て下さい。
午後までかかって後片付けし3時半頃疲れとこの雨降り陽気でとても眠いので寝る。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ハッと目を覚ましたら4時半、かと思ったら5時半、なんと2時間も寝てしまった。
この時感じたのだが、当り前の事だけど、こんなに寝た記憶がない。
記憶もないということは、まるまる2時間生きていたという記憶がないということ。
視点を変えれば記憶も持たずに生きていたことになる。
夢などを覚えていれば、寝たという記憶になるが、よくよく考えれば、その寝た記憶にしたってほんの僅かな部分だ、ほとんどは記憶がない。
起きていたって隙間なく記憶があるなんて事はない。
かえって、充実してる時などは記憶に残らない。
ということは寝てるにしろ起きてるにしろ、充実した時間を過ごしている時は記憶に残らない。
‥記憶などしなければ、惚けることもないだろう‥


| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
2004/6
SuMoTuWeThFrSa
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   

前月     翌月