6月3日 (木)  [882] 居心地悪い

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こんなに晴れているのに、アホか〜
子猫の中の一匹真っ黒猫は黒いから表情が分からず目立ちもしない可愛げもない。
可愛いとか、目立っているとか、才能あるとか‥そういう一番を求めるのは欲であり、自分を見失っている。
まあ、残り物やチョット気持ちを引いた所にちょうど良いがある。
前々から黒猫を飼いたいと思っていたし、この黒猫はうちで飼うことに‥
したのはいいのだが、SS、愛着がわいたからと、もう一匹飼うと言う。
里親がいないとなればそれもしょうがないが、そうではない。
この間の個展には17匹飼って自分がガンになり、猫どうしよう?などなど、結構そういう問題の話しを耳にした。
いろいろと猫作品を作っている自分としては考える所ありであった。
そこに80歳も過ぎた猫好きおばあちゃんが現れ、いいこと言っていた。
猫など一匹か二匹飼うのが愛情もきちんとできてちょうどいい。それを飼いたいからとたくさん飼えば愛情も行き渡らない偏る。それは我欲というもの、自分の欲しいという欲を満たしたいだけ、猫に対する愛情などない。一、ニ匹なら猫の主人である人間が死んだら、自然と猫も一緒について来たりするものです‥
はは〜と周りを見ればおばあちゃんは居ず、猫の泣き声が遠くで響いていた‥
去年ヨンダイが亡くなった、彼はよく遠くまでついて来たが、冒険好きというより、他の猫の多い家の中と違って外での方が落ち着いて主人に接することができたのだろう。
今年最愛なるゆっくり君が亡くなった。
猫にとっては猫が多過ぎるのだ、落ち着かないのだ、愛情が行き渡ってないのだ、ここはぎゅうぎゅう詰めの電車か、居心地がよくないのだ。
作りたくもないフェンスなど作ったものの、猫が増えれば、イゴなどはどこかに抜け道を見つけ出し、そこから外に出て車に轢かれるとも限らない。
それをイゴの自然な運命として諦めきれるか?
たぶん、とても大きな悲しみと後悔をするだろう。
もう猫を殺すな!、ワシまで居心地悪くなるではないか!