もりわじん絵日記 2008. 1
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1月16日 (水)  [2175] 森へ13

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じいさん、言い分があるらしくいろいろ言うのだが、ほとんど思い込みの妄想だらけ。
ワシが木を剪定しないで枯れ葉をまき散らしている、だって。
ワシャ、村のダニチンピラかよ。
伐っているよ、といっても、嘘だ、という。
もうかたくなに思い込んでいる。
人は思い込みで生きている、ということを認識した。
とんでもないバカだ。
隣のばあさんに、伐ってないよな、と言う。
味方はいるんだぞ、嘘つくな、嘘つきが。
ばあさん、伐ったよ、と言う。
アワワ…
ほら見ろ、バ〜カ、別に隣近所と諍い起こしたいわけじゃないんだよワシャ、木には伐るタイミングがあるんだよ。
ほんと思い込みの激しい。
滞って腐っている思い込みを捨てることを過去を捨てる、と言うのだ。
自然を捨ててデジタル文明にどっぷり浸かることではないよ。



1月15日 (火)  [2174] 森へ12

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事件の次の日の朝。
じいさんがやってきた。
うわっ!面倒だな、とは思ったが、やはり詫びにくるのが当たり前だしな。
昨日お巡りさんに言われたんだろうな。
余計な仲間をつれてきた。
反対となりの枯れ葉嫌いばあさんだ。
SSが玄関に出た。
ちゃんと詫びるのなら、ワシャ寛大だから許してお茶でも出そうかテーブル片付けて玄関に行った。
そしたらなんか心から謝ってない。
情けないじいさんだ。
がっかりよ。
録音テープを持って会話を録音してる。
謝った証拠として警察に提出するらしい。
なんだよ、それ。
形だけかよ…ほんと人間の心をまったく解ってない。



1月14日 (月)  [2173] 森へ11

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こういうときは町のお巡りさんを呼ぶに限る。
大きな事件になってからでは遅い。
お巡りさんは事件にならなければ出てこないけど。
投石事件ということで来てもらった。
じいさんのとこに注意しに行ってもらって、その日は過ぎた。
なんかスゴミのあるお巡りさんだったなぁ。
さすが、いろいろ争いごとを見てきただけある。
表面はニコニコ穏やかなのだが、内面にすごいもんを感じた。
この方もある種現代の妖怪だね。
ワシ、ほんと世の中の事何も知らん。
北極にいるような、月から見てるような、それとも天職するため天にいるのかもね。
地上の現実、いい勉強なったわ。



1月13日 (日)  [2172] 森へ10

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ワシには大事な天命の天職がある。
ワシの天職を邪魔しようとしている妖怪なんだろうけど、このじいさん。
その手に乗ったらダメだ。
天の仕事の邪魔する魔物はこれからもいっぱい向かってくるだろうが、心から払いのけてゆくのだ。
お釈迦さんが座禅を組んでいるとき、魔物がやってきては悪い誘いをするが払いのけたと言う。
ワシ、なぜか子供の頃、ガンジーというあだ名だった。
あのインドのガンジーはハンストなどの無抵抗主義を貫いた人だ。
ここは冷静になって、忍耐忍耐と…
で、警察を呼んでみた。
ふふっ。



1月12日 (土)  [2171] 森へ9

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自分を顧みて。
ま、この事件も七難八苦の一つだろう。
短気で何しでかすかわからん自分に対しての修行ですね。
粘土いじりでもそうだが、一つ難題が来てそれを乗り越え喜びがあり、また難題が来るの連続。
陰陽。
生きるとはこんな事なのだろう。
…何一つ悪いものなどない。
悪いのはそれに取り込まれる己自身の心だ…

ではこの難題を解いてみよう。



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