もりわじん絵日記 2007. 4
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4月15日 (日)  [1912] ヤゴ

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  FINE
梅の木に1cmほどの毛虫がごっちゃりといる。捕まえて池の金魚に食わせる。けばけばなのでイマイチ食いつきが悪い。ヤゴを発見したので、毛虫の大群をヤゴの頭上に浮かべる。ヤゴは5cmほどある。慎重にトンボ目のような目で毛虫を眺め、素早く下顎を伸ばしその下顎の先で毛虫を挟む。まるで手のよう。挟みながら上アゴの口でのんびり噛みしめる。この下顎ってのはアゴではないような気がするな???食うのが実にのろい。金魚やわれら人間のようにがっつかない。しっかり噛みながらじっくり味わっている。毛虫一匹すっかり食いつくしたあとも、暫くンチャンチャと噛みしめている。いつ食事にありつけるかもわからない厳しい環境なのに、なんでこんなに落ち着いていられるのだろう。虫ながらあっぱれ!優雅な食事風景だなぁと思った。


4月14日 (土)  [1911] 天体

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 FINE
晴れですね。やっと念願の天文台だ。散歩してて知り合った天文マニヤ先生からお誘いがあった。
土星を見た時、感動した。表現としては、かわいい!という感じだ。写真やテレビ映像では知ってはいるもののやはり本物との遭遇は脳を刺激する。バカでかいレンズ(350mm)を通してみる。ちなみに肉眼のレンズは7mmぐらい。望遠鏡をメガネのでかいものと考えてよいとすれば、やはりこれはメガネをかけて肉眼で見たことになる。生土星を見たわけだ。だから感動したのかもしれない。
そのあとにわれらの銀河ではなく他所の銀河を見せてもらったが、あまりにも遠い。この望遠鏡でも微かに見える程度。見る時はそらし目で見る。そらし目とはまっとうに凝視しないこと。まともに見ようとするとぼやけたり見えなくなったりするが、あらぬ方に目をそらしてみるとふわーっと見えてくる。見ようとすれば見えず、見ようとしなければ見える。これは面白い。芸の極みや禅の言葉のようだっす。


4月13日 (金)  [1910] アンズ

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 FINE
アンズがおかしい。我が庭の2本あるアンズの木のうちの小さい方だ。この木は前の家の庭からもってきたもので、ここに来てから今までにないほど花が咲いた。今年も立派に咲いたが、花後の葉がなかなか出ないし勢いもない。もう一つのアンズは、これに比べ花が咲くのも遅く大きい割りに花も少なかった。しかし、花が終わると葉をドンドン出して今は緑豊かになっている。小さいアンズだが、この植えている場所が気になる。去年ダメになったピンクユキヤナギの隣なのだ。ピンクユキヤナギの前にはニシキギがあってダメになった。ピンクユキヤナギも勢いまして一気にダメになった。虫のせいにしていたが‥。虫がつくということは体力がないということだ。この場所、環境が問題なのでは?周りを見れば一番近い所にあるのはサルスベリ。これかな?でかいから周りの木を弱らせてしまっている。それとも木の下に植えた花々?花見の前に花々をここに植えて春に向かうのだが、肥やしを入れる。この肥やしに根が焼けてしまった。もう一つ考えられるのが、池。雨が降り池の水嵩が増すとこの辺りに流れ向かう。水腐れ。しかし、これはたぶんないな。ヤッパ、この土の下になんか得体のしれないものがいるのだろうか?
環境とはなかなか目に見えてわからない。


4月12日 (木)  [1909] 伐る

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 FINE
てんぐ巣病の枝を伐る。下から見ているとたいした枝ではないし、そんなに高い所でもないと思ったが、上ってみるとけっこう高いし、枝も太いし伐り取る全体もかなりでかい。ゼイゼイいいながら、腕パンパンにしながらやっとこ伐り、どさどさと下におろす。木の傷口にこの間買ってきた薬を塗るのだが、この薬塗り終わったあとは別にこの薬が皮膚についたわけでもないのに露出している皮膚を洗えという。なんかすごい薬なんだろうか?念のため猫は家に軟禁した。


4月11日 (水)  [1908] てんぐの巣

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 CLOUDY,RAIN LATER
さくらの花は半分ほど風に吹かれて少しずつだが葉桜になってきている。見ると花も咲かない枝があって葉が勢いよく出て、その枝だけが緑緑している。これは「てんぐ巣病」というものらしい。違う植物が寄生しているのかというとそうではなく菌によってこのような枝になる。これが蔓延るとさくらの木は死んでしまうという。それで枝を伐りそこにつける薬を買いに出かける。気になって街のさくらを眺めたがけっこうある。よくよく見ると変な所から変な向きに出ていたりホウキの先のようにまとまって出ていたりするから、無気味な雰囲気を漂わせている。山でこれを見たら間違いなく天狗の巣と思うことだろう。しかし、巣はそれほど大きくない。
小さい天狗がいっぱい、巣から飛び出して、赤くて長い鼻先をくっ付けてお互いを確かめる。時々お尻の匂いも嗅ぐ‥アッ、鼻が!


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