4月15日 (日)  [1912] ヤゴ

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  FINE
梅の木に1cmほどの毛虫がごっちゃりといる。捕まえて池の金魚に食わせる。けばけばなのでイマイチ食いつきが悪い。ヤゴを発見したので、毛虫の大群をヤゴの頭上に浮かべる。ヤゴは5cmほどある。慎重にトンボ目のような目で毛虫を眺め、素早く下顎を伸ばしその下顎の先で毛虫を挟む。まるで手のよう。挟みながら上アゴの口でのんびり噛みしめる。この下顎ってのはアゴではないような気がするな???食うのが実にのろい。金魚やわれら人間のようにがっつかない。しっかり噛みながらじっくり味わっている。毛虫一匹すっかり食いつくしたあとも、暫くンチャンチャと噛みしめている。いつ食事にありつけるかもわからない厳しい環境なのに、なんでこんなに落ち着いていられるのだろう。虫ながらあっぱれ!優雅な食事風景だなぁと思った。