4月11日 (水)  [1908] てんぐの巣

20070411-1.jpg

 CLOUDY,RAIN LATER
さくらの花は半分ほど風に吹かれて少しずつだが葉桜になってきている。見ると花も咲かない枝があって葉が勢いよく出て、その枝だけが緑緑している。これは「てんぐ巣病」というものらしい。違う植物が寄生しているのかというとそうではなく菌によってこのような枝になる。これが蔓延るとさくらの木は死んでしまうという。それで枝を伐りそこにつける薬を買いに出かける。気になって街のさくらを眺めたがけっこうある。よくよく見ると変な所から変な向きに出ていたりホウキの先のようにまとまって出ていたりするから、無気味な雰囲気を漂わせている。山でこれを見たら間違いなく天狗の巣と思うことだろう。しかし、巣はそれほど大きくない。
小さい天狗がいっぱい、巣から飛び出して、赤くて長い鼻先をくっ付けてお互いを確かめる。時々お尻の匂いも嗅ぐ‥アッ、鼻が!