4月26日 (木)  [1923] ザグリ3

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 FINE
そこで現れたのが「誕生日」だ。「誕生日」があることによって可愛くないや不細工と差別されていたものが可愛いや手が込んでいるという迎合ものと同じ土俵に立つ。差別がなくなるわけだ。それと同時にその地点から無意識、原始の分野もしくは未知の分野、猫神様ではないがやっと神の分野の「ザグリ」が顔を現わしてくる。簡単にいうと「誕生日」があるから粘土は自由自在に楽しく子供のように無垢になっていじれる。「金があるからなんでもできる」なんていうのより自由なんだな。だって子供は本来、金なんかに興味はないからね。金を超えているんだよ。含みながら超えている方が正しいかな。これが昔でいうところの「数奇」というものだろう。この「数奇」が「好き」になったと思う。つまりファイン・アートということだ。