もりわじん絵日記 2003. 12
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12月25日 (木)  [742] ドツボ

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晴れてるんだけどね‥
昨日のパーティーでは、夜遅くまでワイワイガヤガヤガブガブだったんで、夜中お腹ぐりぐりして目が覚めて少々二日酔い気味。
ぐっすり眠れなかった。
起きてすぐ風呂に入る。
陽が射しているのだが、そんなに心地イイと感じない。
湯の温度、いつもと同じ温度なのだが、あったかア〜イイ湯だ〜って感じがしない。
沖縄民謡歌っては見たものの、一番だけで、歌う気がしなくなった。
おっかしいな???
風呂を上がり、順序は違ったが庭に出て体操をする。
昨日、黒カビとった桜の木を眺め、それから庭をぐるっとひと回りしたのだが、、なんか急につまらなくなってしまったぞ、楽しくない。
このあとにやるはずだった朝風呂を先にやってしまったせいだろうか?
このままではどんどん気分が滅入る。
これでは良くない、そうだ!このあとの陽射し浴びながらのデッキでのコーヒーを楽しみにしよう、と思い浮かべる。
それに楽しみの絵日記もあるし、やることいっぱいあるんだからね。
それにしても、いったい、ワシの身に何が起こったのだろう?
ずいぶんとつまらない。
と、こんなマイナスの空気に浸って、解答探している事自体がどんどん落ちてゆくこと。
このままにしているとドツボにはまり出られなくなり、引き蘢り、怒り、病気、ウツ、自殺、犯罪、戦争‥
さぁ、立ち上がって、絵日記でも書くか。
絵日記の七面鳥の絵描きながら、七面鳥はなんで七面の鳥と書くのだろうと、インターネット調べてもわからず、うちにある動物図鑑見てもわからない、あの顔が色ぐちゃぐちゃしわしわで、とさかなのか口なのか、いったいなんなんだ−?、しち面倒臭い顔だな、で、七面鳥なんだ!
などと考えてたら、あんなにつまらなかった感覚が消えていた。
たいてい、こんなもんだ。


12月24日 (水)  [741] 七面鳥

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はれ〜
ず〜っと気になっていた桜の木にはびこる黒いもの。
今年の夏は天候がすぐれず、じとじとで陽もあまり射さなかったから、桜の幹や枝の北側に黒いカビが広がっている。
猫がいるので、殺菌剤や殺虫剤は使わないようにしている、別に放っておいても気候がちゃんとしたら自然になくなるだろうと思っていたが、昨日テレビで欠陥住宅の黒カビの映像見て、こりゃぁまずいなぁと感じてしまった。
この間イスやテーブルの塗料を落とした工具で黒カビをガリガリ削り落とす。
風で舞うのでマスク・帽子・メガネをかけてやる。
高い所はハシゴをかけて木に登りガリガリやるが、桜の木は枝が折れやすいので、かなり緊張する。
とどかない所はやや長めのバリ取りでそぎ落とす。
まあ、所々しか取れないが、それが終わり、黒カビを削った所に木酢液にちょいとトウガラシを入れて熟成させておいた液を薄め散布する。
とりあえず、今のところ、ワシにできるケアはこのくらい。
桜の木よ、元のイイ肌に戻ってくれ!
そぎ落とした黒カビを庭で燃す。
夜は、サンタ不ェのクリスマスパーティーに。
ワンタに軽くど〜ぉと呼んだら、いつもはバイトでもない限り遠いので来ないのに、サンタ不ェが気になるみたいでバイクでやって来た。
まるごと焼いた七面鳥があった、たぶん初めて七面鳥なるものを食ったような‥
でも、パーティーとかでは何食っても、どうも味の感動がないので、よくわからんかったわ。
しかし、みんな食べ物などを持ち込んだので、宴も終わりいっぱい余ったみたいで、七面鳥少し貰って帰った‥明日じっくり噛みしめてみようっと。
ところで、七面鳥の顔っていったいどうなってんだ!


12月23日 (火)  [740] 疲労

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雲ひとつない青空。
今日もぐっすり眠くて起きられない。
大工仕事より、絵付けの方が疲れるとは‥
絵付けは、座りっぱなしの目と指先だけ、身体固まってちまちまこまい神経使ってるから、疲労が外に発散できず、どんどん灰が振り落ちるように溜る。
大工仕事の方が全身運動でほんとはかなり疲れてる筈だろうが、陽や風に疲労灰は吹き飛ばされてしまう。
そんな感じかな?
早めにデッキで食事。
今日もコーヒーを飲む、旨い、陽射しの暖かさと乾燥した空気、空の青で南国のよう。
ほら、何にもしないでいても、陽射しに当たれば心はすっきり南国まで飛ばされるのだから、大工仕事の疲労なんかその場ですぐ吹き飛ばされるのだろう。
この解放された感覚と大自然を満喫してるってのが、いいんだろう。
よくよく考えてみると、疲労というのは、籠って自分を閉じて縛っているから気の流れが滞って出てくるもので、気の流れが無理なくスムーズに動いていれば、別にどんな運動や仕事しても疲れなんか溜るはずがない。
かえって、休み過ぎてボーッとしてると鬱屈して気の流れが滞り、何もしなくても疲れたりするものだ。
余計なこと頭巡らし邪念も溜る。
疲れてくると、ア〜嫌だ、あれが悪い、これが悪い、社会が悪い、あいつが悪い、自分はダメなんだと身体の疲れではなく心がやばいものにとりつかれる。
そうなってくると、自暴自棄・うらみつらみ・犯罪・ウツなどになる。
何かが悪いわけではないと思う。
自分の気の流れが滞っているんですよ‥それを気の病いという。
コーヒー飲みながら、上を見る。
パーゴラの屋根をどうしようか考え、とりあえず、今まで使っていたテントを2階のベランダからはずし、デッキに広げ、寸法を測りパーゴラにのせた場合のイメージをしたりして、ちょいとした青空の元で身体を動かす、気分がいい。
さて、絵付けじゃ。


12月22日 (月)  [739] 矩尺

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はれ〜
昨日の絵付け作業で疲れたのか、なかなか起きられない。
マエノッチ来るのが、昼過ぎに変更になったので、少々余裕ができた。
でも、昨日のようにめけのこしがあって焦ったりして、また2度手間したら嫌だから、すぐに作業に入る。
ところで、『めけのこし』という言葉って一般的なのかな?
見つけるのを忘れて残してしまったという言葉が、めっけるのを忘れて残すになり、短縮されてめけのこしになったのだと思うから、普通の言葉としてあるように感じるのだが‥そういや、てらまかし、っての聞いたことあるけど、なんだっけ?
とにかくめけのこしはなく、事は順調に運び、作品を車に積め、さて、デッキでコーヒータイム。
マエノッチがこのパーゴラ見て感心してた。
前に池造ろうとした時は、笑って無理でしょう誰か業者に頼んじゃうんじゃない、と言ってた、けど、やっちゃったもんね。
その過去の事実はでかい、今回はまた新たに前進して大工やっちゃったもんね‥がははは。
この屋根の傾斜が大変だったこと話したら、大工さんから話し聞いたことあるけど、あの直角の矩尺(かねじゃく)1本あればどんな家だって建てられるんだって、と言ってた。
そうなんだ!矩尺は直角とるだけのものでないわけだ。
そうだよな、いちいちピタゴラスで計算してたら、たまったものでない。
あの矩尺を1本持って、すくっと自慢げに立っている若い大工の姿が目に浮かんだ。
誰があの矩尺を考えたのだろう、すごい!
ワシもアートを志した頃‥
いろんな材料使って描くことでしか自分の作品ができないとなれば、何もない砂漠や絵の具もない所にいったら自分をどうやって表現すればいいのだ?と日夜考えてた。
なにも持たずとまではいかなくとも、シンプルな何か、その何かを探していたような‥
そして、あらゆる角度から猫神様は誕生した、シンプルになるために山ほどの材料と時間とエネルギーを使って‥そういやほんとに無駄いっぱ〜いやったもんな‥今もやってるかな?


12月21日 (日)  [738] 2度手間

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穏やかなイイ天気です。
庭に出て、パーゴラ眺める。
空には雲ひとつなく、とってもきれいな青だ。
パーゴラに上がって屋根でもつけたくなるような大工日和って感じなのだが、新作を撮影してもらうためバンさんに今日の夕方までに作品を送らねばならない。
しかし、まずは風呂でも入って。
陽が射し心地よい風呂で沖縄民謡を歌う。
昨日パーティーでしゃべり過ぎたんで声が低音の魅力になっている、けっこうイイじゃん。
早々とデッキでメシを食う。
昨日絵付け張り切ったんで、今日は充分間に合うだろうと余裕かまして、梅の木やハナミズキの邪魔な枝を剪定し、ススキを伐りまとめ縛って軒先きに干す。
パーゴラ造りで出た木材の木っ端を燃す。
と、こんな案配に午前を過ごし、午後、絵付けをやったのだが、てんやわんや。
とんでもなく大変だー!
もう、できたなと思ってチェックしたら、次々と新作が、棚の奥から出て来た。
やばい!トウガラシの風呂に入っている辛い顔した猫やウツの友達の顔に似せていじったウツ猫などの新作が‥
ア〜と焦って焦って、焦ったが、宅急便が来る前に終わった。
間に合ったので、調子乗ったついでだからもうチョイいけるだろうと、他の注文の作品も絵付けする。
これらの作品をまとめ梱包し送る。
エネルギーをどっと使い、気が抜けてしまった。
今日はこれでお終いなら、やった−とビールでも飲むのだが、ここで休むわけにいかない。
展示会に出す作品を明日マエノッチが朝から取りに来るので、今のうちにやらネバーギブアップ。
気が抜けたのを、職人魂の気合いで復活させ、夜またお仕事、と、絵付け始めて気がついた‥あ"〜首輪描くの忘れて送ってしまった。
焦ってやっちゃいけないね、2度手間になってしまった。


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