もりわじん絵日記 2003. 12
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12月15日 (月)  [732] ‥ん〜

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今日も天気抜群によし。
昨日できた垂木を白いペンキで塗り布で拭いて朽ちた感じを出す。
デッキの色が濃い茶系のチーク色で柱や梁が年月の経ったような渋い色、そして上部の垂木が白とだんだん明るくなって眩しい空に向かうわけですな。
家からパーゴラにつなぐための柱1本梁2本短い垂木などをカットする。
やはり寸法取りは頭がおかしくなる。
何度も確かめ、これでOKだろうとやり始めるが、ふと気を抜いて違うこと考えたりすると、まったく分け解らなくなり初めからやり直し。
図面もそこら中に数値が書いてあるので、気を抜いたらどれがどの寸法でどこからどこまでの寸法かも解らなくなってしまう。
カットした木をのっけてみる。
あら?まるで違う。
もう一度書き直して伐り、合わせてみる。
あら〜?2度3度カットして合わせてみたが、ダメ、結局3本木を無駄にしてしまった。
そうか!家はプロが作ったもの、かなり寸法がしっかりしている。
ところが、パーゴラは、いくらうまくいったといっても素人のワシ、歪みやズレがしわ寄せのように溜ってきてるから、家とそう簡単にピタッと合うはずがない。
はっは〜後の祭りだが、これは、家からパーゴラを作っていけばよかったわけだね。
しかし、ワシの心はデッキが中心だから‥しょうがない‥垂木1本1本を木で合わせて線を引くことに‥
そしたら、定規で引いた線と全部ずれている。
なんと!厚さ40ミリの板だとず−ッと思ってやっていたが、38ミリの厚さだった。
初めて、知った!
ガ−ーン!だからほぞゆるゆるなんだ。
さて、絵付けだ。
窯を開けてみたら金色はちゃんとでていた。
この間のは、時間長過ぎで金も少なかったみたい。
大工も焼き物もやっと一歩進んだ感じです‥ん〜


12月14日 (日)  [731] ほぞ

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天気よし。
垂木を6本パーゴラの上にのっけて、ほぞを掘る所に印をつける。
昨日の夜、どこにほぞを掘ればいいのか寸法を図面上にだそうとしたが、屋根の傾斜があるので、どうやって出していいか解らず、悩んだ挙げ句、ピダゴラスの定理なるものを思い出し√を使って割り出した。
なんと、現場と似たような数値。
中学時代は数学の神様とまでいわれた数学好きで、ノーベル賞でも貰って遊んで暮らそうと、だれもやったことのない角の3等分を分度器なしでやるのに挑戦、鋭角はできたもののあいにく鈍角ができず諦めた。
こんな屋根の傾斜何のことはないだろうと、サイン、コサイン、タン純にできるかと思ったら、長い年月の数学離れで頭パープ−、全然ダメ、あ〜あ、と諦めかけてた時、ピタ定理を思い出し、それで数値を出したのだが‥もっと簡単なだし方があったような‥
垂木のほぞは図面通りの数値でやるつもりはないが、現場とピタッと合ったので、嬉しい。
垂木に記した所にほぞを掘リ、端の方にジグゾーでうねうね模様をつける。
塗装は明日にして、一応パーゴラにのっけてみる。
なぜか1ケ所隙間が大きいけど、かなりいい出来。
しかし、ほぞってのは、ガシッとハマり釘なしでも頑丈になるはずなのに、ゆるゆる、これじゃあ、木がのっているだけジャン、おかしいな?
昼から、ワンタがやってきて、このパーゴラに、感心してた。
へへへ、なかなかでしょう、隙間だらけだけど。
さて、昨日の金付けをした作品、窯を開け眺めて吃驚。
全然金がでてない。
ちょっと時間をかけ過ぎたか温度が高すぎたのだろうか?
やりなおしだー
いろいろと無駄が多いけど、マ、焦らずいいもの作りましょう。


12月13日 (土)  [730] パーゴラ

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はれ〜
デッキの上がやや凍っていてすべる。
気をつけて、柱を基礎石にのっけ水平器で確かめボルトを差し込み締める。
柱の穴にドリルをさし、デッキにも穴を開け貫通させ、柱とデッキをボルトでつなぐ。
ニ本の柱が立ち、仮止めとして斜めに材木で柱とデッキをつなぐ。
立った柱に梁をかける、これが重い、片側を上げボルトで留め、次にもう片側を上げボルトを差し込むのだが、微妙にずれるので、力でねじ伏せ、有無を言わさず羽交い締めにして、俺のものにする。
こうやって、4本の柱と梁がボルトで押さえられ、その梁と梁の上に縦の梁をのせ、ほぞをかませボルトを差し込む。
それから、間柱をニ本立て梁をかけボルトを差し込み、各ボルトを水平を取りながらインパクトドライバーで閉めてゆく。
これで、箱枠は完了。
ワーオ!、ピッタシ、屋根の傾斜も1ケ所5ミリ違っただけで、それ直したら、もうバッチシ、す〜んご〜い、ばんざ〜〜〜い。
ぶら下がっても平気!丈夫!
なんか、生涯できるわけないだろうと思っていたことをしてしまった。
こんなにうまくゆくとは思いもしなかった。
基礎石の周りに砕石を埋め、掘った土を元に戻し、お終い。
もう、90%終わった感じだね。
もう、ワシ、なんでもできる自信のようなものがついた感じだ。
しかし、あの柱や梁の歪みはどこにいってしまったのだろう?
もっと、ズレが生じ悩まされるかと、心配だったのに‥
午後、作品の金付けのため窯入れ。
いや〜点数が多いせいか臭い臭い、たまったものでないわ。
200度ぐらいの時には、煙りが出てんの。
風呂入ってたら、キンコンキンコン鐘がなるので、この臭さで近所の人が何か悪いものが燃えてるのでは?と消防車呼んだのかと思った‥しかし、今どきキンコンはないか、あれは火の用心の見回りか‥


12月12日 (金)  [729] デート

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くもり。
デッキの上に今まで立っていた鉄パイプの柱や電球それに絡まる紅葉色した西洋朝顔をとっぱらう。
塗装するためにテーブルや脚立を並べ塗装台を作る。
その上に柱や梁を並べ渋い塗料を塗る。
今日はここまで、あとは一日これを乾かす。
だんだんできあがっています、なんかこのワクワク感は、できあがるその日が待望の彼女とのデートの日みたい。
あとは組み立てれば、大枠が完成する。
もう、頭はデートと同じで、次のステップに入っている。
次は垂木をのっけて、それから、このパーゴラと家の屋根とをつなげ屋根で覆う計画。
そうすると、アトリエからデッキに出る時、雨の心配はない。
まあ、とりあえず次は垂木で、それさえのれば、今までのテントを広げることで雨は防げる。
前みたいに大雨でテントを支えていたよしずもろとも落っこちることもあるまい。
ア〜明朝が待ち遠しい、ほんとにデートみたい。
デートだ、デートだ、あんなこともこんなこともするぞ−
しかし、浮いてもいられない。
今日は粘土いじり最後の追い込み。
昨日は久しぶりに断食もどきメシ抜きで粘土いじりに励みかなり調子よく仕事がはかどったので、今日も昼飯だけにして、夕飯抜きで粘土いじる。
そのせいだろうか、夜になって疲れがどっとやってきて、倒れそうになる。
ア〜ダメだ、風呂入ったら、もう眠くて眠くて‥あ〜ビールが飲みたい。
マ、粘土いじりもようやく終わったことだし、それに明日のパーゴラデートの前祝いということで‥
シュポッ、プッハー、ん〜んまい!


12月11日 (木)  [728] 分断

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午後から雨が降るというので、塗装は明日にして、今日はパーゴラの梁の飛び出る部分をジグゾーでうねうね模様をつける。
ア〜これが実に楽しい、ハマってしまう、ジグゾー使ったいろんなイメージが湧き出てくる。
これは寸法とったりの几帳面さがいらず自由勝手に流れるようにできるからだろう。
アジアのものはこんな風にぐねぐねした模様が多いけど、この快感なんだろうな〜
ジグゾーやっていると、目につくいたるところに彫刻を施したくなる。
バリ島かどっかでは、ハマっちゃって家中全部くまなくやったやつとかいるだろうね。
やっぱ、ワシも、アジア人の血が騒ぐのかね?
ほんと久しぶりに心底面白い遊び道具を発見したようだ。
でも、よく考えてみると、ジグゾーが楽しいのは、寸法関係なくいい加減出鱈目だからだろうが、その前にきちんとした寸法をとった土台造りがあったから。
ミリ単位の直線と出鱈目うねうね曲線、この2つの絡みあい一体化が、心地よさを醸し出してるんだろう。
なんでもそうだよね‥石油が欲しいからとやんちゃなことして、お前らも欲しいんだったら手伝え!と言って、手伝わないなら石油も仕事も何もあげない、仲間はずれにしちゃって友達やめるよ。
親分がア〜言ってるんだからと従う、ところが、反対のものが必ずいる。
反対のそいつらだって石油や仕事が欲しいからと仲間同士組んで、やんちゃしたやつらに文句を言う、ケンカになる。
そしてひとつだった地球は真ん中にエサをおいてふたつに分断して新たな戦いが始まる。
心地よい一体化はいつ来るのやら‥
物事を始める時、世界がふたつに分断するようなことが起きる場合は大抵ウソがある。
逆を言えば、分断しない所に心地よさや真実がある。
政治家ってのは、たぶん心底心地よく異性と一体化したことがなく、徒党を組んで金や力で手込めにすることを愛だと思ってんだろうね。
それじゃあ犯罪者より質が悪い。
情けない!倒錯した愛もどきで他国を支援などできますか。


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