もりわじん絵日記 2002. 8
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8月4日 (日)  [275] 渾沌神

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8月4日晴
カエルはゲロッと口で鳴くが蛇もトカゲも虫も口では鳴かない。
口で鳴くのは鳥か哺乳類ぐらいのものだと思うが‥
口でゲロッと鳴くカエルはなんなのじゃ。
あれは、両生類などという生半可なものではなく、猫と同じで神秘的宇宙ものかもしれない‥なにせ、水中と空気中を微妙な変態でやり過ごしてしまうのだから。
動物で人に飼われてるのに放し飼いで自由気侭なのは猫ぐらいだから不思議。
猫は可愛いから人の近くで可愛がられたりしているが、カエルは人になつかない。
それなのにカエルが縁起物に含まれているのはカエルという名前に因るシャレかなんかだろうが、その語源は宇宙の起源本当の世界に帰ることからついたのかもしれない。
雨が降ると鳴きながら命を賭けて移動しはじめるのは、天を懐かしむからだろう‥あれで空中を飛んだらそれはすごいだろうなあ‥水中、陸そして空、ついでに大気圏外‥
かぐや姫はカエルだったのかもしれんな‥しかしカエルだったら、翁に大事にされなかったかもしれない。エーイ、ゲロゲロうるさい女子じゃ!
ところで、今朝、前に切っておいた竹の葉などを焼いていて思ったのだが、竹の葉などはなかなか腐れない‥他の葉は腐れやすいのに。
よく寿司などにバラン?という葉が入っている。
今は科学的に、あの葉を入れると葉から出ているなんとか物質が腐り防止になるなどと知ることができる‥が、ずっと前からその葉が腐り防止に使われていたから科学は分析出来たわけで、そもそもの初めに、昔の人はなぜあの葉を刺身などといっしょにおいたのだろうか?
ものをよく観察し、ものには腐りやすいものと腐りにくいものがあるとシンプルに知り、いっしょに置けばバランスが保てると解ったのだろう。
何でもそうだと思う。
お湯だって暑けりゃ冷たい水を入れればちょうどいい湯加減になるわけだから。
相反するものが必ずあるこの世界だから発見出来た知恵なのだ。
そういえば、人の心だってそうだ‥すぐ怒ったりふて腐れたりする、つまり腐りやすい心の持ち主と、のんびり何ごとにも動じない腐れにくい心の持ち主が出会い、良い加減を保つこともある。
腐れやすいのが良いわけでも腐れにくいのが良いわけでもない。
相反する世界の中に住んでいるのだから、これが当り前なわけで、感情的になったり落ち込んだりせずに、よく全体を観察することでしょうね。


8月3日 (土)  [274] カエルマン

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8月3日晴
骨盤の痛みも消えたので、夕方自転車で沼におたまじゃくしを探しに行く。
小さな網で一回すくったら、もう後ろ足が出ている大きなやつがかかった。
これじゃあすぐカエルになって、うちの水鉢で育てた感じがしない。
やはり、水鉢の中でメダカやお玉が泳いでいて餌をやり、何日かのち、お玉の後ろ足が出て前足が出てカエルになって、スイレンの葉の上にあがってきて、ゲロッ‥と鳴いたら、もう感激で嬉しいだろうなあ〜
そのあと何度も網をすくったがぜんぜん。
そのかわり、ゲンゴロウかな?それともミズスマシにしては後ろ足が長い、なんだろう?が二匹とムツゴロウの小さいみたいなやつで沼の底にいて目が上についてる魚二匹とやご一匹。
その後、沼の中に入ったがダメで、諦めかけた時、こつをつかみました。
なるほどねハハハ、捕まえました。
楽しくなってきました、なかなか面白いものでお玉10匹は捕まえました。
ワシ、子供の頃は、家の中から外に出ないでいたずら書きやのぞきばっかりしている変態性弱自閉症児だったもので、こういう遊びをしたことがない。
もちろん釣りも川泳ぎもないのだ‥だれかに就いて行ったことはあるかもしれんけど。
なんか、子供の頃に忘れてきたものを今探しているのかもしれない‥
ところで、このおたまじゃくしというもの足が出たりする時どんな感じなのだろう?カエルになる時いきなりえら呼吸から肺呼吸になるんだろうか?焦らないかな?
すごそうな変化だなあ、足出て肺が出来しっぽが引っ込むんだもん、前々から解ってたら大人になるのビビるだろうなあ、外の空気吸うの?あ〜あ、お玉なんかに生まれるんじゃなかったよ、あっ!腰が痛い、なんだ?ア"−できものか?うっ痛い、足が出てきたんだ‥はあはあ、うっ今度は肩が‥あっ呼吸ができん、あー苦しい、外に出なきゃ、気持ち悪い、ゲロがしたい、ゲロッ、あっ声が出る‥なんてね。
『カエルマン』という映画でも作るべか?
ハエ男やスパイダ−マンとか、わし好きなんだよね‥だからか!世にいないような変態猫ばっかり作ったりしてんのは‥
カエル博士がいて、おたまじゃくしの変態を研究中に事故が起き、博士がカエルマンになって‥
博士役はやはり風呂猫のバンさんだろうな。
「カエルマン、助けて〜」とか呼ぶと‥‥
のんびりやってきて「ゲロッ」と一言いって、ゆっくりして、カエル‥


8月2日 (金)  [273] クーニャン

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8月2日晴
蚊に食われながら草むしり。
芝生が枯れている。
この枯れの原因はこの暑さと根が呼吸しにくいのではないかと芝生の土に穴をあける道具で、あけまくる。
これがまた大変‥ゴルフ場とかは、あんなデカいとこどうやって管理してんだろう?あんなに緑緑してるのは?枯れたりしないのだろうか?どっかできいたことあるが、日本のゴルフ場は緑色の絵の具をスプレーしてるとか?ホントなら困ったものですね。
大雨あったように汗びっしょりかいた。
こういうのはやり始めると最後までやらずにいられなくなり、たとえ蚊にブチブチさされても、痒さなんかかまっちゃられねえとやり遂げてしまう。
不思議なもんで、穴あけも終わり体を見ると、いっぱい蚊にさされてはいるのだが、痒くない‥気合いが違ったのかな、気にしちゃうといつまでも痒いのかも。
今日は昨日叫んだせいで咽が痛い。
去年一昨年のカレンダーを見ると、2年連続して夏風邪ひいている。(いつもトイレに過去のカレンダーをはっておいて、どんな具合に仕事をしていたかを知り、今年の仕事がスムーズにゆくようにしているのだ)
2週間ぐらいだらだらだらだらと治らずに続いている。
夏風邪ってだるくて寒気がするのに暑イ、この暑い夏だからふとんかぶって寝るわけにもゆかず、暑い寒気で体温調節がバカになって、それでもそろそろ秋の来る福に沢山のイベントや個展があるから仕事もせねば‥と頭がポンポコになって、パープーになって、ポワワンになって、遊星少年パピー、クーニャンが空をゆく‥
やばいやばい、この時期は風邪ひいちゃいかん。
よくよくカレンダーを見ると、都会に出て展覧会など見て飲んで騒いで風邪の菌もらっているようだ。
8/12は倉敷での個展に出かけなければならん。
それまでは都会の雑踏はさけよう。
からくりサヤマッチ見たかったがな〜確か去年も見れなかった。
まあしょうがないか、なにせ猫町は遠い‥気分的にも‥


8月1日 (木)  [272] 河原

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8月1日晴
書を捨て街に出よう、と言ったのは寺山修司だっけ?
今日は、ワシ、街を捨て大自然に出た。
朝、弁当もって近くの川に出かけたのだ。
こんな暑い昼は、家にいても仕事にならんので、外も外、川まで車で出かけた。
ほんとなら自転車でいける距離で、近いのだが、なにせ骨盤が‥
この間知り合ったケンさんに電話し、ケンさんちまで行き、そこから歩いて川まで案内してもらった。
徒歩5分と言っていたが、山をおりケモノ道をかいくぐり汗ばんばんかいて河原につく。
おー川だ!
朝&昼飯を食い、泳ぐ。
流れが緩いので、石に藻がついて滑るが、泳ぎやすい。
この間の尾白川よりは濁っているかな‥
軽く泳いで帰る、のだが、今度は上り坂、また汗びっしょり。
ケンさんはイラストレーターで最近鉄の溶接の免許をとり変なもの作っている。
家の中は、拾ったものや材料だらけで足の踏み場もない。
シャワーを借りちょいと一息。
すごいごついサバトラ猫とかわいいブチがいた‥あともう一匹いるらしいが、人見知りするらしい。
はよ帰り、仕事しようとするが疲れたので昼寝をし、起きてから窯入れ。
夜は空が怒りまくって雷ゴロゴロなので、ワシも、共鳴しちゃってあてどもなく怒り叫んでいた。
夏の雷、大雨、とっても激しいね人も空も。
風鈴がなった‥また晴れるさ。


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