8月17日 (土)  [286] 真夏の夜の夢ごこち

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8月17日晴雷雨
昨日は遅くまで騒いだので朝から気分がすぐれず頭が重い。
昨日の大雨に打たれた蚊取り線香やスリッパ、イス、パラソルなどなどを外に並べ干す。
アリの集った食い滓やゴミを拾う。
ホタテやえびの食い滓には小さい赤いアリがたむろして、となりで死んでる蝉には黒いアリが集る。
アリは種類に因って食の趣味が違うのだろうか?
壊れた竹の縁台の足を取り外し、ブロックやレンガを重ね足代わりにする。
この縁台チャイがよく寝る場所なので、一応作っておかないとね。
バーベキューで使った網や鉄板を洗いサラダ油をぬり片付ける。
泊まっていった人たちと外で朝食をとる。
食べてから、今日も雷雨がくるといけないので、そろそろ乾いた蚊取り線香やその他を片付ける。
あっという間に夕方になってしまった。
このようにペンション猫屋敷の仕事はいっぱいある。
ほんとに、いつ本職の仕事をしているのだろう?
絵日記を一日中書いているし、庭いじりを一日中してるし、一日中風呂入っているし、歩いているし、メシの時間はのんびりゆっくりしてるし、夜はメシ食ったら何もやる気がしないし‥サアテ、いったいいつ仕事をしてるのでしょう?
夕方、粘土いじりをしようと思ったが、いまいち調子が出ないので、近くの温泉に出かける。
くねくね道を通りひさしぶりの山の温泉、蚊にさされながら露天、サウナ、水風呂、どっと体がだるくなりました。
帰りは、いつか入りたかった韓国居酒屋で冷麺食ったが、これが実にうまイ、またこよう。
夜のうねうね道、他の車はない、車のライトに照らされ木々や緑の葉がぬめ〜と揺れる、白い服を着た女が雨に濡れて手招きし消える、後ろの座席にいる、あっ!振り返れば乗っていた知人はいなくなり、白いしっとり濡れた女ひとりだけ、このままホテルに入り、濡れた服を着替え、見つめ合い体を温めあう‥あー‥
昼通るこの道はすがすがしい森林浴だが、夜は神秘的で霊的でエロチックだ。
山道を過ぎ町についたとたん、ここはどこ?
そこら中にちょうちんが並び、この霊的町はきれいだ。
今日はいたるところでキツネやたぬきや幽霊の盆踊りのようだ。
盆踊りなんてもうなくなったと思っていたがちゃんとあるんだ、とても懐かしい。
しかしさっきの雷雨で、浴衣びしょびしょだろう、あ−それもエロチックだろうなー‥ますます霊魂が喜ぶ、真夏の夜の夢ごこち‥