1月21日 (木) [2916] 凄腕
家猫が建った噂を聞いてある内装屋のおじさんが尋ねてきた。おじさんはこの家に携わった人ではない。家猫の中を見たいというので案内した。おじさんが言うには、家猫を建てた大工の棟梁はそこら辺りにはいないいい腕を持つ。その棟梁が建てた家なんで是非見たいと思っていた。僕は棟梁をぶっきらぼうで雑な大工だなぁと思っていたが、腕のある奴に限ってこういう性格だということを忘れていた。実際、この家猫を建てたのだから、腕はいい筈だ。そういや図面を書いてくれた建築家のユジ君も図面で手こずっていた時、この家を建てられる大工は山形にはこの人しかいないと言っていた。
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1月20日 (水) [2915] 結論
結論として、家猫の壁のラインの雪を気にしない。疲れるまで雪掻きにハマらない。そうなれば雪掻きもそれ程の労働でもないだろう。いいエクササイズ程度だ。ウォーキングなんかよりずっと楽しい。屋根から落ちる雪のために軒下の雪を掻くだけでいい。雪が毛波にぶつかるのを防げばいいだけなのだ。とりあえず疲れたときは温泉はダメ、生ものも特にカキなどはとんでもないことだ。
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1月19日 (火) [2914] ネゲリ
その前の週に疲れが溜まり温泉一時間入って、夜ゲリ。何度もトイレに行くがゲリは止まらない。寝ながらへをこいたらパンツがピチャピチャする。え〜、まさか。そのまさかでパンツもパジャマもゲリでべちゃべちゃ。こんな恥さらして生きててもしょうがない、死のうと最上川に飛び込む、その前に敷布を見てみる。ここまでは浸透しなかったようで湿ってない。匂いを嗅いでみる。ん! ゲリくさ〜。夜中洗濯だよ、洗濯。吐き気がして気持ち悪いし、なんも食ってないから体力ないし、嗚呼〜しんどい糞まみれ。
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1月18日 (月) [2913] ダウン
毎日の雪掻きで疲れ、目眩までするので休もうと、温泉入った。その夜、気持ちが悪いとSSが倒れ寝込んだ。湯当りだろうと思った。その次の日、ワシが気持ち悪くなった。ゲロとゲリ。そのまま二日間なんも食べれず二人は寝込んでしまった。やっと復活し、思い出してみる。温泉前日の夜、カキ食った、あれか!
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1月17日 (日) [2912] 白鳥
大好きなファサードを眺めながら毎日のように雪掻きをする。毎日そんなに雪が積もるわけがないので、ここまで雪掻きしなくてもいいのだが、僕には雪掻きする理由がある。家猫はコンクリートの基礎が何十センチもあり、その上から毛波と名付けた木が外壁になっている。この木の一番下のラインが遠くから見ても解るようにしたいのだ。そのラインから上の雪は掻きたいわけだ。そうすると家猫はまるで雪の上を滑っているような、浮いているような美しさを見せる。雪掻き一息つき振り返り家猫を眺めたとき、クワーと空で鳴き声がした。白鳥が数羽きれいにならんで矢印を描き家猫の屋根の間近を飛んでいった。オオオー! なんと美しい。
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