もりわじん絵日記 2005. 8
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8月26日 (金)  [1317] イタリア4

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 fine
暑いっす。昨日の天気で、もう秋か。このまま寒くなってゆくんだろうなぁ、なんて思っていたが、とんでもない、すごい暑いわ。黙ってても汗が流れる。
昨日の台風の後片付けをする。植木鉢やよしずや椅子などを元の位置に戻し、デッキの上を掃除し、あとまあいろいろとね。この時期の庭は緑が豊富で実に美しい。昨日の雨でいろんな所が濡れているので潤ってて尚の事美しい。
それではイタリアの旅の続きね。と、思ったが、や〜めた。この先はちょいとした事件が起きる。ホント、ワシ、若い頃はやんちゃだったというか、常識知らず、身勝手、我が儘、エゴイスト、自己中心的、無反省。病院は踏み倒して逃げるわ、その後のナポリ事件‥。イタリアのみなさん大変すいませんでした。日本文化縁起物ナンバーワンの福を呼ぶ招き猫をお見せしますので、どお〜か、過去の事は水に流して、楽しんで下さい。なにとぞ。


8月25日 (木)  [1316] イタリア3

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 taihoon
またまた台風です。こんな日は庭にも出れないからそんなに好きじゃない。だけどワクワクそわそわドキドキ、妙な感情が入り乱れる。庭に出れないけど猫と一緒にじっと庭見てるから、いつもと変わりはないけどね。まだまだ台風は本格的じゃないのに、朝から雨戸などを閉める。夜は、風が強く、やや不安で眠れなかった。たぶん、イタリアのあの病院での一泊も不安で眠れなかっただろう。もうほとんど忘れてしまったが、毎日が台風の様な日だったと思う。ドイツかどっかでは野宿したし、スペインでは銃口を向けられたし‥
さてと、イタリアの旅の続きです。どこまでいったっけ?そうそう、おっさんが帰って次の日の朝だ。病室に閉じ込められてしまったのだ。ちょいと大袈裟だけどね。別にカギかけられたわけではない。でも、僕らもそう長居はしてられない旅だ。僕は2ケ月ぐらいの旅だが、まだ行きたい国がある。何週間後には帰りの空港のあるフランスについていなければならない。という事で、スズキも元気が出たし、払う金もないし、逃げるか!病室の窓を開けたら、確か屋根があったな。だから病室は2階だったかもしれない。屋根をつたい、何とかして病院の外に出た。道路を走り、ちょうどいい所に来たバスに飛び乗った。誰も追いかけてはこない。どうにかこうにか駅に着きさっさとナポリに向かった。空っぽの病室を見た病院の連中、きっとビックラコイ〜タろうな‥‥‥‥つづく。


8月24日 (水)  [1315] イタリア2

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 cloudy,rain later
なんか、今日は台風の影響か体調がイマイチだ。大自然体で生き始めてから気候と一緒の陽気になってしまったようだ。ア〜もわ〜っとするさ‥
フランスに送る作品の最終チェックをし、荷造り。
で、昨日のイタリアの旅の続きだが、病室に居続けるおっさん。出ていってよ、と言っても出ていかない。英語が全然通じない。構わないで寝ようとすると、ボソボソとわけのわからん元気のないイタリア語でしゃべる。いったいなんなんだ!病気の彼は寝てるし、まったく。そうしているうちに、おっさん、僕らの荷物を触ろうとする。おいおい、普通に泥棒かよ、このおっさん。おっさん、なんかジェスチャーをする。しばらくしてやっとわかった。このおっさん、僕らの荷物をこの部屋まで運んだからチップをくれと言うのだ。え!ここはホテルかよ?出ていこうとしないので、仕方なしに、何リラか払った。まったく無銭旅行に近い旅なのに、こんな所で無駄金を使ってしまったではないか!スズキ、お前あとで俺に返せよな。そう、このマラリアに罹ったやつの名前はスズキ。東北大の学生で空手部だって。とりあえず、おっさんは出ていったので寝た。
次の日の朝早く、スズキはすっかり病気もよくなり目を覚ました。ところで、ここの治療費はどうなるんだろう?スズキは保険に入ってないと言う。やばいな、点滴に一泊入院となりゃァ、それ相当の金が取られるだろう。いくらですか?と病院に尋ねたら、笑いながらもう一泊していけ、と言う。なんだろう、あのうすら笑いは?もう一泊なんかしたら、お金がいくらあっても足りない。いや、けっこうですと断り出ようとすると、3人ぐらいの男がやってきて病室に連れていかれた。ドアの前には見張りがつけられた。え!‥‥‥‥つづく。


8月23日 (火)  [1314] イタリア

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 cloudy, occasional rain
なんとなくだが、10月末からやるイタリアの展覧会に顔出そうと企んでいる。んで、イタリア語でも覚えようと思うのだ。フランスは、ちょいとこっちの展覧会が忙しくていけない、残念だ。
ずいぶん前、20年以上も前にイタリアにバックパックを持っていった事がある。ギリシァからの帰りの船のデッキで海を見ていた僕の足を掴むものがいた。「すいません日本人ですか?マラリアにかかったみたいなんです。助けて下さい」そう言ってその者は意識が遠のいてしまった。アフリカからやってきたらしい、たぶん。イタリアの港に着き、ほんとうなら大きな都市まで行くつもりだったが、この者を病院に運ばなければならない。警察に病院を尋ねたら、パトカーで連れていってくれた。病院は田舎町の総合病院でそれほど大きくはない。彼はベッドに寝かされた。お医者さんがやってきて聞く。「どこから来たのか?」と。確か英語で聞かれた。「日本」と応えたら「オー、芸者、空手」と、んな事ばかり言って、患者を診ない。んな事いいから彼を何とかしてくれ。と言うと、医者はニコニコ笑いながらわかったわかったと楽しそうに、僕に日本のことを聞きながら治療を始めた。治療室には日本人見たさでいっぱいおじさんが集まってきた。なんでこんなに人が来るんだよ。おいおい、僕らは宇宙人じゃないんだよ。大丈夫かな?日本人を初めて見る様なド田舎の病院、不安がよぎった。お医者さんが言うには、入院しなさい、と。空室に連れていかれ、彼はベッドに寝かされ点滴を受け眠り込んでしまった。僕は、ベッドもないので、彼のベッドの横に持っていた寝袋で寝た。眠れるわけがない。なぜか病室に医者でも看護婦でもないおじさんがひとりいるのだ。なんでお前いるんだよ?‥つづく


8月22日 (月)  [1313] ソファー

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 cloudy
買い物に出かける。久しぶりなものだからついでに着物屋よったり銀行よったりホームセンターよったりする。ぐるぐる廻っているうちに眠くなる。ちょうど昼寝の時間。店の寝具売り場のソファーに腰掛ける。あ〜これいいわ〜‥うたた寝をしてしまった。普段の自分ならこんな所で気を許す様な事はしない。慎重すぎる程慎重派だ。でも、意識的にここに敵はいないと思い込ませ、寝る。ところが敵はいた。夏休みのせいかガキが多い。店内が広いので、かくれんぼや追いかっけことうざい。人が寝ているソファの空いている所に来て座るわ、ピョンピョン飛ぶわ、なんちゅうガキどもだ。店のまわし者かな?お客さん店内で寝てもらっては困ります、とは言いにくいからガキ使ったのか?眠れてイイ感じだったのに、いまいちスッキリせず、なんと頭痛がする。ガキのせいか?もしくは慎重派の自分が気を許したせいで頭の回路がちょいと困惑したのか?ア〜頭が、頭が痛い重いはっきりしない‥眠い‥


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