もりわじん絵日記 2005. 7
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7月31日 (日)  [1291] ザクロの剪定

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 fine
昨日、脚立を使おうと思って、脚立の置いてある所にいったら、あら!脚立がない。
ザクロの木が倒れないように脚立をロープで縛りザクロの木の支えとして使っていたのだ。これでは、脚立が使えない。いちいちロープを外さなきゃいけないとは面倒だ。いつまでも脚立で支えてるわけにもいかん。という事で、脚立の代わりに材木で支えようと思ったが、土台の根が腐っていて小さいのに、上が大きく実まで成っている。このままにしておいてはかえって弱くなってしまうだろう。やはり背を小さく剪定した方がいいだろう。僅かになった実も諦め、養生してもらう事に。
脚立に上りザクロの木をノコでカットしてゆくことに。途中、これは大変だと感じ、植木屋さん呼んだ方がいいかなと思ったが、頑張ってしまった。5mぐらいあったものを半分にした。切り口にろうを塗りばい菌の侵入を防ぎお終い。とんでもない大汗をかき、ぐったり疲れてしまった。寝るわ‥


7月30日 (土)  [1290] 老人

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 cloudy,rain later
術後も順調。腫れもおさまり、強く噛んでも平気。このように元気になると、痛くて痛くて死にそうで、このまま歯が抜け、入れ歯になって、どんどん衰え‥などと、暗く考えていた事が嘘のよう、アホのようだ。
昨日、歯医者さんとこの待ち合い室で待っていたら、ばあさんがやって来て入れ歯がかけたどうのこうの。受付の女の人に予約がいっぱいで今日はどうなるか?と言われ、ばあさん「何を言ってる、歯医者だろう?」受付の人は、はいはい、すぐに治療を受けたいですか?ならばお待ち下さい、と。電話もなしでやって来て、当然のように治してくれと言う。次にじいさんがやって来た。やはり予約も電話もない。「歯が痛い、すぐに済むからさっさと神経を抜いてくれ」だって。保険証は持ってますか?と聞かれ、確かあったはずだとあちこちズーッと探している。とりあえず治療しますので待っているようにとなった。この二人の老人を見てて思ったが、老人ってどれもこれもこんなふうに世の中大体で適当で堅い事言わない、儂は歯が痛いのだ、医者なら治せ、ってな具合に身勝手だっけ?これが老人パワーってやつかね?笑ってしまった。ワシもこんな老人になるのだろうか?なるんだろうな、たぶん。子供がどれもこれもたいした違いはないのだから、老人だってどれもこれもたいした違いはないだろう。なんか、ア〜アとため息が出るが、なぜか少し楽しみだ。なりたくもない目的でもないものになってしまうんだからね、おかしなものだ。そうなってないと思っていても、なっているわけだ。今はまだ違うと思っていても、もうかなりなもんかもよ、デャハハハ‥


7月29日 (金)  [1289] オペ

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 fine
歯医者さんに行く。ここの歯医者さんはこの間言ったようにアイロン台の様なベッドに寝て治療する。もちろん患者がだよ。医者が寝てどうすんだ!普通なら汚い絵の具だらけの短パンを履いてゆくのだが、寝るとなると気になるものだ。仕方なしちゃんとした股間の汚れてないズボンを履いてゆく。この間痛くてたまらなかった歯のところの歯茎がいまだに腫れているので、オペ。その前に歯をきれいにしてもらう。タバコ吸ってないのに、歯の裏にヤニがついている。それをしょっぱい研摩で落とす。いったいどうやっているんだろう。見事にきれいになるもんだ。その後オペ。ナースに向かって指示が出され手術らしい緊張感が漂う。歯茎の膿を取るために、まずは麻酔。医者というものは手術する事で、ならではの特殊な技術を披露しているんだね。なんか、ありがたい事をしてもらっている気分でいっぱいになる。完全に身を委ねる。それから後は、磨いたりレーザーで切ったり膿とって、なんやかんや。ずいぶん楽になった気がする、歯茎も精神も‥


7月28日 (木)  [1288] 無我の境地

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 fine
昨日乾かしておいたデッキのよしずやテントを戻す。植木鉢に水をあげていると、つい目に入った草などをむしりたくなる。そのまま、目に入った草をむしりながらあちこちうろうろしてしまい、いつの間にか何時間も経ってしまう。この草むしりをしていて思ったのだが、草むしりしている間にいっぱい蚊に食われているのに、たいして気にならない。別にそれほど痒さを感じない。何もしないで、庭など見ていて蚊に刺されるとやけに痒いのに‥
草むしりというものは、地味で面倒な仕事で、どうでもいいッチャどうでもイイ。しかし、これを趣味にしている人もいるぐらいだから、なんか特別な何かなのだろう。庭はきれいになって居心地よくなる。蚊に刺されても気にならないという事は、もしかしたら他のどんなにひどい気にかかる何かがあっても、とんと気にならなくなってしまう無我の境地なのかもしれない。無我の境地とは難しい理論などではなく、どこか遠くに、もしくはこの世の果てに出かけなければ掴めないものではない。目の前の草むしりだ‥


7月27日 (水)  [1287] 大判小判ザックザック

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 very fine
台風の足跡。デッキがびしょびしょになってしまったので、久しぶりにパーゴラの上に上りテントとよしずをオープンにして陽を当てる。今日はすこぶる天気がいい。汗が滴り落ちる。陽の当ったデッキは見る見るうちに乾く。作品をのせる台も湿気っぽくなったので、それも乾かす。炎天下で数時間こんな事やっていたせいか、それとも台風の後のこの陽気、気圧の変化が身体に影響を与えるのか、めちゃめちゃ眠い。猫と同じで、なんとも昼寝は心地よい。世の人々は昼寝をする余裕はあるのだろうか?「世の中に寝るより楽はなかりけり 浮世の馬鹿は起きて働く」これ江戸時代の川柳だけど、今とまったく変わりない様な気がするな。楽するためにこんなに便利な文明を発展させたのに、なんでのんびり楽ができないのだろう?それにけっこうどの時代よりもどこの国よりも裕福なのに。精神が貧しいのだろうか?忙しくする事で真実から逃避しているんだろうね、いつの世も‥
さて、今日はおみくじカメ猫の瓶に金箔貼り。この金箔、なんでこんなに光るんだろうね?ビカビカ。昔話の大判小判がザックザックの瓶のようだ。そんな風景を絵で見た事はあるが、本物は誰もないだろう。ってことでこの瓶を作ったんだ。この瓶の中に手を入れるだけで、たぶん心がホンワリ裕福になれるかもよ‥


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