8月1日 (月)  [1292] 和服

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 very fine
個展で着る着物を買いに出かける。去年の個展では金髪カツラで爽やかさを醸し出し、今年の春の個展では派手なジャケットにグラサンでヤクザ風にキメ、猫を守った。今年の個展は、真夏。カツラなんかやってられない。蒸れてあせもが出る。ワシャ、こう見えても敏感肌。‥そのうち強靱な肌になるつもりではいるけどね。物事は全て何事も気にかけない精神力さえありゃ問題は何一つない。心的問題を作っているのは己の思考だ、霊的な歓喜を抑圧しているのも己の思考だ‥
今年は和服、浴衣にしたのだ。涼しげでイイ。ちょいとしぶ派手な浴衣と帯と下駄を手に入れる。なかなか似合うじゃん。帯の締め方などを習う。ワシ、記憶では生まれて初めてちゃんと着物を着る。和服がこういうもので、このように着るということをまったく知らなかった。和服っていいわ。名前がわじんだし、やっぱ和服が似合うのかもしれない。すごい気が楽なのだ。楽ならば、楽しく美しくフィットしているという事だ。今まで、いろんな恰好したけど、やっと自分の服(福)に辿り着いたのかもしれない。頭もいろんな髪型やって、結局坊主に辿り着いたことだし。仕事だっていろんな絵を描いたりして、いつのまにか招き猫に辿り着いたし。何ものにも捕われずになんでも気の流れに従い、流れてゆけば、ちゃんと着く所に着く。どうせ行き着く先の形態はハゲ入れ歯の老人だろうけど、それはそれで新鮮な自分です。それもまた楽でしょう‥