もりわじん絵日記 2005. 8
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8月6日 (土)  [1297] 血管

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 fine, occasional thundershower
昨日は死んだ。食を細くしてウンコも屁もなるべく出ないように体調を整える。せっかく他所の地に来たのにメシ食わないとは、ホント修行僧のようだわ。薬屋で最新の痔の薬を買いプニュ〜っと挿入。あっ、けっこうこれいいわ。良く眠るはずが、個展前という事もあってか、血が吹き出た心配もあってか、よく眠れず浅い睡眠で起きる。トイレ、慎重にしたが、また血が出た。
今日は個展初日。着物を着る。ドバーッと驚く程の大量の血が流れれば、それなりに着流しのサムライが斬られたみたいで、どうなされた、わじん殿!傷は浅いぞ。しかし、着物のケツに血が滲みた程度では、初めての女子であるまいし、おめでとう、今夜は赤飯よ、なんてなこと‥
ところで、この痔だが、肛門の周りにある太い血管3本。この3本が腫れて破れて血が出る。その3本を2度の手術で切り取り、この数年、痔とはまったく縁のない身体になっていたのだが、肛門の入り口(出口?)の血管チョコと切り取ったからって、血管は中まで繋がっているのだから、ちょい奥の血管が、この下痢と疲れでやられたんだろうね。
まあ、ケツの心配は他所に、一応かなり調子のイイ感じで、個展初日は楽しく盛り上がった。ワイワイ‥


8月5日 (金)  [1296] ゲッ血

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 fine
昨日は展示も思った以上に早く良くできたものだから安心して、のんびり銭湯に入り渋い居酒屋に出かけた。万々歳とカンパ〜イ、生ビールをグビっと。で、忘れていた。ワシ、酒やめたはず。やめて半年以上になる。ビール一杯ぐらいはいいのだが、調子こいて、他所の地という事もあってビールに焼酎日本酒とチャンポンしてしまったからワヤ。全部コップ一杯ぐらいずつだからたいした事ないのだが、やめてからトント酒が弱くなったようだ。しかし、酒飲んでて、こんな美味しいもの何の理由でやめたか解らない。???ゲロ吐く程飲むわけでないし、なんでやめたのだろうか解らない???
で、朝方4時、早々と目が覚め、便所。そうか!、寝不足になるから酒やめたんだっけ?して、5時、キュルキュルキュル、お腹が下ってきた。もうこの後は何回もトイレ通い。ア〜これだから、酒やめたんだ。そうだそうだ、寝不足の下痢ピーでは今日一日つまらないではないか!
会場に出かけ、展示の細かいとこを直し、夕方、美術館の開会式に出て、それから作品撮影。100体の泣き猫を一体一体運ぶ。まるでお百度参りをしている様な気分だ。ま、おみくじだし、身体をはった願掛けだ。そのあと百度参りで足は棒のようになり、疲れ、下痢ピーが押し寄せ、トイレにジャーーーと、で、見てみたら、ウンコにあらず血!ゲッ!!ポタ、ポタ、なんじゃ、こりゃ!ガガーン!大変だ!大変だ!持っていたペットボトルに水をくんで、尻を洗う。やば!痔は2度の手術でなくなったはず、えっ?他の病気?でも、ワシは痔のプロ、この感覚は痔だ。
とりあえず、展示撮影全て完了し、薬でも塗って寝るわ‥ア〜ァ


8月4日 (木)  [1295] 足下に星

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 fine
展覧会場に出発。
やっぱ、いつも閉じこもっているので、バスや電車などの歩くより早い自分でコントロール出来ないものに乗ると三半規管がおかしくなる。それと、いつもは時間に縛られる事ないのに、この乗り物というものは分単位で縛るからあせる。目的地に着いちゃえば、未来は永遠の時間でいっぱいになるので、それまでの辛抱。
美術館への展示。頭で考えていたイメージとはかなり違ったが、そこは現場をこなしてきただけあるのか、うまい具合に事は運び、ひょひょいのひょい、思いの他いい展示になった。星をちりばめたのだが、今までは星なら壁や天井と当り前のイメージであったが、今回初めて床にちりばめた。それがよかった。そのせいで、作品が地球から離れ果てまでとんだ‥地上にいても宇宙旅行はできるものさ。
そのあと個展会場の展示。これはトントン拍子。明日やるはずだったが、あっという間に終わってしまった。ま、大勢のスタッフさんのおかげですけどね。ところで、ここでも思いの他よくなったのが、会場の風景を変えようと借りてきた絞り染めの布。飾るだいたいのイメージは考えていたのだが、テープダメ画鋲ダメというきびしい条件になにやってもダメ。諦めかけていた。しかし、天井を覆うというアイデアがでて、これならカーテンレールに紐でできる。試しに一枚かけたら、そこから思いも因らない別の展開になり、実にきれいな空間となった。万々歳だー


8月3日 (水)  [1294] 下駄

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 fine
さてと、起きるか。
実に今日はのんびりだ。庭の鉢に水をやり、咲いたばかりの白いスイレンの花をカメラに収め、イゴコッチと遊び、金魚とメダカにエサをやる。とかいっても、朝の作務はいつもと同じ、のんびりは変わりない。
カバンに、搬入に必要なハサミやネジ・ピン・テグスなどの道具、下着、歯磨き道具を入れる。歯磨き道具はいつもより増えた。また疲れがたまって歯が痛くなるとも限らんから用心用心。荷物で問題なのが下駄だ。服の代わりに着物になったんだけど、この下駄だけ余分!コキっと堅い。この間買う時、雪駄にしようと思ったがペタペタ軽すぎて身軽になって落ち着きがなくなり踊りそうだ。最初から下駄履いていけばいいのだが、慣れないものを履くと豆、赤ムケになってしまいそうだからね。
ところで、下駄というもの左右がない。履いた時に決まるそうだ。妙なもんだ。下はコキっと堅いのに鼻緒は柔軟、最初の足に合わせてしまう。一途な女性って感じだね‥


8月2日 (火)  [1293] 巡り巡る

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 fine
よーし、やるぞー、作品の箱詰め。思った以上に箱が多いし重い。汗とホコリにまみれながらせっせせっせと作業は進む。午後、作品全部運送屋さんに渡してお終い。
風呂入って汗流し身体を洗い、水風呂入って宇宙の果てまで行って帰ってきて、プハーっとビールでカンパイ。あ〜おわった、おわった、万々歳!いろいろ波があったが、しっかりきちんとできました。あとは本番。
どれ、終わったらやろうと思っていたパーゴラの雨漏り修理。この間これをやろうとして脚立を探していたのだ。これをしないでザクロの木の剪定作業をやってしまったが。だいたい、ワシの場合、初め一応目的に向かうのだが、ゆく方向に何かがあるとそれをやってしまう。猫みたいだ。蝶々を追いかけていたはずなのに、目の前をトンボが掠め飛べば、それを追う。まあ、庭作業は別にいつまでやらねばならないわけでないから、それぞれ気付いた時にやればいいわけで、そのうちどれもこれも終わっているだろう。でも、また新たなするべき事が出てきて終わりながらいつまでも終わらない。ウンチしてすっきりしたのに、またメシ食ってウンチためる。せっかく深い眠りについたのに、また起きてはしゃいで寝る。春の展覧会が終わったと思ったら、もう夏の展覧会、そろそろ秋の展覧会の制作をしなければならない。太陽が沈んでゆきながら、また出てくる。なにもかも終わりながら始まってゆく。
そりゃそうだ、われらは始まりも終わりもない陰陽巡り巡る宇宙の中に存在するのだから‥


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