7月6日 (金) [1994] 誕生日展6
FINE HEART 自分の誕生日作品を探すのは、自分探しのようなものなのだろう。 結構みんな真剣だ。
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7月5日 (木) [1993] 誕生日展5
FINE HEART おじいちゃん、お父さん、お母さん、中学生、小学生、家族5人でやってきて自分らの誕生日を探していた。 みんなの誕生作品2個ずつ見つかったが、お母さんの誕生日の作品、あと一個が見つからない。 ずいぶん探したが見つからない。 何度も何度も探したが見つからない。 長男一人残り、あとは二階を降り玄関に、帰り仕度。 長男はお母さんのもう一個が見つからないと、これを探さないと、お母さんに…お母さんに…なにか不幸が… 「お兄ちゃん、もう帰るよ!」 焦りが頂点に。 ん〜諦めるしかない、か。 後ろ髪引かれながら長男は去る。 その時、去り際に、それはテーブルの端にあった。 見つかった。 「あったー!」 大学合格発表で自分の番号を見つけたような、そんな大きな声で、二階を駆け下りていった。 みんな外に出た後、おじいさんがなにげに戻ってきて、その最後に見つかった誕生日の作品を買って帰った。
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7月4日 (水) [1992] カメ
RAIN 庭で裸で瞑想をする。 目の前をカメがのんびり通過していった。 ほ〜、いるんだ! ゆっくりと視界の左方向を歩いているから、そのまま数秒後にはあの辺りだろうと予想する。 しかし、数秒後、そこには現れない。 途中で立ち止まったりしているのだろう。 それも考慮に入れて、あの辺りだろうと予想するが、そこには現れない。 あら?どこにもいない。 探したら全く違う予想だにしないところを歩いていた。 面白いことにカメは時々方向転換するようだ。 それも真逆に。 これが僕の予想を狂わせる。 これは敵への目くらましであったり、自分の居場所を確認する行動なのだろうか? バナナをちぎって手から与える。 何個か食ってから、いきなり食わなくなり、出かけようとして、立ち止まり、振り返り、戻ってまた食う。 予想不可能なすかし方をする。 全然わざとらしくない。 カメは人間より長生きする。
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7月3日 (火) [1991] 密林
CLOUDY 今日も草むしり。 この梅雨の時期に放っておいたので密林化している。 何十カ所も蚊にさされながら山ほど草を取った。
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7月2日 (月) [1990] レントゲン
RAIN 個展中休み。 家に帰り、掃除に草むしり。 なんか知らんが個展始まってからあばらが痛い。 展示のときにぶつけたのだろうか、腫れている。 病院に行ってレントゲンを撮ってもらう。 レントゲン技師は体の大きな男性だ。 僕の体をレントゲンの前に立たせあばらを両手で触り「このあたりで止まってください」と言う。 なんか「高い、高い」をされている子供のような気分になって恥ずかしかった。
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