7月27日 (金)  [2015] 無我の境地7

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 FINE
胸の上にのどがある。
ここはしゃべるところだ。
胸の位置より高いので視野は胸より広い。
言葉は心より広い。
…心あっての言葉だけどね。
言葉を自由に使いこなし喜びや幸せなどを与えることができる。
だが、ほめられたいから自慢話や嘘などを言う。
宗教的聖人を作りもするが、嘘つき詐欺師や犯罪者なども作ってしまう位置である。
このレベルでは言葉にできる本当の事などないのに本当の事が言えると信じている。
聞くのは他人だし耳なのに。
『誕生日』展で月日が入った366点の作品の中から自分の誕生日を探すのだが、思ったより長い時間を労する。
目は見ているようで脳は全部を見てるわけでもない。
同じように全部を言えるわけでもなく全部を聞けるわけでもない。
この位置は尻の穴から上がってきて「私は…」という言葉を使うわけだから、身勝手を含みます。
ある種のエゴです。
まだまだ無我には遠い。