もりわじん絵日記 2004. 12
メニューに戻る
12月5日 (日)  [1056] 包まれる

20041205-1.jpg


 Summer?
夜中、すごい暴風だったもので、デッキのテントがバサバサ鳴っちゃってさ。子猫共が外眺めるために寝室の窓に上ってパタパタしてさ。中も外もうるさいもんで、気になるさ。目が覚めちゃって、ぐっすり眠れなかったさ。
早朝窓開けて空見たら、すごい青空、もうすぐ朝日が出てくるところ。なんちゅう空模様だ。すばらしいの一言。起きたら、もう夏のよう。半袖半ズボンで暮らしたとさ‥
アトリエのシュロ竹の葉を見たら白い点々がいっぱい出ている。ずいぶん前から気にはしていたのだが放っておいた。葉がまだら緑になっているのだろうと思っていた。虫眼鏡で見たら、な、なんと!卵?それとも妙な生き物?げっ!濡れ雑巾で拭いてとる。でも全部とるのは大変だからいい加減だけど一仕事になってしまった。。
やっぱ家の中に置いてある観葉植物は雨が当らないのでいい環境ではない。葉が汚れ弱くなり変な虫が付いたりもするだろう。しかし、こうやってややきれいにしたのでシュロ竹も喜んでると思う。こういうのって、枯れるまで無視して、そして死んじゃったら新しいのと交換すればいいや、っていう観がある。きちんと大切にケアしないと。シュロ竹は粘土いじってる時の目の前頭の上にあって風情があるもの。自然の持つ風情が心地よさを醸し出す。これは、イオンがどうのマイナスがどうのα波がどうのという問題でない。そんなのはちんけな屁理屈もしくは商売戦略だ。
人間は外の自然と自分の中の自然が同調している時の感覚を知っているはず。それはなんとなく心地良いだけかも知れない。しかし、その微妙な心地良さってのが人間を包むわけだから、微妙ではあるが人間より大きなもの。ただただ素直に包まれてればいい。だから、シュロ竹、大切さ。


12月4日 (土)  [1055] あらっ?

20041204-1.jpg


  Cloudy, rain later, and stormy night
とは言いながら、早朝の歩きングをやる。いいじゃん。今日もダルイかなぁと思っていたが、広い空と山と紅葉を見たら、一瞬にして不思議と生気がみなぎり清清しくなってきた。同じところをくるくる歩く。退屈なように見えるが、実に爽快だ。一周707歩、約5分、今日は4周。歩数は頭で数える。何かっていうと数を数える癖がある。軽くいこう。無理すると鈍った身体が又拒絶反応起こしてダルイ病が出る。この間は英会話のテープを聞きながらで、マトモに風景を見ることも出来なかった。今日はテープなどなしにして、すっきり歩くことだけにする。やはりこれがいい。たまに携帯で紅葉を撮影したり、余裕がでる。晴れてなかったが、爽快だ。
帰ってお札の書をする。これがまたいい。書というものは精神を落ち着かせるというか、乱れを正すというか、なんかいいもんだ。腱鞘炎にならないように右手の小指と薬指をガムテープで押さえ、ササッサーちょいちょいと書は進む。
夕方、少々眠かったが、バタバタ窯開けしたり何やかんややってたらあっという間に夜になり、休まず仕事してしまった。努力とか頑張れという言葉に励まされてなにかをやるのは嫌だが、勝手に頑張ってしまうのは、やり遂げた満足感があって大変いいっす。


12月3日 (金)  [1054] ウォーキング

20041203-1.jpg


 Fine but cold
眼精疲労は治ったのだが、前頭葉のひきつけが体全体に広がったみたいで、またいつものダルイ病が出てきた。昼寝をする。まったく、ほんとうの元気バリバリがず−っと続くってのはないのかね?あ〜つまらん身体だ。それに比べウツ、どこか悪いところはないのか?って聞いたら、コレステロールがどうのと言っていたがいたって丈夫。デブってるだけ。飲み食いばっかしてるからだよ。
まあ、しゃあない、この身体でできるだけ素敵ないい作品を作ろう。どんな強健も虚弱も同じように死ぬのだから‥
さて、年末年始の展示会がわんさとある。はりきって朝から仕事じゃ。ちんたらウォーキングなどやってられっか。
子供の頃、ウォーキングなどやっている人間は一人しか見たことない。ワシが生まれた村にいる唯一人のお医者さんだった。大体、みんな朝から忙しかったし、大人というものはいつも働いているものだと思ってた。だから、早朝や夕暮れに無目的にどこに行くわけでもなく歩く人間などおかしい。退屈な人間なんだ。このお医者さん、うちの田舎には似合わない銀髪で銀縁メガネで、ワシの目にはよそ行きのきちんとした服装をしていた。この村には存在しないファッションセンスで土の臭いがちっともしない人だった。子供の僕に近しく「おはよう」などと声をかけてくるが、同じ日本人には思えなかった。なんか透明で孤独感が漂ってたような気がするなぁ‥次元が違うのかな?
…ア〜なんで、私はこんなバカで礼儀もない薄汚れた田舎もんの医者やってなきゃいけないんだ。私の苦悩はこの原始人達にはわからないのだろう、ア〜ア。おっ!鼻たらした小猿が来る。「おはよう」。貧乏人よ。働きアリよ。ほら!私がまともな真の人間だ。インテリ文化人だよ。よく見なさい。仰ぎなさい。讃えなさい‥―


12月2日 (木)  [1053] おしゃべり

20041202-1.jpg


 Very fine
昨日は、眼科医の帰りどっぷり風呂に入り、なんもかんも忘れて静養をとった。今朝の歩きングはヤメにして、たっぷり睡眠をとる。これで少しは前頭葉も楽になったろう。しかし、いまだに、破裂しそうにつっぱって巨大化している様な感じだ。でこっぱち。大体英会話なんてのは、繰り返しと暗記、これは単純な訓練。変な事考え笑ったりふざけたりするのが好きなワシの脳には退屈で大変な事だ。
朝、久しぶりにウツから電話があった。ソウになって、酒飲んで枝豆代わりに睡眠薬食べたらしく、部屋は地震があったようにデタラメ壊れ、まったく覚えてないらしい。こうやって死んだら、みんなから自殺って言われるだろうな‥。聞けば、ソウの絶頂期の時は眠れず80時間も興奮状態だって。めちゃくちゃハイで、電話の向こうでしゃべりまくってた。ワシもウツとしゃべるの嫌いでないし、ソウなものだからハイでのりがいい、話題が豊富大袈裟繊細。久しぶりだし1時間半もしゃべりまくってしまった。たまにはいいもんだ。英会話で言語拒絶反応ひきつけおこしていた脳が解放されたようだ。日本語ではあるが怒濤のようにペラペラしゃべれるし、相手の言葉も理解できるもんで嬉しくってさ。ワ〜イ、日本語だ、日本語だ。あ〜すっきりした。英語なんかどうでもいいもんね〜だ。ぺっ!Go to hell! Got damn it! Shit! Bitikuso puripuri!


12月1日 (水)  [1052] 前頭葉

20041201-1.jpg


 Fantastec weather
いや〜やばいっす。目の疲れがひどい。目蓋の上の眉がある骨を指で押すと痛気持ちいい。そのまま額を押しても痛気持ちいい。目の上全体の頭蓋骨がモアモアしてるみたい。この中には前頭葉なる脳がある。今までのんびり遊んでいた脳で、この度始めた英会話をきっかけに、エ〜!働くの?ヤダな〜などと言っているような気がする。それでだろう、額に目蓋に目の奥、目も疲れている。朝、庭の梅ノ木の徒長枝を剪定してたら目眩がきた。オロッ!生あくびが出る、少々吐き気もする。歩きングと止酒のおかげで胃腸は丈夫になったものの、英会話のせいで脳がひきつけおこしてるようだ。
家庭医学事典で目を調べる。
‥40を過ぎた頃から始まる老化現象が老眼。加齢と共に水晶体の弾力性が失われ、焦点の調節機能が衰える。常に調節してものを見てるので、目の疲れや圧迫感、痛み、頭痛、吐き気、肩こり、イライラ、作業能力低下などを引き起こす。
Oh,no! Give me a break!
老眼メガネでもかけなきゃダメかな?ということで、眼科医に行く。わけわからん器械であっちこっちを調べてもらう。ぜんぜん正常、老眼メガネも必要無し、だって。ってことはやっぱり、なまけものの脳がひきつけおこしてるんだね。


| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
2004/12
SuMoTuWeThFrSa
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

前月     翌月