12月22日 (水)  [1073] なめあい

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 Fine
なんか、ぐっすり寝たな。昨日第二段の作品を渡したから、今日から第三段目に入る。毎年のことだが、てんやわんやの気分。
ところで、猫を見ててすごいと思う。なにがすごいかって、猫同士お尻はなめあうし、姉妹猫は抱きついて頭・顔なめあいながら寝てる。アニニョンにマッピョ、ヨゾ、イゴ、たまにポチ君。家族もしくは仲間ということを確認してるのだろうか?チャイにモミジ、これらジジババはダメだ、頑固‥。
人間の場合はっていうと、なめあわない。いろんな観念や思考があって出来ない。逆に観念や思考で家族や仲間を構成する。人間がなめあうとしたら、兄弟とか友達とか他人ではなく、よほど恋愛してるカップルか母と赤ちゃんぐらいなものではないだろうか?ってことは、猫の場合いつだって恋愛、母子一体の気分なんだろうか?
また、猫は他の猫がしたゲロを平気で匂い嗅ぐし、時に大丈夫なら食べる。これなんか、人間には絶対無理だろう。よくよく考えれば別に他人のゲロ見て気持ち悪くなる必要はないものなのにね。これはやはり観念つまり思考が感性を仕切っているためだろう。
こういった違いを見ても、人間は不自由だなあと思う。好きなカップル同士でしかなめあえないし、もしくは観念で構成した約束事の中でしかできない。そんなのはイヤだと、分けわからんフリー集団がなめあってたら、これまたおかしい。猫を真似てみんないっしょになめあおうぜ、というのは感性ではなく、もはや思考だからだ。猫は思考でやっているわけでない。感覚ですよ。思考のちょっと前にあるものですよ。だから恋愛や母子愛、真っ最中には思考の及ばないすごいものが来る。