12月21日 (月) [2885] 無私
言葉が通じない。ここはどこ? 私は誰? 神経質な芸術家などやってられないのがここの風土のようだ。プライドがいとも簡単に崩れる。そこでワシャ気付いた。微かに守っていたプライドを捨てる事にしたのだ。そんな簡単に崩れるものなど初めから守る必要などない。雪国という最悪の土壌をクリアーして新たな芽を出すために、僕の全身が新たに再構成しているように感じる。ここから創られたものはそう簡単に崩れはしないだろう。結果的に『家猫』にとってオーライなら途中の屁理屈は無視だ、私は無私だ。たぶんそれが生きることだ。
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12月20日 (日) [2884] コーヒー
田舎はおかしい。家の玄関に勝手に野菜を誰かが置いてゆく。あとで親戚の百姓のおじさんということがわかった。しかしこのおじさんが親戚だと知ったのは上棟祭のときで、生まれてこのかたこのような親戚がいることなど知らなかった。野菜を持ってきて三度目のこと、頼みたい事があると言う。友達がこの家でコーヒーを飲みたいと言うのだ。他の農家のおじさんなんかと比べものにならない程汚げな風呂など入ったことなさそうな顔して社会の窓は開けっ放しなのに、ここでコーヒーとはなかなか面白いおじさんだ。しかし、ここは喫茶店ではない。
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12月19日 (土) [2883] 薪6
薪棚作り二日目。波板を買ってくる。波板の色がつまらない。薪棚はチャイの側なのでチャイの屋根の色と同じ金色のスプレーも買う。金ぴかの薪棚になるわけだ。真っ暗になるまでかかり、やっと薪棚は完成した。いいね。これが出来て、つくづく思う。津久井でパーゴラなどを作っておいてよかったと。あの大工の経験が生かされ簡単にこんな頑丈な薪棚を作ってしまったんだから。嬉しい。
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12月18日 (金) [2882] 薪5
高さ1メートル、横幅60センチのちょうどいい小さい棚が2つあったので、それを薪棚の両脇に置く。中に3メートル60のツーバイフォーの材木を下に3本、屋根用に2本、計5本使用、足代わりに枕木を2個、間に柱を2本。などなど工夫して、津久井から持って来た材料だけで棚は出来上がり、薪を置く。もう暗くなって来たので、屋根は明日だ。ビニールを被せとりあえず屋根代わり。
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12月17日 (木) [2881] 薪4
薪置き場のため家の周りを見たがそれら諸条件を満たす場所はアトリエ南西しかない。しかしそこに屋根はない。急遽、屋根付きの薪棚を作らねばならないハメになったわけだ。もう雪が降っているからね。これだけの薪を収納する棚となると長さ4メートル、高さ1メートルぐらい必要だ。幅は薪の幅になるから40センチ程、屋根が60センチ弱かな。
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