1月31日 (日) [2926] 親父返し5
客間にトイレができれば良かったに越した事はないが、ある意味で無くて正解だった。父親に泊まり込まれたら仕事ができない。トイレがあっても年寄りが這ってゆくのは酷で無理だろうけど。ナイーブやデリケートを「ずぐだれ」と決めてかかるような猫を飼う繊細な人の気持ちも知らない糞ジジィがここに住むのは家猫チャイも心底嫌がる。「ずぐだれ」とは弱虫軟弱のことだ。そこで家猫神のチャイは父親に喝を入れるためにタイミングの悪い日に父親をここに来させ居心地の悪い雰囲気を経験させた。いくら父親でも他人の大事な仕事の邪魔をするようなことをしてはいけないんだよ、と。
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1月30日 (土) [2925] 親父返し4
これで父親のタイミングが良かったら、しょっちゅう来るわけで、そのうち泊まり込むようになったら嫌だ。上棟祭のときから家ができても客間であるアニニョンの顔のところにトイレがないと何度も騒いでいた。ここに勝手に住み込む予定を立てていたのだろう。誰が住まわせるか。ここは最初の設計段階では『HOW?』という抜け穴を作って這って抜けてアトリエ側のトイレに行けるようにしていたが、構造上ダメになった。おかげでチャイ側に『アパート』という別のいい感じの部屋ができたわけだ。
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1月29日 (金) [2924] 親父返し3
三度目が、ここの市の職員が村で個展を開いて欲しいとやって来た。打ち合わせ最中にまたまた親父殿がやって来た。気が散るから帰れ!と言っても、もう明日から来ないと言う。明日ではなく今だよ。しかし、そんな近くに住んでいるわけでなく車で来るしかない距離なのに、よくまあ、こっちが大事な時に顔だすもんだ。ほんとタイミングが悪い。
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1月28日 (木) [2923] 親父返し2
親父返しの案はやはり正解であった。まずは仕事で打ち合わせ最中に父親がパーティに来なかった親戚を連れて家猫見学にやって来た。人が仕事打ち合わせなのにうろうろされると気が散る。そんなことおかまいなしだ。次が猫びよりの雑誌取材の時にやって来て、こっちは忙しいから帰れと言うのに、自分には用件があって来たわけだからそれが優先だみたいなことを言う。なんちゅう我が儘横柄高慢な考え方だ。東京からの取材は日帰りなのにおかまいなし。
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1月27日 (水) [2922] 得手不得手
棟梁の作った雑な所を発見したが棟梁に直接言うのが面倒なので建具屋さんに言ってみると、あっというまにきちんと直してしまう。棟梁とは正反対の性格だ。人には得手不得手があってそれぞれ自分の腕を最大限生かせるとこで生きているんだなぁと思った。ふむふむ。
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