1月11日 (日) [2537] 猫語り5
自由気侭な猫は蝶を追いかけていたのに目の前に他のものがちらつくと今度はそれを追う。いつの間にやら最初の目的を忘れている。そのまま疲れて眠る。夢の中で、蝶のお城に招かれ酒盛りしていい気分。こんなんで人間はいいわけがないと、最初の目的である過去を持つ。するとついでにというか同時に未来というものが生まれる。ついに時間というスパーンができる。こうなると物語を作らざるをえなくなる。これは人間の宿命みたいなもんかな。
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1月10日 (土) [2536] 猫語り4
人の話しってズレたり、わけ解んなくなったりするのが普通だと思う。時々あっちの世界に飛び出している。しかし、それでは知的人間として許せない。これが物語の枠になる。しかし、今度は枠から出たいを求める。自由がいい。人はあっち行きたいけどなかなか行けないもんで頭こき使って酔っぱらって自由になろうとする。
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1月9日 (金) [2535] 猫語り3
僕はワンステップ踏まない視覚の世界で生きている。文字にした時、ワンステップなしであっちの世界に飛んでいってしまったりしたら面白いだろうな。小説家とはそうなりたい人ではないかしら。小説好きな人や物書きってちょっと喋ると、あ!この人ライターだ、って解る。なんかすごい頭使っている。
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1月8日 (木) [2534] 猫語り2
家猫の設計していて思うが、建築の世界はそう簡単ではない。なかなか奥が深い。小説だってそうなんだろうな。しかし、絵や粘土や建築はパッと見た目で直接感覚で解る。しかし、小説というのは文字で、読んで意味を把握して、そのあとに感動がくる。視覚と違って脳の中で一回こねくりまわす。ワンステップ余計なんだな。絵は見ていて変なところは気付いて感じて直したりするが、文章は最初から読まないといけない。これが面倒だ。速読できる人ってのは読むというより見ている感じだが、やはり意味を把握しているから読んでいるんだろうね。やはり感覚まで届くのにワンステップ踏んでいる。
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1月7日 (水) [2533] 猫語り1
物語を本当に書く気になってきたので『ヴィジョン』はおしまいだ。ヴィジョンとはなにか?のもっともっとドラマチック仕立ては小説の中で語んべ。いつか出せるだろう。楽しそうだから挑戦してみるさ。物語ではなんだから『猫語り』ネコガタリね。
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