もりわじん絵日記 2005. 7
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7月11日 (月)  [1271] アリ?

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 fine, hot
たまには女装でもしてようと思い、眉を剃ってみた。‥知り合いで若くして死んでしまったミュージシャン、歌う吟遊詩人のどんとを思い出してしまった‥。眉がないと恐いので、新たに眉を描く。アラブ人のように左右をつないでみる。
さて、昨日の続きの台をブルーに塗らなくっちゃ。って、アリが卵を運んで列をなしている。どこへゆくんだろうと辿ってみれば、なんと!なんとデッキ!え"〜ゲゲっ、もしかして?ピンセットを持ってきて、デッキの材木の隙間を突いてほじくってみる。わぁ〜!!!いるいるいいるりるるるうるる‥。ありんこがいっぱい。腐った木が好きなトゲアリだ。放っておくと木がボソボソスカスカのボロボロになってしまう、困ったものだ。しかし、なんでわざわざ、デッキに引っ越ししてんの?このデッキ、下が風通し悪いし、梅雨だし、腐ってんのかもしれないな。やばいなぁ、アリの巣が大きくなるとデッキ全部やられちゃうのかな?まあ、ものは朽ちるものだから仕方ないが、多少の防御はしないとな。ふっ‥ん!しかし、今引っ越しという事はまだ腐れ初め‥なんとかしようっと‥


7月10日 (日)  [1270] インドの自分

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 fine
イイ天気だ。今日はこの天気、崩れまい。
来週の避暑地での個展の為に作った雲に乗った彌勒猫の台を丸ノコでカットする。それと昨日番号を彫ったおみくじ泣き猫用の台をブルーに塗る。緑とか黄色とか赤とか、色さまざまに塗ろうと思っていたのだが、なんかこのブルーだけの方が締まりがあっていいような気がしてきた。蚊取り線香をつけて外で塗る。上半身は蚊にさされないのだが、ぞうりを吐いている足の先に蚊が集まってくる。足の親指とか人ささない人さし指とがが刺されると堪らなく痒い。でも、最近やや野性的なってきているんで平気。
夜、ちと遠い近所でシーマサが個展しているというので車ででかける。最近は若い人の、それも猫以外の個展を見る機会がない。だから、なかなか新鮮であった。出会った人も新鮮な若者であった。みんなインドで出会った人達らしく20代半ば。自分がインドいったのが20数年前のちょうどその年ゴロ。妙な感じだ。分けの解らん絵を描いていた自分が蘇った。20代の自分と喋っている様な不思議な感じがした‥ 
あっ!そういや、プロフィールの写真ってその当時のものだ。そいつ、そいつと語ったんだよ、今日。


7月9日 (土)  [1269] ピース

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 cloudy, rain leter
雨になるといけないのでパーゴラの下で作品台にミニルーターで番号付け。
だんだん慣れてきて、スピードもつき、きれいに数字も彫れるようになった。70番台が美しさと楽しさのピークのような気がするな。こうなってくると、最初に彫った数字が下手に見えてくる。まあ、初期ということで味があっていいんだけどね。
ところで、また突き指を痛めてしまった。困ったもんだ。いつも使う指だから、治りが遅い。しかし、前と場所が違うような‥。右手人さし指の第2関節だと思っていたんだが、どうも指の付け根に移行したみたい。なんでだろう?痛んでいる第2関節をかばうために付け根が痛くなったとか。とにかく今はこの付け根だ!それもよくよくいじって調べたら、ピースをすると痛いことがわかった。あと、人さし指をちょいとカギ型に曲げながら中指側に押すと、軽く押しただけでも痛い。あと強くグーができない。ピースができないということは、今、ワシは平和でないということだ。これは争いだ。しかし、グーで殴ることができないし、指2本で相手の目をつくこともできない。やばいっす、戦ったら負けだ。いや、左手がある、人より長い足だってある、ワシは身長185cmだ、敏しょうで筋肉質‥。などとバカなこと言っててもしょうがない。とにかくちゃんと治さないと。ということで、いい方法はないものかといろいろ試し、張る包帯というので人さし指と中指を一緒に縛ってピースができないように固めておくのがいいとわかった。バレー選手や相撲取りもよく指に絆創膏巻いているけど、大変さがつくづくわかるわ‥


7月8日 (金)  [1268] 指物師

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 Rain
頭が重い。昨日、張り切って塀作りをしたからだろうな。筋肉が痛いもん。それとも陽気のせいかな。ず〜ッとこんな雨降りで、ずいぶん前に剪定して重ねて置いたキャラの木にアリは巣を作るし、チンマイ虫がわんさと跳んでいる。いろんなところがカビてカビ臭い。これじゃあ、人間だってどっか影響受けるっす‥
今度の8月の瀬戸の個展でお葬式をやる。これは前に一度やったものだが、今度のはそれをもっと盛大にしたものだ。今日は、その時に使用する棺桶の止め具が甘いのできちんとしたものを付け替える。この棺桶はバリ島かどこかのもので、やや大雑把な作り。ワシが直したとしても、そんなに目立つことはない。まずは、今までの止め具を外し、そこをミニルーターやノミなどを使いきちんと穴を彫る。そこに真鍮の止め具を埋め込む。たった1×3cm程度のこまい仕事だ。案外楽しい。指物師になった気分だ。止め具の反対側も彫ってメスの止め具をつける。これでバッチシ。すごい、我ながら、いい出来栄えだ、ワハハハハ‥


7月7日 (木)  [1267] 三位一体

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 thundershower
お!なかなか天気よし。のち嵐だけど‥
昨日マッピョが敷地の外に出てしまって帰ってこない。しばらく捜しまわり、やっと戻ってきた。この間もどっかに出ていったし、ちょいと心配だ。庭の塀の下の網を破って出ていってるようだ。アニニョンとヨゾラは敏捷なので塀を越えて出かける。これはもう諦めているんだが、マッピョは、まだまだ防御できる。防御できるのに死なれでもしたら後悔してしまう。それで、塀の下の網の上に塀と同じ板でストライプで塞ぐことにする。長さがまちまちなので、いちいち計りカットし、防腐剤の塗料に付け、インパクトドライバーでネジを入れ、作ってゆく。まあ、これでいいだろう。あとは様子を見よう。
それが終わり、次はトマトのビニールハウス作り。トマトというのは、雨にかからないようにすることで甘くなり割れも防げる。知ってはいたんだが、別にハウスがないからってトマトが食えないわけでないからハウスなんかしなかった。ところが、このちょいと手間をかけることが、すごい進歩を感じるんだね。たいしたことはないのだがすごく楽しいし、景観もいい。よく、田んぼの畦で昼飯食ってるお母ちゃん達がいるけど、あれってすこぶる楽しいんだろうね。ここで解るのが、畑ってのはちょいとゆっくりの進歩があるから退屈がないんだ、と。精神が穏やかになるみたいだ。ソウになることもウツになることも分裂することもない。人間が求めるすべてが含まれているんだもん。1:手をかけるという自発的な行為、2:進歩、3:嬉しい美味しい結果。まるで愛でしょう。これを三位一体というんだと思うね‥


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