もりわじん絵日記 2010. 6
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6月10日 (木)  [3056] 瑠璃寺

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 この作品群は、長野県は大嶋山瑠璃寺の住職さんからの薬師如来の猫神様制作依頼から始まった。瑠璃寺は薬師如来を奉っている寺だ。住職の慈宗さんがまだ住職になる前、制作依頼の12年前、伊勢神宮のおかげ横町大黒ホールで展示していた僕の猫神様を見て、いつか住職になった時には、このような猫神様を寺に奉納しようと思ったらしい。


6月9日 (水)  [3055] 個展

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 その目の開いた作品がふんだんにある『神仏まねき猫展』を山形でやっている。4年ぐらい前の作品で仏像を猫化した作品群だ。おみくじにもなっていて、楽しめる。全国数カ所を回った。今回の展示した空間はどこぞの古い日本家屋なんで、あまりにもぴったりでつまらないかと思っていたが、けっこういける。いろいろ展示に苦労したかいあってかなり見事な風景に出来上がった。これは久しぶりにいい展示空間だ。嬉しい。


6月8日 (火)  [3054] 目2

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 半眼という目がある。半開きの目で前1メートルを見ているような目だ。座禅の時の目で、それは仏像によく使われている。かなり美しい目である。ワシの作品の閉じているその目は半眼の効果も含まれている。そのような意識で描いている。だからその目が開いた作品の目にはすごいものがある。どんなにすごいかは、今、展覧会している作品を見ればわかる。


6月7日 (月)  [3053] 目

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 ワシの作品のほとんどが目を閉じている。笑っているとか言われるが、実は違う。笑っている目と内面を見ている目の中間なのだ。赤ん坊と年寄りの合体のような目だ。向こうから来たばっかりの赤ん坊、これからあの世に逝く年寄り、現実を見ているようで見ていない。そんな目なんだ。


6月6日 (日)  [3052] かわいい2

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 動物の赤ちゃんがかわいいのは他の動物に襲われないためだと言う。ほんとかどうかは知らんが、動物が他の動物の子を育てたという事実はたくさんある。オオカミ少女なんてのがいたっけ? オオカミが人間の赤ん坊を食わずに自分の子と一緒に育てた話しだ。赤ん坊は弱いから狙われやすい。神は唯一の防御策として『かわいい』という表情を与えたのだろうか? けっこう誰もがかわいいには蕩けてしまう。


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