6月15日 (火) [3061] 如来の手
このような仏像の展示をすると、人は仏教の持つ一般とはかけ離れた違和感に敬遠しがちだ。しかし、実は仏像はかなり面白い。たとえは如来の手がある。如来の手にカエルのように水掻きがある事は人々はあまり知らない。如来の手の水掻きはシャレが効いている。「多くの人々を漏らさず救うためにある」と。救うと掬うをかけているわけですね。
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6月14日 (月) [3060] 言霊猫
薬師猫神様は瑠璃寺にあり、毒師猫神様は家猫に置く。その間の100体の薬師仏達。これが今回展示している『神仏まねき猫展』だ。それに加えて中心に言霊猫という口から般若心教を吐く猫を据えた。その台の中には本当の蓮の種を置き、台の足には造化の蓮の葉を巻き付けた。その前に風神と雷神を置く。WEBの表紙のポスターの作品ですね。このポスター好き。
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6月13日 (日) [3059] 100薬師仏
その大作「薬師猫神様」を作るために、サンプルとして小さいものを作っていた。どんな形にしようかと数点作ってゆくうちに世に存在する仏像や縁起物などを薬師仏にしたくなってしまった。それにプラス自分のイメージの薬師仏も加えた。その一体一体をハスの花をイメージした台座の上に置いた。これで100体の薬師仏が誕生したわけだ。
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6月12日 (土) [3058] 瑠璃寺3
一体の薬師猫神様を作るだけでは自分の感謝の表現が足りないと思った。そこで薬師と同じ大きさで薬師のポーズとは反対、身体の色を反転した毒々しい毒猫神様を作った。毒は毒をもって制すという意味合いだ。ここに薬と毒という反物質のような作品が誕生した。薬師が白とオレンジ系に対して毒師は黒とブルーの色合いだ。
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6月11日 (金) [3057] 瑠璃寺2
それから12年の月日が流れ、慈宗さんは住職になり、作品依頼がきた。12年も自分の作品を思っていてくれた事には大変感謝感激雨霰、雪も風も滝のように心で吹雪いた。いいものを作らねばならない。これはほんと久しぶりに腕がなったね。
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