もりわじん絵日記 2008. 10
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10月31日 (金)  [2464] 家猫121

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「親切」という字は、親を切ると書く。
世話好きで子煩悩でパワフルで、なにかと口出ししたい親だが僕とは方向が違う。
なにしろ、あの親父、猫が嫌いなんだ。
可愛いとかいう感覚も嫌う。
だからワシの作品については何が良いか解らないんだ。
それが一番の問題だろう。
やさしく親切に切ってしまおう。
老いては子に従え!



10月30日 (木)  [2463] 家猫120

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一度は殺された父親、実は生きていた。
あの親父、そう簡単に死ぬわけがない。
最近は家猫の土地に石灯籠やはしごを運んでいるらしい。
なんと、家がダメなら庭を造る気だ!
これまで親父の造った庭を見ているが、ワシのイメージする風景と違う。
どこかで見たような庭だったり、立派な庭園の真似だったり。
真似はいかんよ、マネは!
といっても、だれだってどこかなにかに似てくる。
しかし、その真似を吹き飛ばしてしまうようなオリジナリティが必要だ。
それを出すため苦しむ。
その果てに、ふと、おっ!と感じる何かが出てくる。
そのときが快感だ。
『木波』がそうだ。
庭だってそうする。



10月29日 (水)  [2462] 家猫119

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未来の予測なんか何一つ信じていない。
なぜなら死というものは未来にある。
生きる者は、死ぬことを嫌だと思っている。
未来といわれるすべてには、必ず死の要素が含まれている。
だから未来は信じたくない、信じられないになる。
明日死ぬよ、三ヶ月後に死ぬよなどと宣告されても信じられるだろうか?
信じてしまったとしても、心の奥底で何%か信じてないだろう。
意識はそのわずか数%に敏感だ。
そこから生きるエネルギーが生まれる。
近い未来、家猫もそこから生まれる。



10月28日 (火)  [2461] 家猫118

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親子の対立で次男が父親を殺害。
次男は家に火をつける。
母親、兄夫婦に娘二人、焼死。
次男は逃げ切れないと思い最上川に飛び込む。
両足骨折・頭蓋骨陥没したが、落ちたたところが浅かったせいで助かる。
が、記憶を失う。
よだれ垂らして、朦朧とした頭で時々悲鳴を上げ大泣きし気を失う。
それを繰り返し、とうとう白痴に。
10年後、自殺。



10月27日 (月)  [2460] 家猫117

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図面は遠慮した親父だが、この間帰った時、大工と基礎はオレの知り合いにやらせると紹介してきた。
まいった。
ここはほんとにハッキリさせないといけないな。
ケンカになった。
僕は興奮のあまり包丁を持った。
そのあとの事は覚えていない。
気がついた時には消防車が来ていて、実家は燃えていた。



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