もりわじん絵日記 2006. 7
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7月19日 (水)  [1644] 『言葉で本当の事は言えない』78

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『言葉で本当の事は言えない』78
生きているものを調理するといえば、活け造りの魚なんかもそうだがこの魚は活き活きしているわけではなく瀕死の重症だ。成長などしない。どんどん弱ってゆく進行形なのだ。ちょいと違う趣向だ。動物の肉は死肉の調理だし死の方向だ。つまり、まあ、楽しくはないわな。終わっちゃうわけだし、このあとがない。未来にン千粒を生むような時間の連続がない。
てなわけで玄米はどんな気候にも堪えられる強靱さで空間的には世界を覆うし時間的にも未来を豊かにする、ってことになるわけさ。それでいて細くしなやか金色に輝く、人々の憧れの姿態ではなかろうか。まるで弥勒菩薩のようだ‥弥勒菩薩は慈悲から生まれたもので56億7千万年後に現れて人々を救う。未来に必ず成仏することから「未来仏」といわれる。弥勒が下生する国土は平和と幸福が与えられる。



7月18日 (火)  [1643] 『言葉で本当の事は言えない』77

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『言葉で本当の事は言えない』77
例えばあらゆる食べ物を水につけてみる。するとほとんど全てのものは腐る、が、穀物は芽を出す。種だからね。白米を水につけてたらやっぱ腐るけど玄米は芽を出す(実験したけどほんとに芽が出た。可愛いもんよ)。放っといたらドンドン伸びて成長する。で、玄米はこの後この一粒からン千粒の玄米を生むんだ。これは活き活きしている生きているものを食うってことだね。白米は抜け殻なんだね。ふぬけだ‥


7月17日 (月)  [1642] 『G・ふくふく猫のばあちゃん』10

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『G・ふくふく猫のばあちゃん』10
「お兄ちゃんがいるんだ?」「3人いて、みんな外国で贅沢に暮らしていたでしょ。一番上のお兄ちゃん慶応に入ったから鎌倉に別荘買ってあげたんだけど、卒業間近に死んじゃったでしょ。せっかくいいお家に住めたのに。」「他のお兄ちゃんらは?」「日本の大学に入ったら戦争時代だし日本は食べ物が貧しいから栄養失調でみんな肺結核で卒業前に死んじゃった‥」



7月16日 (日)  [1641] 『G・ふくふく猫のばあちゃん』9

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『G・ふくふく猫のばあちゃん』9
儂の庭の池に咲いた白睡蓮の花と近所の湖に咲いた蓮の花の写真をみせたら「いろんな国を転々としてたの。朝、お父さんに連れられて大きな池の周りを散歩するの。すると蓮の花が音を立てて咲くのよ、ポンと」「え?それ信じてんの?」「ほんとよ。お兄ちゃんと一緒だったでしょ。お兄ちゃんもそう言ってたもの」「いっぱい咲いたらうるさいんじゃない、ポンポンポンッポッポポンンポンポポンポンポンッポン‥


7月15日 (土)  [1640] 夏

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fine, thundershower
やっと夏かしら?


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