もりわじん絵日記 2004. 5
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5月31日 (月)  [879] 難儀

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晴れ~なんじゃ、この暑さは!デッキ31℃。
そろそろ蚊もでてきたので、池のメダカのオスを水鉢に移す。
水鉢は5つあって2つは金魚が入っているから、3つにいれる。
昼飯の時、ハンゲショウのある水鉢を見たら、朝入れたはずのメダカが見えない。
あれ?どこかに隠れているのかといろいろ手を入れまさぐり探したが見当たらない。
と、地面にメダカの死体が‥
一昨日の夜、子猫が又一匹死んだ。
いったい、どういうわけで死ぬんだろう?やっぱ、8匹は多過ぎるのかな‥
もしかしてこの部屋暑過ぎる、なんて事はないだろうか?
乳首争奪戦で体力使っているのに、部屋が暑くては体力の消耗も著しい。
乳首は8つあるからみんなに行き渡るはずなのだが、アニニョンが横になると4つの乳首が身体の下にいってしまい、下の乳首をくわえようとしている子猫にとっては上の乳首をくわえている子猫が邪魔でとても難儀だ。
そうこうするうち眠くなって乳どころではなくなる。
起きたら、またまた暑い戦いが始まる。
ほとほと疲れ、乳も飲めず、ダメだ~、もう限界だ~‥
とうとう子猫は6匹になってしまった。
とにかくできうる限りの事はせねば、と子猫達を1階の和室の押し入れに移動する‥ここならかなり住み心地がいいだろう。
メダカの方はというと3匹死んでしまった‥たぶんポチくんの仕業。
ポチくんが水鉢のボウフラを退治してくれればいいのだが、そうもゆかない。
他の水鉢のメダカも金魚も大丈夫なのは、アサザの葉が魚を捕まえにくくしているからだろう。
このハンゲショウの水鉢にもアサザを株分けして移植する。
さて、そろそろ毎年恒例のさくらんぼの季節だ。
去年買ってくれた人や新しく出合った人にメールやFAXを送る。
メールはまとめてピッで簡単なのだが、このFAXがなかなかいかないしいちいち面倒。
送っても送ってもリダイヤル待機中とかが出る。
みんな、そんなにFAX使用しているのだろうか?‥不思議だ。


5月30日 (日)  [878] ブルーシート

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晴れ~めちゃくちゃ暑いのだが‥
さて、今日は代々木公園でジャマイカフェステバルがあって、友達がフリマーブースを借りたからと誘われ、そういやジャマイカにいったのは17年前、懐かしい思いが寄せたので、あのムードを味わおうと出かける。
何年ぶりかに原宿駅から代々木公園に向かって歩く。
まあ、すごい、いろんな部族がいる。
デビル族、ド化粧族、裸族、下着族、学園族、ジャンキー族、ラブラブ族‥それぞれ自己主張しているが争うことはない。
まるでいろんな種類の植物が豊富な林のようだ‥うまい具合に棲み分けができている。
いやいや感動だ。
もちろんジャマイカ族も久しぶりに楽しい。
だらだらとビール飲んでいたら、知人にばったり、ひとり二人と懐かしい顔ぶれと合い笑って騒ぐ。
ジャマイカ族を後にして公園の中程に向かう。
去年、わしの個展にやってきたオガ君は住む所を4つも持っていて、月に3日だけ働き、あとは自分のアートカフェに訪れた人々にお茶をだし話しを聞き語り、絵を描いてもらい、カフェの木々に飾っている。
木々?、、そう、オガ君は、去年からここ代々木公園のプータロと一緒にブルーシート族となったのだ。
オガ君、33歳、どこから見ても真の優雅な生活をめざし究極がこうなった。
収入源は月に3日の福祉介護、これが社会との唯一の人間として愛ある仕事。
この収入が、彼にとっては十分な生活費であり、お金にこだわることもなくなる。
あとは、4ケ所のテント生活、そして周りに住むプロのプータロ達の理解を徐々に得るようになり、公園内にビニールシートの屋根をつけたエノアールという絵のあるカフェを経営するようになった。
といってもお金は取らない、物々交換システム、といっても、今度来た時なんか持ってくれればいいというラフなもの。
今日もプーさんがやって来て絵を描いている。
いやいや、久しぶりに世間を完全に見切った美しい人物だ‥心地いいわ。


5月29日 (土)  [877] 下品

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晴れ~暑い、まるで夏、デッキのよしずの隙間から入る陽射しで暑いのではないかと思い、よしずの上に雨除けテントをかけることにする。
どうだろう?
どっちが涼しいのだろうかしら?28度。
まあ、この方が雨振った時に慌ててテントかけなくていいし、もうすぐ梅雨だし、今んとここれでいいか。
ところで、アニニョンが子を生んだもので、個展の事で面白かったこと書くのつい忘れていたわ。
5/5、雨、個展会場にいったら、なんと!ガラスケース入りの作品『少年愛』と『少女愛』の2点がなくなっていた。
お!!売れてしまったか、デパートのスタッフがやって来たので、買ったのはどんな人だろう?と聞いたら、実はお客さまから、こんな下品な作品、今日は子供の日なのになんですか、いかがわしい、撤去しなさい‥だって。
いやはや、さてさて、まったく、いったいどんな人物だろう?
人の経済を脅かす不埒なやつは‥遠くから眺めてみたいものだ。
この社会の常識層にへばりついて、摩訶不思議な異界への扉を閉ざす偽善者、ユニークもわからない者だろう。
気に入らないものがあったらなんだろうと排除するってのは、政治家が戦争して違った考えを排除しようとするのと似てる。
自分の内面やこの作品の事も考えずに、排除しようとすぐ行動に移すその行動力、政治家のパワーと似てるね。
しかし、その人にとっての下品をこの社会から排除してしまったら、のちの子供達はその手の下品なものを一切見ることができない。
それでは、なおのこと子供らは下品を見たいという思いがつのる。
社会の大人共は子供らの見たい欲望にうまく便乗して下品場なる所を作り、お金をわんさと巻き上げる。
どんどん欲はつのり、その下品を見ることのできない子供達が、それを見たくてみたくて悪さしてしまう、、だろう、どう?


5月28日 (金)  [876] 自信

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晴々。
イイ天気が続いてますね。
昨晩は仔猫の里親候補の女の子がやって来たので、庭でバーベキュー。
この子、20代前半、仕事は何かと思えば、寂しい男の子が、一般的に迷惑メールといわれる、かわいい女の子で~す、のメールに誘われて、もしかしたらかわいい女の子に出逢えるかもしれない、そんなメールのやり取りをするのが仕事。
けっこう儲かる商売らしく、今までやった仕事で一番楽しい、などと言ってはいるが、こんなこと、人騙しているようでずーっとやってられない。
バーベキューしている間も暇さえあればほとんど友達とメールのやり取り、時々うちの庭を写しては送っている。
夜中の仕事なので、食うものがたいていファーストフードばっかりらしく、バーベキューにでたピーマン・たまねぎ・アサリ・タケノコなどに、こんなちゃんとしたもの食うの久しぶりと感動してた。
親と一緒に住んでいるから部屋代はないのに、お金は残らない。
エステに10万、あとは食べ物・洋服・アクセサリー‥
エステってそんな若いのに何してるの?
なんと!永久脱毛とやらで、何年とかかるらしい。
‥永久脱毛するのに、永久に脱毛し続けるような話しだ。
別にケモノのように毛深いわけではない感じだけどね‥
それに自分の顔は大嫌いで全部整形したいくらいだって。
‥こういうのって、若い青春期にありがちな考えに見えるが、ほとんどの人は大人になっても、形を変えてこの考えは続く‥
自分に自信が持てないんだろうね。
自信がないってのは、自分を信じられないってこと。
信じてない自分が考えた、整形すれば、というのも、そのときだけ良くって、すぐにも信じられないものになるのではなかろうか?
自分がどんな花が咲くかもわからないのに、他の花を追いかけ、先走って本来の自分の芽を摘むことはない‥


5月27日 (木)  [875] 書

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晴れ。
変な夢に、早朝起こされてしまった。
書道の大家の先生におよばれしてお酒など御馳走になる。
先生はおらず、お弟子さんがひとり。
自分の目の前のテーブルには酒やつまみ、そして大先生の作品横1mもある書が額装もされずに置かれ、テーブルの隅には、この書はこのインクで書かれたのだとインクのついた筆が置いてある‥なぜか青色のインク、それに右下にサイン?
そうかこの筆で書いているのかと、筆を持ったら、ポタリ、とインクが書の上に落ちてしまった、ワッ!すいません、インクをこぼしてしまいました。
まあ、どれどれ、とお弟子さんが、端の方だからこのように和紙を折って切ってしまえばよい。
インクのついた所を折ってきつく抑えてベリベリとハサミも使わずに切ってゆくのだが、その切っている所が先生のサインぎりぎりの所で、全体のバランスが悪い、いいのだろうか?
お弟子さん、ベリベリと切り取っているが、真ん中の所で切れが悪く引っ掛かる。
このまま力を入れていったら、和紙があらぬ方に裂けてしまうのでは、と思ったが、けば立ったもののうまくいった。
これでいい、ところで、この書は20万するから10万ほど弁償して下さい、と言う。
え"~そんな、何を言っている、切った所は僅かそれも端の方だから十万は高い、もっと安いはずだ、、と目が覚めた。
ウッ、腹の具合が、下痢だった。
トイレの中で、この書について考えたが、10万とか少し切ったから1万とか、そういった問題ではない、じゃん。
なんで酒の席にむき出しの書、インクの付いた筆、そんな大事なものをそんな所に置くってのがおかしい。
それに保険はかけてないのか?
ずいぶん大きな書なのに20万とは思ったより安いし‥
アホらし、トイレに下ったものは全部捨てまた寝た。
腹が少々スッキリしたのか、じゃんけんする夢を見て、何度やってもワシの勝ちだった、ざまァ~見ろ。


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