第12回「平成の招き猫100人展」ギャラリー
想
作品No.006 想(そう)
幅60×奥行3×高さ80cm(絵画額装)
素材:越前和紙、漆、金粉
遥かにみたものは何だったろう
 記憶のかたすみに
なつかしい古の
あざやかな夢よ
 誘われるがままに
 招かれるがままに
遠き想い出のなかの
 鮮やかなる花園に
その遥かなる種子をみちびきながら
池田峰志
Mineji Ikeda

蒔絵師

蒔絵の技法は今から300年前にはすでに確立されていて、現在も当時と同じような道具、材料を使ってその技術が伝えられています。人毛の刷毛、動物の毛の筆、天然の漆の木から採った漆、純金や銀をやすりでおろして作った金銀粉を使って制作しています。
漆器は古くから世界各地にありましたが、総称してジャパンと呼ばれ日本がそれを代表する世界一の技術を持っています。
私もその職人として技術を伝承し皆さんに漆の良さ、美しさを知っていただきたいと思っています。
作家略歴


昭和24年
39年
49年
52年
福井県生まれ(1949年)
建築大工として家業に就く 後に棟梁となり和風住宅建築を手がける
蒔絵を学ぶため輪島塗蒔絵師 磯上鳳舟氏に弟子入り
石川県立輪島漆芸技術研修所に入学
在学中 人間国宝 松田権六 赤地友哉氏をはじめ伝統工芸 日展作家の先生方より漆芸全技術を学ぶ
53年〜
55年
56年〜
平成8年
平成9年〜
平成17年
平成18年
  現代工芸石川会に所属し漆芸大作品 展覧会用作品について学ぶ
研修所を卒業 赤地友哉賞を受与される
福井県鯖江市へ移り 蒔絵池田工房設立し独立する
福井県国際交流会館新築に際し 貴賓応接室内部家具等に螺鈿 蒔絵をする
富嶽三十六景 東海道五十三次全景 忠臣蔵全土を蒔絵し大阪大丸百貨店に納入
12月 東京京橋 ギャラリーくぼたにて初個
5月 福井 YAMATOYA ギャラリーにて個展
9月 愛知瀬戸 第8回「平成の招き猫100人展」出展
10月 東京神楽坂 アユミギャラリーにて個展
平成19年   9月 愛知瀬戸 第9回「平成の招き猫100人展」出展
9月 東京谷中 ギャラリー猫町にて個展(9月27日〜10月8日)
平成20年   9月 愛知瀬戸 第10回「平成の招き猫100人展」出展
10月 埼玉川越 ギャラリー野守にて個展(10月31日〜11月4日)
平成21年   3月 群馬前橋 スペースばおばぶにて蝉丸、假家崎省吾と三人展
9月 愛知瀬戸 第11回「平成の招き猫100人展」出展
平成22年   9月 愛知瀬戸 第12回「平成の招き猫100人展」出展