3月31日 (水) [2985] 小屋
近くの小屋が取り壊されるというので出かけた。この小屋は何十年も前の小店の在庫倉庫だ。なんともまあ面白いものがいろいろありますわ。50年前の冷蔵ジャー。これは冷蔵庫が一般普及されてなかった頃のものだろう。オモチャなどもたくさんあった。マッチ一本で火のつく練炭のようなものがあり、薪ストーブの着火にいいと思ってたくさん貰って来た。やってみたらバッチシだった。コーヒー用のパーコレーターがあった。これって外国産かと思っていたのだが、こんな村にも、それも大昔に売っていたもの。大きさ三タイプが揃いいいコレクションになった。他にもいろいろ。
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3月30日 (火) [2984] チャイ
この家が猫とは知らないみたいなので警備会社の人に家猫の写真を見せた。この家は招き猫で二匹の猫が寄り添って助け合っている。この家のモデルであるチャイは僕の才能を開花させ、職を与え、楽しみを与え、いろんな美しい人間関係も与えてくれた。そのチャイが死んですぐに地鎮祭は始まり家が建った。チャイそのものが家だ。招き猫の文化は歴史上一時たりとも衰えた事はない。その長い時間もたっぷり含んでいる今世紀最大最強の招き猫の家なのだ。 この家に保険が必要だろうか? 警備が必要だろうか? チャイが睨みを利かして守ってくれるだろう。
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3月29日 (月) [2983] 火猫
保険も警備も一番は火事だと言う。そこで僕は火猫という火事にならない守り猫を見せた。警備の会社と火猫とどっちが火事から家を守ってくれるのだろう? 僕は火猫だと思う。
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3月28日 (日) [2982] 不安
新築なので保険会社や警備会社の人が訪れる。彼らは泥棒や火事の話をする。その話しを聞くまで家に付いての心配などほとんどなかった。まったくなかったと言っていい。雪や台風などに対処する大工仕事などに頭や力を使い、その問題点をこなせば家が守られているという実感が心地良かった。それが泥棒や火事などの不安な話しを聞くと、それまで心地良さだけで不安もなく楽しかった心の中に不安がむくむく沸いてくる。まったく、知識というものは。知らなければ幸せだったのに、とんでもないものだ。
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3月27日 (土) [2981] シーシュポス
ついでに今年の雪について聞いた。去年は少なく、今年は普通だって。すごい多いと思っていたのに。いろんな人に聞くがみんなまちまちでそれぞれが違う事を言う。役所は除雪車の経費で数字がでるのでわかりやすい。多い年で2億。去年は7000万。今年は去年の倍だろうと。なるほど。しかし、みんなまちまちな解答を言うのは、それぞれの村に降る雪の量が違うからだろうか? 役所の除雪車は道路だけの雪だからね。とりあえず役所の言葉が今のところ説得力があるな。それにしても雪にこれほどの金をかけているとは。シーシュポスの神話のようだ。
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