もりわじん絵日記 2009. 4
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4月30日 (木)  [2646] 家猫展初日

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 個展初日、天気はいい、楽しみの東京生活、朝は早く起きて展示した作品をチェックし、昨日の搬入展示では台がないだの台が短過ぎるだの高過ぎるだの、すったもんだしたが、それらしい空間ができ上がり、今朝も大丈夫満足し、朝食にとテラスのあるカフェに出かけ、道ゆく都会の人を眺めながら、たぶんあの人もこの人も毎日ここを歩いているのだろうと、東京での楽しい人間観察をして、個展オープンまでの時間をのんびり気持ちを落ち着かせ、11時、個展会場には途切れる事もなく大勢の客は夕方まで訪れた。


4月29日 (水)  [2645] チャイ20

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 そのおかげで、僕は粘土作家に成れたし、今度は家になってその中に住める。寺に奉納されたチャイはいつだって見れる。簡単に言うと、僕に仕事と家をくれ社会的信用を与えてくれたわけだ。お〜、チャイは立派な猫だったということですね。
 明日から『家猫』展が始まる。家猫になったチャイの模型もでます。チャイもこの展覧会を見守っていてくれる事だろう。



4月28日 (火)  [2644] チャイ19

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 チャイを初めて見たときの感想だが、この猫、変だ、と感じた。前にも猫を飼ったことがあるが、その辺りの猫と違っている。こんな猫初めて見た。スコテッシュホールドという種類で、丸い顔、耳が垂れている。猫に見えない。35歳の僕が猫作家になる大きなきっかけだった。ここから人生が一変する。年収で買ったわけ解らん動物、そりゃぁ気を使って育てたさ。



4月27日 (月)  [2643] チャイ18

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 チャイとの出会いは、粘土で猫を作り始めた頃、野良猫を見ているだけではダメだと思っていた。ふと何の気無しに近所のペットショップの前を通りかかった。その時チャイと目が合ってしまったのだ。あっ!と思った。チャイの値段が9万円。当時の僕にとって9万円は年収に近い。少しだけ悩んだが大家さんには悪いが部屋代を払うのを数ヶ月止めて買ってしまった。なにか感じたのだ。



4月26日 (日)  [2642] チャイ17

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 チャイはなかなか強い猫で他の猫に負けた事がない。強い猫は顔をケガし弱い猫はお尻をケガすると言う。チャイの顔が鼻の下の線から半分に割れそうになったことがあり、なんじゃこのケガは!こりゃあ死ぬな、と思ったが治った。医者がいうにはケモノは事故などの衝撃に遭うとそこからペロッと半分になって皮が捲れるそうだ。ほんとかな。また別のとき、耳が少しちぎれてしまった。病院に連れて行ったら、血統書付きの立派な猫なので整形しましょう、と言われた。柄にもなく少し迷ったが整形などしなくて良かったと思う。チャイの勇敢さがにじみ出てるし、別に生きるのに支障があるわけでない。本当の美しさを偽の美しさで覆うのは嘘つきだ。



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