もりわじん絵日記 2004. 12
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12月30日 (木)  [1081] エゴ

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 Fine
昨夜も遅くまでダニッ父VSダニッ娘の諍いにつきあわされた。まったく。うちの親父も諍い人だし、へろ猫チ−坊も諍い女だし、なんじゃろね、この者達は?
共通しているのは、権力的、横柄、ごう慢、自己主張激しい、根に持つ、怒りっぽい、世話好き、仕切りたがり、寂しがり屋、リーダー的、他いっぱい‥。でも問題は無反省、ま、簡単にいってエゴだね。ところが、このエゴ、話しのネタには最高の素材。いい人や弱虫が集まって、エゴのバカさ加減や事件を肴に対策・悪口・笑い話しは盛り上がる。あんなバカ見たことない、どうしたらエゴに惑わされないで楽しく暮らすか、どうしたらエゴの世話にならずに生活できるか、どうしたらエゴをギャフンと言わせられるか、どうしたらエゴに反省を促せられるかなどを話し合う。こうやって仲間の絆を確かめてる。しかし、自分のうわさ話が好きなエゴはどんな話しも嬉しいものだから、尚のことのさばる。褒められれば自惚れ、貶されれば好きな諍いをふっかけてくる。だからどんなうわさ話もエゴの元気の元。ますます弱虫達はあきれかえり腹が立ち、怒り、切れ、いつの間にか自らエゴと化す。こうやってエゴは増えてゆく。増殖するウィルスみたいなものだ。エゴは元から絶たなきゃダメ!と、お互いに相手がエゴだと絶つためにケンカ、戦争になる。しかし、よく考えてみると、元とはどこだろう?相手が元だろうか?いや、今いらついている自分自身にもエゴはいる。自分も相手も関係なく元はエゴです。エゴがうわさ話や人の嫌いなことをするのは生身になりたいからで、元は幻だから。エゴとは幽霊みたいなもの。いるようで、ほんとはいないのです。いないものと闘おうとしても解答はいつまでも出ません。心の中や頭で闘う限り、それはエゴなのです。
さて、今日は一日、家中のガラスの大掃除に励んだ。おかげで、幻やもやは消え、光がいっぱい家の中に溢れた。


12月29日 (水)  [1080] ツーン

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 First snow
雪です。まあ、たいしたことはないみぞれだと、朝方思っていたが、だんだん本格的になってきた。初めての雪に驚くマッピョとヨゾを外にだし遊ばせる。‥ところで、子猫の名前、いつの間にかこんなふうになってしまった。元の名前は真昼と夜空だったのに‥。
いつもデッキで使っているテーブルやイスを、雪を眺めるのに邪魔なのでアトリエに片付ける。
ん〜、実にイイ眺めじゃ。ワシ、生まれは雪国で、もう長い間帰ってない。帰るとしても雪の季節に帰るなんて事はまずしない。みんなは、正月に故郷に帰るらしいが、ワシ、込んでる時って好きじゃない。だから、かなり、この季節はさびしい。このさびしさ、なんともいい知れぬ心地良さがある。
マイケル・ナイマンのLa leson de PIANOというテープを流す。
あ"〜〜さびしいよ〜、かなしいよ〜、ハァ〜、ふぅ〜‥
昨夜、アヒルちゃんから、車で事故ったとメールが入った。ケガはたいしたことないみたいだが、愛車は廃車らしい。病気であんまし働けない旦那は誰とも口を聞かず釣りをしてる。年末はひとりで故郷に帰るって‥さ。
あ"〜、さびしいよ〜
デッキの上には猫が遊んだボールが一個‥
シーンとして、ツーンとして‥
アトリエの天井ではファンの影が音もなく回っている‥


12月28日 (火)  [1079] スイスイ〜

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 Fine
電気ヒゲ剃りで、頭の毛を剃る。この電気ヒゲ剃りは、20数年前にオヤジから貰ったものだと思うのだが、ちィとスイッチが欠けているので、この間、新しいのを買った。しかし、どうせヒゲも髪の毛も大量にはないので安いのを買ったのだが、ぜんぜん良くない。それで、またもとの親父から貰ったやつを使っている。さすが壊れてはいても、ちゃんと剃れる。よくまあ刃がもっているものだ‥。良く考えれば、ワシ、ヒゲ剃りなんてほとんど使わない。髪の毛がある頃は、適当に伸びたらバリカンだったし、ヒゲはハサミで切ってそのまま不精。だから、このヒゲ剃り、そんなに古くなっているわけではないのかもね‥
ところで、この往年の名電気ヒゲ剃りでも、ワシの髪の毛は剃りにくい。なぜなら、ワシの髪の毛は猫ッ毛でふわふわ。ちょっと長くなるとヒゲ剃りの編み目には引っ掛からない。スイスイとよけてしまう。電気ヒゲそりの技術は男らしい剛毛に立ち向かうもので、深ぞりするぞーだ。だから最新のやつでもダメ、と思うな。
‥力なんて、デリケートな頭を自由に扱うことは出来ないのだ。どんな権力や世の迷い事、欲、誘いには乗らず、大海を泳ぐ美しいイルカのようにスイスイよけてゆくのだ‥。剛毛電気ヒゲ剃りなんて、あたしのデリケートな肌に合うわけがない。嫌だわ、そんなの。やさしく柔らかいものを力でねじ伏せるなんて、あ〜、なんてデリカシーがないのだろう。ア〜やだやだ、デリカシーのない人って‥スイスイ〜
‥柔能く剛を制す。


12月27日 (月)  [1078] 爪きり

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 Fair
ちょっと気が抜けたみたい。なにしてたんだろう?解らんもんだ。ぜんぜん思い出せない。寝てたわけでも、ぼーっとイスに座っていたわけでも、庭に佇んでいたわけでもない。いつの間にか夕方近くになっていた。どうやって時間が過ぎたのだろう?一応、風呂入ったり絵日記書いたりメシ食ったりはしたのは知っているが、それだけにそんなに時間はかからない。怠けてた記憶もない。がむしゃらだったわけがない。他に何かしてたと思うのだが、何も思い出せない。あらっ?ほんとに何してたっけ?
と、目の前のモミジと目があった。‥モミジ、歳かな?顔、左右のバランスが悪い。ア〜そういや人の顔ってみんな左右チグハグだよね。猫もそうなのだろうかしら?どうなんだろう?けっこう左右対称な感じがするけど‥。同じ動物だからやっぱチグハグかな?それとも、人間がおかしいのかな?人間の歯って歯並びいいのってあんまりいない感じがするけど、猫とかって歯並び悪い方が珍しい、余程でない限り。野生の方が、バランスいいのができる確率高い様な気がするな‥。あっ!そうだ、猫だ、なにやってたか思い出したわ。ヨゾのお腹がザクリと切れていて傷付いているので、どこかにひっかかったのかもしれないが、猫共がじゃれたり暴れたりして爪で傷付いたのかもしれないと思い、猫の爪切りをしたのだ。それで、猫に逃げられたりして、追いかけっこをしていたのだった‥


12月26日 (日)  [1077] 自分らしくない

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 Entirely nice weather
もうバッチシの天気だ!あ"〜〜〜〜What a great beautiful day it is today!!
さて、余裕の追い込みじゃ。サササのサッサ、チョチョイのちょい、ペタペタシュッ‥
英会話、別に習いに行っているわけではないが、自己流で、どうなるかわからないのだが、けっこう楽しい。こんなもの絶対一生涯楽しんでできるものではないな、と思っていた。習うより慣れろ。慣れるには楽しむのが一番。己が楽しめるやり方でやるしかない。そのやり方でどうなるかは解らない。やり方もどんどん進化する。もしかしたら目的とは違った方向に進むかもしれない。ワシにとっては粘土がそうだ。自分や環境が楽しむ方向に流れてきたらこうなってた。別に習ったわけではない。この手がワシには合うみたい。
今のワシのやり方は、英語の本など見ないで、CDで、英会話聞いて、言ってることを聞き取れるまで聞き、解らない単語は想像しノートに書く。聞き取れてた時なんか、結構嬉しいのだ。その後、何も見ないで、その英会話と同じスピードで同じ発音でできるまで何度も真似る。スムーズに発音できてるとこれまた嬉しい。言葉覚えたての3才児の様なもんで、どこでも意味もなく使う。ペラペラになった振りだね。しかし、次の日は1才児に戻っているから、1日1歩、3日で3歩、3歩進んで2歩下がる‥んな感じで進むわけですな。最近はこの英会話の時間、コーヒータイムと一緒の、一日1時間程度が待ち遠しい、妙なもんだ。自分らしくない。教室に通って習うなんて自分らしくないことを止めたはずなのに、最後には違った意味での自分らしくないをやっているのだから、前のワシではなくなっているわけだ‥これまた嬉しい。こんな身近なところにこんな楽しみがあったとは‥


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